《名無しの英雄》35話
「今日はエキシビションマッチです!最初に《戦乙》スズ選手から試合します!試合形式は大會と同じです!では…始め!」
私と魔法帝はリングで向かい合っていた
魔法帝は真っ青なローブを目深く被っていて顔も別もわからない
だが確かな威圧だけは漂ってくる
「……どうした?來ないのか?」
聲も変聲機を使っているかのような聲をしている
「………」
私も攻撃をしたいのは山々だが……隙がなさすぎて攻撃しようにも出來ない
「來ないならこちらから行くが……」
そう言うと魔法帝の周りに魔力が集まってくる
「<我が命ずる、雷よ暴れろ>」
そう唱えると空から無數の落雷が降ってくる
「!?」
盾を使いながら避ける
しかし數が多すぎて捌ききれない
「っ!」
し右腕に掠ってしまう
掠っただけなのに腕が痺れて剣を落とす
「へー……これをかすり傷だけで留めるか…」
かすり傷とは言うがさっきから右腕の覚がない
「じゃあ、ちょっと本気で魔法を使うかな…」
「!?」
さっきのは本気じゃなかったの?
「<我が命ずる、摂理を紐解き森羅萬象の法理に逆らえ>」
魔法帝が唱えると先程とは桁違いの魔力が集まる
「<発>」
魔法帝が呟いた瞬間に世界が暗転した
俺はスズと魔法帝の試合を見ている
「……まぁそりゃそうだよな」
この試合も俺の試合も勝てるなんてサラサラ思っていない
寧ろ俺の方が勝てる確率はないだろう
相手は武帝だしな…
まぁそれは置いておいて
スズの試合を見ているといきなり落雷が降ってくる
それを必死にスズは躱すが右腕に攻撃をけ、剣を落とす
「「「わぁぁぁぁ!」」」
観客は盛り上がっているが俺はそうは思わない
「魔法帝め手を抜いてやがるな」
魔法帝と呼ばれるにしては魔力の量がないしあれなら魔法の才能がある人なら出來るだろう
そう思った瞬間に世界が黒く染まった
私は何を見ているのだろう?
何故重力が無くなっている?
何故けない?
何故
何故……
魔法帝が呪文を唱えた瞬間に世界が一瞬暗くなりそこからは不思議な事な起きている
「あははっ、驚いているね」
魔法帝の聲が戻っている
年……?
「ここは世界の理が通用しない世界だ」
魔法帝はこちらに歩いてくる
「だから…」
目の前まで來て私を軽く押す
「!?」
それだけで私のは面白いぐらいに飛び、壁にぶつかる
痛みはそれほど無いが……けない
「例えば重力とかもこの通りだ」
そう言った瞬間に私のは重力で沈む
「!!!」
1歩もけずに嬲られる
「じゃ、そろそろ終わりにしようか…」
魔法帝はこちらに近寄ってくる
「じゃあね?」
そう言う魔法帝は機械のような目をしていた
次の瞬間には意識を失っていた
俺は黒い世界でスズが何も出來ずに負ける所を見ていた
「……これが帝の力か」
そう言うと俺の口は三日月のように微笑んでいた
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