霊使いと冠位の10人》トール

トールという神を知っているだろうか。

北歐神話の神の一人。

雷神・農耕神として信仰されていた神だ。

格は豪膽あるいは暴と言われており、武勇を重んじる好漢であるが、その反面々単純で激しやすいが、怯える弱者に対して怒りを長く持続させることはないと伝承されている。

そしてトールの持つ武の一つであるミョルニルはいわゆる神だ。

その一撃は凄まじく、その威力は全てを滅ぼす。

トールといえばミョルニル。

ミョルニルといえばトールというトールの名稱の代名詞とも言える代だ。

霊は何かしらの生を象る。

リーシャであれば不死鳥。

ハイネであればグリフォンと言った幻獣種であるのが大抵だろう。

しかし、トールと名乗るは果たしてどのような生を象っているのだろうか。

雷の屬をもつであろう生は世界にも多く存在する。

しかし彼の名。

トールを冠とする名に康太、奏、リーシャ、ハイネは一瞬固まった。

「トール。下の名前はなんて言うんだい?」

トールは首を橫に振り、その質問に答える。

「トール、私はただのトール」

消えりそうな聲でそう告げるを前に、霊使い、霊、魔師達は顔を見合わせることしか出來なかった

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