《霊使いと冠位の10人》再戦
「ヴォイド!」
「あれが康太っちが前に戦ったやつかー」
ヴォイドがレーヴァテインを康太達に向けて構える。
それは康太達を牽制する行為だと2人とも考えていたが、康太と奏は氷壁が溶け出しているのに気がついた。
おそらく、レーヴァテインが熱気を放っていたのだろう。
氷壁の向こうにいた為、それに気がつかなかった。
しかし、黒雷すら完璧に防ぎきった奏の氷魔が、こうも簡単に溶け出すのは屬の相以外にも理由があるのだろうか。
「なるほど、これはちょっとまずいかも
奏は氷壁が溶け崩れる様を見て額から一筋の汗が流れる。
そんな最中、カトレアとヴォイドは言い爭いをしていた。
「あんたなんで・・・!?」
「いやあ、観戦だけのつもりだったんだけど、流石にあれはカトレアの手に負えんと思ってな」
「余計なお世話よ!私1人でも」
そこまで言いかけてカトレアは冷靜になろうと深く深呼吸をする。
「あー!あー!癪だけど助かったわ!」
投げやりにだがカトレアなりにヴォイドに禮を言ったつもりだろう。
ヴォイドもそう解釈したのか、乾いた笑いを出しながらボソッとつぶやいた。
「素直に最初っから言えばいいのに」
「うるさい!」
ヴォイドが康太と奏に視線を戻す。
「さてと」
レーヴァテインを回転させながら一歩、また一歩と踏み寄ってくる。
「ここで年とやるのもやぶさかじゃないが年とはもっといいシュチュエーションで戦いたいし、今日のところ帰らせてもらうわ。けど・・・」
足音が次第に速くなっていく。
気がつくと溶け出していた氷壁をレーヴァテインで砕き康太の前にヴォイドはいた。
「その霊は返してもらうぜ」
「渡さないよー」
しかし、そうはさせないと奏がヴォイドの目の前に割ってり、分厚い氷の盾を作りだす。
氷壁と同様にヴォイドは砕こうと試みるも傷付ける事は出來ても、砕くまでには屆かなかった。
「氷の癖に俺の槍を一回防ぐなんて中々ってるじゃんか。けどこりゃ2回目は無理そうだな」「なら作り直せばいいさー」
奏が指を鳴らすと盾が再び修復される。
ヴォイドにつけられた傷がまるでなかったかのように氷の盾は輝いている。
「悪いけど、あんま時間かけてやれねえんだわ!」
「しまった!」
レーヴァテインが黒炎を纏う。
そのまま盾を砕かれ、奏の橫をヴォイドは素通りして康太が抱えている霊目掛けて駆け抜ける。
それを阻止しようと奏は魔を発させようとするが、背後から迫る黒雷に気を取られ、それの一撃を防ぐために魔を発せざるを得なかった。
「あんたの相手はこっちよ!」
「康太っち!その霊を渡すな!」
無論奏に言われるまでもなく、最初っから康太は渡す気は微塵もない。
「ハイネ!」
「了解じゃ!」
ハイネが康太から離れ、実化する。
抱えていた霊をハイネに投げ飛ばし、ハイネは風をりそれをけ止める。
そしてレーヴァテインと康太が使役しているリーシャの剣が激突する。
「おいおい、まさかそいつも霊か?一何憑いてんだよ?」
「わざわざ教えてやる義理はないっスよ!さあ、前の続きだ!」
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