《名無しの英雄》36話

「次の試合です!《死神》選手の挑戦です!では…始め!」

武帝は構えもせずにそこに佇んでいた

はなんだあれ……?

刀か…?

「どうぞよろしくお願いしますね?」

丁寧な口調だな…

「あぁ、こちらこそよろしく」

武帝は赤いローブを被っている

聲的にどうやらのようだ

腰には2mほどある長い刀が収まっている

だけで言えばスズといい勝負が出來そうなじだ

「ではやりましょうか」

俺は頷きながら鎌を構える

「では…《武帝》レナ參ります」

そう宣言すると一瞬で俺の懐まで詰めて居合切りをしてくる

俺はそれを予想していたので危なげなく迎撃する

レナ自の力はそれ程強くはないが…

「っ!」

速すぎて見えない…

俺も部分強化を使って追いつこうとするがそれ以上の速さでいている

今度は袈裟斬りにしてきたのでそれも迎撃するが今度はその弾かれた力を利用してごと一回転して下から攻撃してくる

流石にそれを予想出來ずにし足を切られる

レナが攻撃を緩める事はない

攻撃が終わると次はの筋を使って全力で右の橫なぎをしてくる

俺はそれを流そうとするが…

「なっ!」

鎌が押し負けて弾かれる

そしてまたレナはを回転し左の橫なぎの攻撃をしてくる

それを避けようと俺は後退するがそれすらも読んでいるのか大きめに1歩を踏み込み攻撃してくる

ならば……

俺はレナに突っ込む

「!?」

レナも予想していなかったのか攻撃を中斷する

そして今度こそ距離を置いた

「強いですね?貴方」

「そう言って貰えると嬉しいな」

「ではしだけ本気でやりましょう」

だろうな……

今までは手加減してこちらの力量を測っていたのだろう

レナは刀を構えてしだけ足をかす

「〈地法〉」

そう言った瞬間にはレナがすぐ近くにいた

俺はしだけ驚くことはない武帝ならばこれぐらい簡単にやるだろうなとは思っていた

レナは刀を真上に振り上げ

「〈紅月〉」

そう唱えるとしだけ時間がゆっくりになる

刀を振り下ろすのがブレて見える

しかし見えていて避けたいのにかない

レナの目がしだけ見える

目は紅く染まっていた

そこで俺の意識は途切れた

「ん………」

俺は目が覚めると醫務室のような場所にいた

隣にはスズが寢ている

試合はどうなったのだろう?

ダルいでベッドから降りて會場の方へ向かう

廊下を歩いていると向こうから白いフードのヤツが歩いてくる

「ねぇ、君」

「……なんだ?」

「《武帝》と試合してどうだった?」

「強かったが?」

「……そうかい…ならいいんだ」

そう言って白いフードのヤツは歩いて何処かへ行ってしまった

「なんなんだ?アイツは」

俺は疑問に思いながらも會場の方へ歩いていった

會場へと続く部屋にるとそこには《武帝》と《魔法帝》がいた

「あぁ、起きられたのですか」

と武帝が言う

「あぁ、試合はどうなったんだ?」

「それなら私が勝ちましたよ」

「そうか……」

殘念そうに俺が言うと

「いえ、結構強かったですよ?驚いた場面もありましたし」

と武帝

「あぁ、お前にしては珍しかったな?」

へー……そんな珍しいのか

「ええ、正直焦りましたね。だから〈地法〉と〈紅月〉を使ったのですが」

「あぁ、そうだ。その2つはスキルなのか?答えられるなら答えてくれ」

「〈地法〉と〈紅月〉ですか?これはスキルではありませんよ?ただの技です」

「やっぱりな……ありがとう參考になったよ」

そう言って俺はスズの容態を見るために醫務室へ戻った

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