《異世界転移するような人が平凡な高校生だと思った?》20話 脅威 IV

そこは真っ暗だった。何もなく、何も聞こえず、そして何もじない。

.....そうだ。俺はミノタウロスに切られそうになっていたティファを庇って....死んだ........のか?

─────貴方....だれ?

突然そんな聲が聞こえてきた。知らない聲...だが知ってる聲だ。これはいつもの夢。

ってことは俺はまだ死んでいないんだろうか....

それにしてもいつも一方的に話しかけてくる奴が誰とは失禮な。まともに會話などできたことないから仕方ないのか?

─────ねぇ、貴方は強い?

俺か?俺の強さ.....まぁ簡単に示すとすると。

腹筋100回くらいはできる。

─────なら、この世界....貴方に託すわ。

いやいやいやいや、おかしいって。

腹筋100回出來ることに何をじたんだよ。何も救えねぇよ。

─────でも一つだけ、知っておいて。もしこの世界が滅んでも貴方のせいじゃない。貴方は悪くないから。

うん。俺のせいじゃないよ。當たり前だよ。人選ミスだよ。

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ってかこれさ、俺に言ってるんじゃない気がしてきた。何となく會話が一方通行だし。これ俺に言ってる言葉じゃないな............それはそれで恥ず!!

────だから....生きて。ア##。

*******************

「..ん....ここは」

目を開けるとまず見えたのはぽっかりとあいた天井。そして空いた天井を除くが暗くて一番上までは見えない。

「よく見えないけど絶対高いよな....あれ....」

よく生きてたもんだよ....。しかもミノタウロスに切られたと思っていたも服は切れているが特に傷もなくも出ていない。

「もしかして、ステータスのせいか?」

1萬オーバーの俺のステータスがミノタウロスを圧倒し、地面が崩れ落ちて最低でも100mくらいは落下したはずだ。それで無事となると....正直化けだな....

「まぁ生きてるんならいいか...それにしてもあのミノタウロスも一緒に落ちたはずなんだけどな....もしかして無傷の俺を見て逃げたとか?あり得るな。あのミノタウロス牛にしては行がおかしかったからなぁ。」

まぁあの牛がいても殺されはしないけど武々にされた俺にとってはこっちから殺すことも出來ないからいなくて助かったけどな。

そう考えながら崩れ落ちた瓦礫の殘骸に座り込む。するとその殘骸がピクッといた。

「ん?この瓦礫そんなに脆いのか。座るなら慣らさないと無理だなっ!っと」

そう言いながら瓦礫を踏む。

だがそれは最悪のミスだった。

「グァァァァァァァァァ!!!!」

瓦礫の中からミノタウロスがいかにも怒っているというじで豪快に出てきた。

「え......」

マジで今心臓が止まった気がする。ってかどうすんだよこれ。1番考えたくなかった考えが當たっちゃったじゃねぇか

「グルルルルル」

ん?でもこいつし戸ってない?俺が無傷ってのがしは効いてるんじゃ?

「....でもこれいたら殺られそうだな....」

「......」

ミノタウロスはずっと俺を見て黙り込んだままだ。

「.....ニン.......ゲン........」

「.....え?」

今、人間って言った?....いやでも流石にそれは...でももし意思疎通が出來るなら々と希が出てくる。試してみるか。

「俺の 言葉  が  分かるのか?」

しカタコトにして言ってみた。どうだ?これでなにか返せれば多分確実にこのミノタウロスには知能がある。

「.......シネ」

「え、ちょ」

この牛野郎いきなり剣を振り回してきやがった!!

ダメだこいつ!知能があっても考えてる事は戦うことだけかよ!!

ミノタウロスは剣を振り回しては突進したりまた振り回したり。取り敢えず俺を切りたくて仕方ないらしい...

仕方ない...こうなったらッ!

