《異世界転移するような人が平凡な高校生だと思った?》68話 デート II
 
 俺とミスラは繁華街へと足を進めた。俺はレイラさんに聞いたオススメの店やデートスポット。また、行く順番もレイラさんに言われた通りにした。
 そうして順々にデートが進んでいくうちに、俺とミスラは気づいた。
「「観みたいだな(ですね)」」
 珍しい食べやいろんな種族の人達が街を歩いているさまは、デートと言うより、外國に観に來たというじの雰囲気で、ドキドキより好奇心が勝ってしまう。
「どうしてこうなったんだろうなぁ」
「ですね〜」
 レイラさんのアドバイスは素直に助かった。実際、デート自はつまらない訳じゃないんだ。むしろ楽しいんだけど...
「初デートをお互いよく知らない異世界でするのはタブーって事だな」
「言わなくたってそんな奇跡的狀況、滅多に起こりませんから」
 まぁ、確かに
「帰るか?」
「.....祐、どこか見晴らしのいい場所とか、聞いてないんですか?」
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 俺がレイラさんにアドバイスを聞きに行った事に気づいているのは、まぁいいとしよう。
「一応聞いてるけど?」
「じゃあ、そこに行きませんか?」
「あぁ、うんいいけど」
 俺はとっくにデート気分じゃ無くなってるけど、ミスラが行きたいって言うんなら行ってみるか。
***
 街の見晴らしの良い場所。レイラさんからは聞いてはいたけど、なんだかデートスポットには不向きらしいという事でスルーしていた。
「ここか」
「へぇ、デートスポットに不向きというから、見晴らしが悪いのかと思いましたけど、そんな事ないじゃないですか」
 街の裏山を登り、著いたところは街の全を見渡せるほど見晴らしがいい場所だった。これほどの見晴らしの良さであればデートスポットとしては完璧だろう。著いたところにはベンチもあった。問題點をあげるとすれば一つだけ。
「相當の登山好きなカップルならな」
 そう、街の裏山はそこまで高くはないのだが、意味わからないほど急なのだ。ほぼロッククライミングするくらいの。ここをデートスポットとして広めようした奴は頭がおかしいんじゃないか?
 
「仕方ないでしょう。この景を見れば、デートスポットにしたくもなりますよ」
 確かに、景に関しては満點だった。耳をすませば街から賑やかな人々の聲が聞こえてくる。
「祐、し話をしませんか?」
「ん?..あぁ、別に話くらい幾らでも」
 するとミスラは急にかしこまり、真面目な雰囲気を醸し出した。
「祐は、まだ私を助けようとしていますか?」
 助ける。その言葉はきっとダンジョンでミスラが言った『役割』のことだろう。こちらとしては「助ける」と言うよりは「手伝い」をするってじなんだが。
「そりゃもちろん」
でも何故そんなことを聞くのだろう。ダンジョンでのミスラはその事に関しては了承してたように見えたけど。
「自分のステータスにとてつもない縛りがあったとしても?」
 あぁ、何だ、そんな事を考えてたのか。なら俺の答えは決まってる。
「例えスキルもステータス自が無かったとしても、俺は何としてでもお前を救うよ」
 戦えなければ頭を使う。どんな事をしてでもし遂げる。俺がそうしたいんだ。
「...やっぱり、そうですよね......あなたはあの時、‘‘大切な人が守れるなら’’と言いましたね。なんで、會ったばかりの私のことを..その.....たいせつ...と言ってくれたんですか?」
「あれ?俺言ってなかったっけ?」
「言ってませんよ」
ミスラはジト目で俺を睨む
 それに俺は苦笑いしながらも、當たり前というじでその言葉を口にする。
「正直、わからん」
「そうですか..やっぱり私のことがす.....はい?」
「いや、だからわからないんだって。なんというか、その時ミスラのことを大切な存在だとじたからそう言った。理由はちょっと出てこない」
「..........」
 祐が適當に言ってるわけではないというのは分かってるが、んでいた言葉ではなかったのか、冷めた顔をするミスラ。
「祐、一応聞くのですが、今回のデートってどんなものだと思ってます?」
「え?デートはデートだろ?特定の男子や子と距離を詰めるために行うじの」
 流石の祐もそこまで鈍ではなかったとなからず安心するミスラ。とそこに祐が
「あぁ、でも今回のはあれだろ?俺をからかう為にわざとそういう言い回ししてたんだろ?」
「.....へぇ」
「...あれ?なんでここでその怖い笑顔再発するんだ?あ、安心しろって、気づいたのは途中で最初は本當にデートのいかと思ってドキドキしてたから!」
どうやら祐は、ミスラがからかってデートと言ったこと(になっている)に関して、祐がそれに気づいていたことに怒っているのだと思ってるらしい。
「この鈍くそ蟲は...」
「えぇ..」
***
 結局、ミスラの機嫌を悪くしてからというもの、それがずっと続いたまま街まで戻ってきた。
「あ、あー....山登ったし腹減ったりしてないか?あそこに味しそうなもの売ってる店があるし行ってみるか?」
「結構です」
「で、ですよね。さっき食べたっすよねー。あ、あんな所に的屋なんてもんあるぞ?遊んで──」
「結局です」
「......」
 ミスラが不機嫌になった時は、だいたいいつも俺に雷をぶっぱなして発散してた。
 だが、今回は何故かそれがない。雷をけたかったわけではもちろんないのだが、このまま不機嫌というのも調子が狂う。自分でもけないと思うが、ミスラの機嫌を直す方法が分からない為、打つ手がない。そもそもなんで機嫌が悪くなったのかが分からないからどうしようもない。
 取り敢えず今はミスラの「結構です」からせめて違う言葉をひねり出させるとこからだな。
 どうしたもんかと悩んでいる祐に、あるものが目にると同時に、自然と言葉を発した。
「シュナの優勝祝いに花買ってくか」
何となくでた言葉に、ミスラが反応した。
「優勝前提なんですか...それに、シュナなら食べの方が喜びますよ」
「んじゃ店に引き返すか?」
「........シュナのためです。仕方ないので行きましょう」
 何とかミスラと普通の対話ができるようになり、俺らは店へ引き返すことになった。だが、その次の瞬間──
「──ミスラっ!」
「「え?」」
 突然、後ろから聞きなれない聲が聞こえてきた。
 振り向くとそこには褐のが立っていた。
あれ、なんかデジャヴ
─────
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