《貴族に転生したけど追放されたのでスローライフを目指して自前のチートで無雙します》期㉗
「魔王様、人間國北の王國からの使者が訪ねて參りました。」
「通せ」
この世界における使者というものは、必ずその國の最高権力者の書狀を持っている
魔王が何も怪しまなかったのは、使者は書狀を持っているものという確固たる確信があったからだ。
それに、魔王國は実力至上主義國。仮に使者が命を狙いに來ようとも、たかが1人など直ぐに殺れると分かっているのだろう。
「失禮します、人間國トールス王國使者アルトです」
俺は謁見の時と同じように膝をつき、頭を下げた
「うむ、面をあげよ.」
「はい」
「アルトよ、此度は如何してここに來た?」
「それについてですが、陛下より書狀を預かっています。先ずはそちらを拝見していただきたい」
俺はボックスから書狀を取り出し、こちらに來た魔王の側近と思われるものに手渡す
その魔人は書狀の封を開け、中を取り出し確認することなくそのまま魔王に手渡す
しばらく靜で重たい空気が漂う
魔王の目は時折大きく見開き、顔が青くなっていることがよく分かる
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「アルト殿いや、アルト様……この度は我ら同胞が多大なるご迷をかけた。我、魔王國のトップにたつものもして代表して謝罪をする。そして、貴殿のお母上とお兄様には、心よりお悔やみ申し上げる」
そう言って椅子から腰を上げた魔王は地面に膝をつき、頭を下げる
「な、魔王様! たかが使者なんぞに頭を……ましてや膝をつくようなことはありません!」
「引け!」
実力至上主義の國に、自分より上の者に許可されること無く意見することは自殺行為。それを分かっている側近は不服そうな顔をしながら引き下がった
「部下の管理責任は上司に問われるが、今回は無かったことにしよう。反魔王國のものでないものには、何も手は出さない。其方にも守りたいものがあるだろ?」
「有難い」
「それでだが、進行は認めてくれるか?」
「勿論でございます。本來ならば全面戦爭にもなりかねない事案。それを回避していただいただけ有難いです」
「そうか、それと頭を上げてくれ。一國のトップにそれをされるとなんだか気味が悪い」
「貴様、さっき聞いていれば魔王様に何たる態度。私はもう我慢の限界だ、斷首してくれる!」
そう言って側近の魔人は剣を抜いて構える
その時、
バキバキっ!
と音を立てて、その剣は々に砕けた
「な、なんだ! 何をした!」
「何だ、ちょっと魔力を圧させて押し潰しただけだ。この程度で壊れるとは、その剣脆いな」
「そんなわけあるか! この剣はミスリルにドラゴンの牙を使って最高峰の鍛冶師に作らせた1級品だぞ!」
そう言って自の剣を見る目は、大きく見開いて顔は青く、怒りからなのか恐怖からなのかはわからないが、手はし震えている
「大層なものなんだな」
と鼻で笑いながら言う。
どうやら俺は最近前世での口調と思考に戻ってきているらしい
「ば、馬鹿にしやがって!」
「控えろ! これ以上私に恥をかかせるな」
「魔王様はよく分かってるみたいだけど?」
「そうだ、彼は私などでは相手にならぬ力の持ち主だ。その方にこれ以上無禮を働くなら俺は迷わずお前を切る」
流石に魔王に切ると言われれば引くしかない。
不服な顔は変わらずに、引き下がった。
「バカな魔王でなくて良かった。じゃあ早速だけど反魔王國に乗り込む。軍は悪魔と天使と霊だ。そのは俺の軍だから手を出さないでほしい」
「そ、それは大層な軍ですね……分かりました。そう伝えておきます」
引きつった笑顔でそういった魔王は、悪魔と天使と霊を敵に回すことの怖さをよく知っているようだ
「なら俺はもう行く」
「では見送りを……」
俺はすぐさま転移で自分の部屋に戻ってきた
「転移……確かこの城は転移防止結界がられているはずなんだがな……」
結界魔法
それは無屬魔法に位置するものだ
対理結界、対魔法結界、転移防止結界、耐熱結界、耐冷結界、防音結界、付熱結界、付冷結界、防結界がある
結界の効果は使用者の魔力に左右され、難易度は、下に行くにつれ優しくなる
転移防止結界は魔法ランクで言うAに當てはまるだろう
そんな結界がってある魔王城は流石と言える
そして、その結界を通り抜けたアルトは異常と言うに相応しいだろう
自室に戻ったアルトは日本の武を呼び出す
「氷刀、雷刀」
俺の目の前に日本の刀がに充ちて現れる
俺は右腰に雷刀を、左腰に氷刀を攜える
「ネメス、スーリヤ、キウン、準備はいいな」
「はい」
「勿論ですわ」
「われも問題ない」
ネメス、スーリヤ、キウンは笑顔でそういう
さていよいよだ
母様と兄様を殺した仇、"死" 以上の苦痛を持って償ってもらおう
「よし、行くぞ! 相手に最高の苦痛を與えて抹殺してやれ!」
「「「意!」」」
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