逃げよう。

*******************

ミノタウロスから逃げ後ろ全く見ないまま全力疾走していたら泉のような場所にたどり著いた。

はいないようだ。ミノタウロスも巻いたしここで休憩しよう。と思い泉にダイブする。

「ぷはぁ〜!あー生き返るー.....」

今日は走ってばかりで汗だくだったのですごく気持ちよくじる。

「ってかダンジョンの泉なのに警戒心もなくるとか....毒だったらどうするんだよ....」

ってから冷靜になる。これが溶ける泉とかだったら笑顔で死に逝く自殺志願者になるところだった。

「....出るか。」

全く害がないとも限らないし。

泉から出て、座るには丁度よさそうなコケに座る。

「それにしても....どうすっかなぁ....何回層まで落ちたんだよ俺.....」

どうにか上に上がりたい所だけど....

落ちた階層によっては強い魔がうじゃうじゃいそうだからな...まずは調査..でもまずはその前にちょっとステータスカードももう一回整理しよう。

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名前: 佐野  祐

種族:人間

Lv:  20

力: 10850

攻撃力:10550

力:10260

魔力:20080

知力:10690

運:20550

スキル:

言語理解、進化、魔法適正、幻刀

稱號:

転生者

転移者

######

######

######

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1つレベルが上がってるな。まぁミノタウロスと一瞬でも剣をえた事でなからず経験値を貰えたのかもしれない。

でもおかしい。ステータスが全然上がってない。

 いや、まぁこれが正常なんだけど。でもそうなると前のステータス上がり方は本當に不自然だな。

 あ、もしかしてこの進化っていうスキルが影響してるのか?発條件は分からないけど。もしそうなら凄いチートスキルだな。

ミスラさんナイス。

「それにしても、この稱號欄本當どうなってんだかなぁ.....ん?なんか泉が盛り上がって......?まさか!魔か!?」

またミノタウロスみたいなのが出たら堪らないと直ぐに逃げる用意をする。だが出てきたのは。

「ぷふぅ〜.......」

銀髪の髪。意外とある。そして妹と同じくらいの長....って...........

「あ、お久しぶりですね。し顔が変わりましたか?」

「....ミ.......ミスラァァ!?」

「うるさい下民ですね。ばなくとも分かるでしょうそんなこと。」

「いや...だって、なんでここに......」

「暇だったので」

「理由適當かよ!!!噓でもいいからもうし真っ當な理由にしろ!!」

「じゃあ....実は、神界に突然數千の悪魔が押し寄せてきて、神々たちは、いきなりの悪魔との戦爭に....そして私は神王を刺してこの世界に逃げてきたのです.....」

「そんな深刻な設定いらない!そしてなんで最後神王刺す意味があった!?」

「あぁ言えばこう言う下民ですね。」

「はぁ....そもそもこの世界に來れたのかよ....」

「勿論です。貴方が前にいた世界にも訪れたでしょう。頭が回らない人ですね。」

「なに?ほんと何しに來たの?理由が適當だったら泉の奧に押し返すぞ?」

「貴方のサポートに來たんですよ。」

「サポートって.....」

それこの世界に來た瞬間にしかったやつだよ。遅すぎるよ來るの.....

「まぁでも助かった。今現在めちゃくちゃ困ってる狀況だ。ダンジョンの外にワープとか出來ない?」

 

 まだ地球にいた頃、ミスラがなんかワープっぽいことをしてたのを思い出し、どうにかそれが出來ないか期待する。

「それが、この世界はし特殊でしてね。

神が、この世界に降臨する為には、仮の人間のを通して、來なければいけないのです。」

「....つまり?」

「今の私は冒険者でいうレベル1です。使いになりません。」

「堂々言うなよ.....ってかそれめっちゃピンチじゃね?」

「......そんな事はありません。」

「..さてはお前あれだろ?まさか俺が危ない所にいるとは思わずに後先考えずに俺の所に來たとかそんなところだろ?」

「....貴方も大概人の心を読みますね。憎たらしい。」

どーすんだこれ......

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