《異世界転移するような人が平凡な高校生だと思った?》2話 平凡な生活 II
 先生からの死刑宣告をけ取った後、俺は教室に向かった。その間、まだ高1なのに先生に目をつけられたらどうしよう。とかそんな事しか頭に浮かばない。
 
 教室のドアを開けると晝休みだったらしく、そこまで注目を浴びずに席に著けた。
「お、祐、ついに妹に想つかされて、目覚めのチューが貰えなくて遅刻したのか?」
「誤解しか招かない事を言うんじゃない。んな事するわけないだろ...手を繋ぐくらいだよ」
「お前それマジで言ってんの?引くわ」
「冗談に決まってるだろ...」
 こいつは馴染の坂上 蓮さかじょう れん、ただのイケメンだ。
そして俺はシスコンじゃない。手を繋ぐくらい別に誰でもするような行為だ。うん俺正常。
「まぁどうせ土曜日と思ってたけど、家族が騒がしくなくておかしいと思って、確認してみたら金曜だったとかそんなとこだろ?」
「お前、俺の部屋に監視カメラとか付けてる?」
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蓮は何故か無駄に察しがいいのだ。無駄にな。
「付けてるわけないだろ。祐の家族の行パターンと、お前の考えてることが分かり易すぎるんだよ。」
「普通に俺の頭ディスってくるのやめてくれない?それに仮にそうだとしても蓮の察し能力は異常だよ」
「2人で何話してるの?」
「ん?あぁ、香山さんか、いつものくだらない話だよ」
「祐、何回も言ってるけど、さん付けやめない?馴染なのに、祐からさん付けとかされると、違和しかないんだけど」
 急に話しかけてきたこのの子の名前は、香山 麗華かやま れいか、黒髪で腰までびてる髪はを失ってなく、とても艶やかで正直手れが面倒くさそうってのが俺の想。
 容姿端麗で、名前の通りとても可く、學校の中でも1位2位を爭うほどの容姿だ。それに加えて、この人懐っこい格もあり、皆の憧れの的だ。なお、はダントツでトップ。ここ重要 テストに出るぞ。
 この人も馴染だがそれは稚園までの話。それからは香山は親の都合で転校して、高校で奇跡的に再開した。
 蓮とは小學校からの付き合いだから香山とは接點がない。馴染の馴染という不思議な関係だ。
「いや、そりゃ稚園の頃の話だし容姿も変わってるしで、正直急には親近が湧かないんだよ」
「それにしたって距離遠すぎだよー!それに稚園以降1回だけ會ったじゃん!」 
「はい?稚園の時以外會った記憶がないんだが....?」
「あ、ひどーい。まぁうちのお母さんが祐のお母さんと知り合いだから、私が中學の時に、久しぶりに祐の家に挨拶に行くって言うお母さんについてった時に、私が一方的に祐を見たってだけなんだけど」
全て初耳なんだが。
「というか、それなら話しかけてくれば良かったじゃないか」
「家の前まで車で來た時には、祐が自転車で出ていく瞬間だったから無理だったんだよぉ〜」
「それは絶対會ったとは言わない....」
と言うか中學ってあの時は.....良かった。會ってなくて、もしあの時期に會ってたら、香山になに言ってたか分からないしな。
「おふたりさん。仲が良いのはいいんだが、もうHR始まるぞ〜」
「あ、坂上くんだっけ?一応祐の馴染の」
 なんか今、最後だけ棘のある言い方だったが蓮は気にしない様子で──
「そうだよ。小學校からだから9年ちょっとの付き合いだ。君も一応祐の馴染なんだってな?付き合い3年くらいか?長いんだな(笑)」
「なっ!?」
 蓮がこんなに煽ってくるような奴だと思わなかったんだろう。驚きながらも怒りをわにして顔が完全にトマト狀態だ。
「い、いい言ってくれるわねっ!こっちは質が違うのよ質が!!」
「質の高い仲というのは、さん付けが定番なのか?」
「もー!!うるさいわね!なによ!私と祐はもう結婚する約束までしたんだから!」
「祐、お前それは稚園児だからってベタすぎだろ」
「絶対言ってない.....」
 そう言って俺は頭を抱えて蹲るうずくま。
そんな話をしてると、教室のドアが開き先生がってきた。
「はーい、では午後の授業を始めますよぉ〜席についてください〜」
 先生の呼びかけでゾロゾロと周りの人たちが席について行く。
「覚えてなさいよぉ....」
 香山は、どっかにいそうな、負けたヤンキーの捨て臺詞のようなものを殘して自分の席に座っていく。ちなみに香山の席は廊下側の真ん中の席だ。
 俺と蓮は、窓側の1番後ろという特等席。俺が後ろで蓮が前の席だ。
席に著いてからも香山はこっちを睨みつけていた。
「おい、あれは煽りすぎだろ一般人なら発狂してるぞ」
「祐、お前もお前で酷いこと言うな......反応が面白かったんでついな、それより祐、ちゃん先生が時折、うっとり顔でお前を見てるのはなんだ。吐け、親衛隊に報告する」
「何もしてないからそれだけはやめろ」
「じゃあ、あの顔はなんだ?」
と蓮に言われて見てみると.....
「いつも先生はあんなじだろ?」
「はぁこれだから鈍クソ野郎は」
「待て、聞き捨てならんどういうことだよ」
「自分で気づけ」
そんな事を言って蓮は前を向いて寢始める。おい先生が涙目だぞせめて號令かけてから寢ろ。
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