《貴族に転生したけど追放されたのでスローライフを目指して自前のチートで無雙します》國士騎士⑪

祝! 100話達!!!!!

去年の7月10日に1話を投稿してから、かれこれ11ヶ月程がたちました。

一時期、びが停滯してかなり萎えたり々とありましたが、今では1300程のお気にりに、別の作品まで書く余裕が出來、それもランキング2位にるなど、々と嬉しいことが山盛りです。

これからも、んなことがあると思いますが、週末に更新されるこの作品を読むことが皆さんの日常になるように、書き続けますので、よろしくオナシャス!

ということで、本編どうぞ〜〜!!

まずは、この毒の無効化と言ったところか。

犯人の素は、昨日時點でし違和を覚えたため昨日ネメスに洗わせた。

結論からいえば、子爵家の養子だ。

だが、その子爵は傀儡とも言える子爵。

大元である、チャン侯爵家の下請けのようなものであり、その領地の方針やその他含め、全てチャンが管理している。

そんな人間が、獨斷で王宮に間者をれるわけがない。

貴族派閥のチャンが、指示を出したに違いない。

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「毒の種類は、リアリカの花」

リアリカの花とは、一言で言えば猛毒を持つ花だ。

その毒を吸えば、30分ほどでなんの前れもなく命を落とすという恐ろしいもの。

「ひぇー、おっかねえな。本気じゃねぇか」

俺じゃなきゃ死んでいたぞ。

「浄化の風、浄化の清水 」

2つの魔法が発される。

ひとつは、その場を浄化する風魔法。主に、臭い場所や今回のような毒の充満した場所を人が生きられる様にする魔法だ。

2つ目は、の浄化魔法。

の浄化や、悪霊の類の浄化、解呪なんかにも使用される。

とりあえず、この毒素はどうにか出來た。

あとは、もうすぐやってくる犯人が異変に気づき、この部屋を開ける前に立ち去ってしまうことを防ぐために細工しておかなければならない。

恐らくだが、間者は視スキルを保持しているだろう。それコミコミで、チャンはこの作戦を立てたに違いない。

陛下に反発する馬鹿なやからではあるが、侯爵の地位を持つもの。それくらいの策を立てていると考えるのが當然だろう。

「幻影」

俺は、魔法を発する。

魔法名の通り、相手に幻覚を見せる魔法だ。

間者がこの扉を開けば、そこには倒れた俺と齧られたクッキー。そして、俺が発生させた全く無害な毒素の香りがするだろう。

相手は、何らこの解毒方法を保持しているだろうから、恐らく毒素を吸い込むことを苦とはしていないはず。

となれば、香りがなければ不自然だ。

とりあえず、舞臺は整った。あとは、敵を待つのみだ。

――トッ、トッ、トッ……。

「きたか……」

既に、幻影は発しているから今き回っても問題ない。

あとは、捕獲するだけだ。

足音が、だんだんと近づいてきた。

扉が開くまで、あと6秒って所か。

扉に手をかけた。視スキルを使っている。

5、4、3、2、1……。

――ガチャ

「眠り姫」

闇屬魔法である眠り姫を発させ、俺は間者の意識を刈り取った。

睡眠魔法に対抗する手段は持ち合わせておらず、その場に倒れる彼を、俺はそっと抱き抱えてソファーに寢かせた。

そして、魔法を発させる。

「捕縛蔦」

魔法、捕縛蔦。

地面から現れた蔦は、彼の足首と手首をしっかりと固定した。

◇◇◇

それからしばらくして、彼は目を覚ました。

「んぅ……ここは……」

「起きたか、リアヌ子爵家養子の第三ミッツェ・リアヌ」

「な、なんでそれを! 」

「お前のきに隙が無かったからな、違和じて昨日調べさせた」

そう、彼はほかのメイドと違い、きに隙が無かった。

、武の心得があるものであればおかしいことではないが、彼は特別隙が無さすぎたのだ。

まるで、訓練された上位の騎士のように。

恐らく、腕の経つ暗殺者を手のに置いておきたくて、孤児院から彼を引き取り育てたのだろう。

「なら、私が暗殺者ってことも割れてんでしょ。殺しなさい」

「何故だ、命が惜しくないのか? 」

「どうせ戻ったら殺されるだけよ。なら、ここで痛みなく殺してくれる方がいいわ。あなた、高位の魔法士なんでしょ? 」

幻影魔法の質でバレているようだ。

の対応能力と、把握能力は優秀だ。ここで殺してしまうには惜しい。

「お前は、死にたいのか? 」

「はぁ……? 」

「苦労して手にれたその力をあっさりと手放し、1度のミスだけで人生の幕を閉じたいのかと聞いている」

「……ゎけない」

「なんだ? 」

「そんなわけない! 」

そういう彼の目には、沢山の涙が浮かんでいた。

失敗すれば、いたぶられ殺されると分かっているのだろう。

扉を閉ざされ、を失い、闇に追い込まれ。

もうダメだと、全てを諦めていた。

でも。

「そんなの……生きたいに決まってる。私だって、死にたくない……」

俺は、彼を拘束していた蔦を消し、彼を自由にする。

そして、椅子に座った彼の目線の高さに合わせて言う。

「ならば、俺の元で働かないか? 」

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