《名無しの英雄》27話
俺は控え室に行ったが誰もいなかった
「まぁいる訳ないか……」
対戦相手の事を知りたかったのだが仕方ない
「何がいる訳ないんだい?」
「!?」
驚いて振り向くと中的な顔をした背の高く痩せている男がいた
「あはは!いい反応だね。楽しいよ!」
いつからいたんだ?
った時いなかったと思うが…
「ん?なんでいきなり現れたのって顔をしてるね?そんなの簡単さ、ただ隠れてただけだよ?」
「……なぜ隠れる必要がある?」
「お!やっと口を聞いてくれたね!隠れる必要かい?それは君と同じ理由だと思うけど?」
俺と同じ理由?
「わかってないねー」
男は呆れたような仕草で言う
「そりゃ、相手の事を知るためだよ?」
相手を知るためだと?
「……あなたは何試合目の選手ですか?」
「んん?もちろん君の相手だけど?」
……コイツが相手か
「…なら隠れて様子を伺えばいいじゃないですか?」
「はぁ、わかってないねー。折角強そうな相手なのに先に知っちゃったらツマラナイでしょ?」
「………俺には理解できないな」
「あはは!これまで理解されたことは無いからねー」
男は爽やかに言う
すると役員の人が來て
「そろそろ準備してください」
「わかった」
俺は男に背を向けて準備に向かった
なんなんだアイツ?
強い敵なら事前の調査は當たり前だろ
だが、見ていたじかなり強いと思った
ただ立っているだけなのに隙が全く無かったし、俺が知できない隠蔽能力はありそうだ
考えていてもしょうがない……
頑張るか……
「さぁさぁ!いよいよ第3試合だ!おっと!この試合は楽しくなりそうだ!早速呼ぶぞー!赤コーナー《魔導書》のライ選手!青コーナー《死神》選手だ!」
俺は名前は登録していないから呼ばれない
俺とライはリングで向き合う
「へー、あなたが最近有名な《死神》ですか……楽しそうですね♪」
「俺は楽しくないがな…」
「今回の試合のライ選手はSランク冒険者だ!《死神》選手は最近有名になったぞ!では、始め!」
俺は部分強化を敏捷にかけライの後ろに移し、を鎌で掻き切る
が、その時にはもうライの姿は無かった
「へー、速いね……驚いたよ!」
なんで避けられた?
タイミングは完璧だったはずだ…
俺はライの方を見る
ライの手には1冊の本がある
「あ、この本がきになる?んー……流石に教えてあげられないなぁ」
「……まぁ、最初から期待はしてないがな」
「そう言われると悲しいなぁ……じゃあヒントをあげよう!僕は魔法使いだ」
大方あの本が魔導書なんだろ?
じゃああれを切れば何も出來なくなるか?
そこまで思考し、今度は真正面から切り込む
「わ!」
ライは反応が遅れ、手をし切ってしまった
「あー!僕の本が!」
俺は狙い通り本を切ることに功した
「これで何も出來ないだろう?降參したらどうだ?」
「あー、勘違いしてるよ?君」
「勘違いだと?」
「うん、大きな勘違いだ。僕の二つ名は《魔導書》だ。なら本は魔導書だと思うだろうねぇ。」
どういうことだ?
本は魔導書じゃないのか?
「僕の二つ名はね、こういう由來なんだ!《魔法を導く図書の所有者》」
「だったら本は魔導書だろ?」
「うーん……ちょっと違うんだよねー」
何が違うんだ?
「つまりね、こういうことなんだ!」
ライがそう言うとライの後に大きな書架が出てくる
「僕はね、普通の魔法以外の魔法を使えるんだ!」
ライは爽やかな笑顔でそう言った
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