《名無しの英雄》34話
「さぁ!今日は決勝戦です!赤コーナー《死神》選手!青コーナー《戦乙》スズ選手です!では…始め!」
俺はスズと向かい合っていた
「さて、全力でやろうか…」
「うん、主人様……全力でやるよ?」
お互いに殺気を飛ばす
「くっ!」
スズの剣に右腕を切り裂かれる
返す刀でスズの足に鎌を突き立てる
「っ!」
俺は気配遮斷を使って背後に回り込み鎌を首に向かって振る
それをじ取ったスズが<鉄壁>を使いやり過ごす
……何気にスズが初めて<鉄壁>を使ったな
俺たちはお互いの戦い方やスキル、魔法をわかってる戦っている
だから俺の気配遮斷は通用しないし、スズの鉄壁の弱點もわかっている
だがスズと俺は高速でき回っているために正確な攻撃ができない
どうしてもムラがでるし、荒っぽくもなる
スズは武の都合上程が長く、攻撃力がある
俺は程も無ければ攻撃力もスズほど無い、だが俺には鎌の武の形を最大限使える事になる
「はっ!」
俺は鎌を振りかぶりスズに向けて攻撃を放つ
それをスズは盾で防しようとするが…
「わっ!」
俺はもう一歩踏み出して盾の外側から刃を侵させる
それをスズは反応して避けると同時に剣をこちらに振ってくる
俺は部分強化を敏捷にかけ、避ける
……中々決著がつかないな
オマケにスズは回復魔法を持っているため一撃でキメないと回復されてしまう
俺にそんな攻撃力があるかと言うと微妙な所だ
幸いスズはそれなりの防しか著ていないのが救いか……?
そこまで考えた所でスズが真正面から突っ込んできて盾で俺の視界を塞ぎ両手で剣を振る準備をしている
「……利用させてもらうぜ?」
俺は不敵な笑みを浮かべる
俺からスズが見えないって事はスズからも俺が見えないんだよなぁ
次の瞬間スズは心臓を破壊されて負けた
目が覚めると控え室にいた
「ん……」
起き上がると橫で主人様がウトウトしている
「主人様、起きてー」
主人様を揺らす
「ん……なんだ?」
「あ、起きた。試合はどうなったの?」
そう私は気づいたらここにいた
「あぁ、引き分けだぞ」
「引き分け?」
主人様は苦い顔をして言う
「ちょっと俺の不注意のせいでな…」
主人様から聞いた話によると私が剣を振ろうとした時に主人様が飛び上がり気配遮斷を使い視界から完全に消えたという
それで鎌を振り私の心臓を一刺したらしいのだが……
「なんで引き分けなの?私は負けたんじゃないの?」
「あぁ、それはな……」
どうやら心臓を破壊したすぐあとに私の剣が主人様のを真っ二つにしたらしい
私は死んでいたから知らないけど…
「という訳で俺たちは同率1位だ」
「うーん……ま、いっか…」
ちょっと不満も殘るが1位だし…気にしないでおこう
「このあと表彰式があるから來れるか?」
「うん、大丈夫」
私はベッドから降りて會場へ向かう
「今回の優勝者は《死神》とスズとする。明日にはエキシビションマッチとして武帝と魔法帝のどちらかと戦えるぞ。2人はそのどちらかを指名してくれ」
「わかった。俺は武帝がいい」
「私は魔法帝がいいです」
「了解した。もしも勝てたのなら全帝と戦うことができるので頑張るように」
「わかった」
こうして大會は優勝したのだった
チラッと観客席の端を見ると白いフードのヤツがいた
どうやら微笑んでいるような雰囲気をじ取れる
「なんだ?アイツ」
「ふふ、楽しみにしてるよ?」
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