《名無しの英雄》61話

作戦決行の日

「じゃあチェス送ってくれるか?」

「…………わかった」

俺達は手を繋ぐ

「………〈瞬間移〉」

次の瞬間には謁見の間にいた

「なんだ!?」

突然謁見の間に空間の歪みが出來た

「よ、久しぶりだな」

そこにはかつての親友と犯罪者共がいた

謁見の間に飛んだのは良いもののキングレオと誰が戦うんだ?

「ボクにやらせてくだい」

レオンが聲を上げる

「……わかった。任せるよ」

シトウがレオンの肩に手を置いて言う

「はい……ボクがどうにかします」

まぁ間違ってもレオンが死ぬ事はこのメンバーなら無いだろう

レオンは1歩前に出た

「叔父さん、ボクは……ボクの信じる道をいきます」

「………」

そして戦いが始まった

ボクはこれまでの人生の中で毆り合いは疎か、喧嘩すらマトモにして來なかった

それは一概に次期皇帝という肩書きのせいだろう

だがボクは叔父さんが間違っているからその道を正す

「ボクが……皇帝になる」

「……言っておけ」

キングレオが立ち上がる

そして両者とも戦闘態勢に

「〈旋風〉」

徐にキングレオが魔法を唱える

魔法帝と比べるとそれは大人と赤ちゃんの様な差があるが普通の人からすればその魔法でも十分な兇となる

「うわっ!」

ボクは無様に飛ばされる

「お前に勝ち目などない……そこのお前らもな」

シトウ達に向かってキングレオは言う

「………ボクは…」

レオンが無様にキングレオの魔法によって飛ばされる

キングレオが何か言うがそれは耳にってこない

何故なら…

「……ボクは……」

レオンが見に見えて変化する

そもそもレオンはい風貌でひ弱な印象をける黒髪の男の子だ

それが今では…

「ボクは…アナタの道を正す」

大人の姿になり髪は紅く染まっていた

「!?」

いきなりレオンの姿が変わりキングレオが狼狽する

レオンは1歩踏み出す

「!?……〈旋風〉!!」

キングレオの魔法はレオンに直撃するがしもじない

「無駄です…」

言い終わった瞬間にはレオンはキングレオの後ろにいた

「!?」

キングレオは辛うじて振り返るが一瞬で意識を絶たれた

「ボクは……皇帝だ」

そうレオンが宣言した

「いやいや、素晴らしいな!」

「「「「「!?」」」」」

俺達の後ろから聲がしたので振り返る

そこには黃いローブを著たヒトがいた

「そう驚かないでくれ給え」

朗らかに言う

「儂は報告に來ただけだ」

「報告だと……?」

ふふふと笑う

「じゃあ話すかの……貴様らは儂らを敵に回した……覚悟せい」

「どういう意味です?」

「そのままの意味だ。儂らはイースで待っておるぞ?」

それだけの言葉を殘して消えた

「まさか……」

シトウは顔を青ざめて呟くがそれは誰にも聞こえなかった

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