《名無しの英雄》28話
ライがそう言うと後ろにある書架から1冊の本がライの手元に飛んでくる
「僕の書架はね、普通じゃ出來ないことを出來るんだよ?凄くないかい?」
「……あぁ、それは凄いかもしれないがそんなペラペラ喋っていいのか?」
「構わないさ!僕の魔法は対策を取れないのが多いからね」
ライは自信満々にそう言う
「へー……じゃあ見せてもらおうか?」
「うん、魅せてあげるよ」
ライはニッコリと笑う
「<書架よ>」
そう呟くとライの前に大きな本が出てくる
「<剣となれ>」
大きな本が長剣に変化する
「面白いスキルだな」
「そう言ってもらえると嬉しいなぁ」
ライはとても嬉しそうに言う
「じゃ、そろそろやろうか」
「あぁ、そうだな」
俺は部分強化を敏捷にかけ、ライの橫から攻撃をしようとする
「<書架よ、盾となれ>」
俺が鎌を振る直前に盾が出現し、鎌が弾かれてしまう
「<書架よ、槍となれ>」
ライは槍を出現させ投げてくる
俺は辛うじて躱すことが出來た
一旦距離を取ろうとするが
「<書架よ、戻れ>」
ライが呟くと投げた槍が戻ってきて俺を貫こうとする
「!?」
反応が遅れ、左腕にし攻撃をけてしまった
「へぇ、やるな……」
「まだまだこれからだよ?」
ライは爽やかにそう言う
「<書架よ、弓となれ>」
俺に矢が飛んでくる
矢はそれなりに早いが避けられないほどではない
「<書架よ、結べ>」
ライが言った瞬間に辺りに刺さっていた矢が俺に向かって飛んでくる
「なっ!?」
俺はすぐさま闇屬魔法で影へ逃げ込む
影を伝いライの後ろに回り込む
影から出ると同時に鎌を振るうが…
「そんな魔法を持っていたのかぁ」
そんな聲が俺の後ろから聞こえる
なんだ?
なんで位置がズレている?
「その顔は不思議そうな顔をしているね?流石に答えは教えられないかなぁ」
期待している訳では無いが聞けたら楽だったのにな
そう考えて俺はライに向かって駆け出す
今度はライに攻撃を仕掛ける直前に気配遮斷を使い後ろに回り込む
「!?」
そして鎌を振るうが
一瞬にしてライが消える
「ふぅ、危ないな」
なんだ?
消えたな……恐らく転移系のスキルか…
「転移系のスキルか……厄介だな?」
「………」
ライはし無表になり、すぐに笑顔になった
「はぁ、しょうがないなぁ……」
そう言うとライは本を閉じて
「<書架よ、槍になれ>」
本は槍になりライは構える
「君は接近戦で倒した方が良さそうだ」
そりゃそうだろうな…
遠距離攻撃をしても俺は影に潛ればいいだけだからな
「じゃ、いこうか」
そう言うとライはこちらへ突っ込んでくる
「はあぁ!」
袈裟斬りに槍を振ってくる
それを俺は躱し、ライのを狙って鎌を振るう
ライは用に槍の柄でけ止める
鎌を弾いた流れで突いてくる
それを避け、鎌を振るう直前に気配遮斷を使い後ろに回り込み、首を狙って鎌を振るうが
ライはそれを察知し、しゃがんで避ける
が、俺はすぐさま影をかしライを絡めとり、けなくする
ライは抵抗するがけない
「降參するか?」
俺がそう提案すると諦めた表で
「あぁ、これは無理だ。降參するよ…」
こうして俺の1試合目は勝ちに終わった
「お疲れ様!主人様」
「あぁ、疲れたな……」
1試合目からあの強さだと先が思いやられるな……
「あの人強かったね?」
「確かに強かったな。出場者は全て強いのかな?」
「そうでもないと思うよ?2試合目の人は弱かったもん」
あ、そうか俺は控え室に行ったから見てないのか…
「ならいいんだ。全員があんなに強かったら苦労する」
「ね!……スズの相手はどんななんだろ?」
スズには是非決勝まで來てしいな…
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