《名無しの英雄》48話

スズが寢た頃俺は起きてスズの寢顔を見ていた

「………」

俺の手には今日手にれた〈不老の薬〉がある

「………」

薬を見つめ、スズをまた見つめる

そして俺はスズに薬を使った

「主人様!昨日何したの!」

スズが珍しく怒っている

「………〈不老の薬〉を使ったが?」

「なんで私に使ったの!?」

スズは憤慨している

「………俺は復讐をしたら生きている意味がないからな」

目を伏せながら言う

「………」

「スズは目的のない俺を生かしておくのか?………間違いない……それは地獄以上の何かだ」

生きている意味を失って生きるほど俺は神力がある訳でもない……ましてやずっと生きているなど俺は間違いなく発狂するだろう

「……それでも私は………」

スズは目を伏せる

「主人様は私に何をむの……?」

俺がスズにむこと……

「俺は……スズに生きていてしいと…思っている………そのために薬を使ったんだ」

スズの目は涙で濡れている

「………主人様がむなら……私は生きる」

「そうか……ならいい」

ギルドに行くと付さんから聲をかけられる

「あ、お2人さん。皇帝様が呼んでいましたよ?」

「城にか?」

「ええ、そうです」

城か……行ってみるか

「わかった。今から向かう」

俺たちはギルドから出て城に向かった

「あ、來てくれたね!実はお願いしたいことがあって呼んだんだ」

キングレオは言う

「ちょっと私の甥っ子が行方不明になっていてね……探してしいんだ」

行方不明?下手すると國際問題にもなるんじゃないか?

「ははっ!予想どうりだ……ちょっとした國際問題になってる。だから君達を呼んだんだ」

「なんで俺達なんだ?」

「へ?だって君達なら見つけられるでしょ?」

「………」

「しかも信用出來るし……これ以上の人選は無いと信じたいが……どうかな?」

キングレオは自信満々に言う

「よく俺達をそこまで信じられるな?」

「當たり前だ。私がこれまでどれだけ腹黒い商人やら貴族を相手にしていると思っているんだい?」

的な笑みで答える

「………同するよ」

「ありがとう……それでけてくれるかい?」

「あぁ、わかった。最善を盡くそう」

「よろしく頼む」

「その甥っ子の絵とかないか?寫真でもいいが……」

「あぁ、それなら……これでいいかい?」

キングレオは絵を差し出してくる

「………これは」

スズにも見せる

「うん、これは……」

そこに描かれていたのはダンジョンを視察した日に見た豪華な服を著た年だった

「さて、何処から探そうか……」

「居るとしたら……闇組織?」

……1番最初に聞いて闇組織が出てくるあたりヤバイよな…俺に毒されているのか?

「じゃあスラムとかで聞き込みするか」

「うん、わかった!」

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