《貴族に転生したけど追放されたのでスローライフを目指して自前のチートで無雙します》領地運営と戦爭準備④
 さて、スラム街との渉は無事に済んだと言えようか。今回は、こちらの力を使う事でことを有利に進めたか、この手法ではいずれ破綻する。
 となれば、スラムの者にアメを與えればいい話だ。
「早速、アメを買いに行こうか」
「主様、飴でございましたらお屋敷に」
 隣を歩いていたネメスが、なんとも的はずれなことを言う。
 俺は、その言葉につい笑ってしまった。
「主様、私は至って真剣であります」
「いや、悪い悪い。そうだ、屋敷に飴はある。何も間違ってない」
「でしたら、何がおかしかったので? 」
「なぁ、ネメス。お前は、褒を與えられず、報酬を得られず、ただひたすらに俺にこき使われたらどう思う? 」
「主様にお仕えすることは、我ら従者の喜びにございます」
 俺が馬鹿だった。ネメスに質問した、俺が馬鹿だった。そうだ、こいつらは……特にこいつはどういう訳か俺の事を神だとでも思っているらしい。
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 とても従順で、至極真面目だ。
 
「お前はそうかもしれないが、他はそうではない。例えば、スラムの首領のように自らがトップに経つものが、別のトップにこき使われればどう思う? そこに圧倒的な力の差があってもだ」
「それは……私では分かりかねます」
 ダメだ、コイツには何を言ってもダメだ。
「まぁいい、普通ならば反旗を起こしたりするものだ」
 何か納得の言っていないような顔をしているが、もう知らない。
「でだ、そんなヤツらを出さないために、目に見える褒を與える。それがアメだ」
「つまりは、アメは菓子の方ではないと? 」
「そういう事だ」
「了解しました。では、アメとやらを買いに行きましょう」
 なんか、意気込み方がし的はずれな気がするが、まぁいいだろう。
 
 俺達は、外に待たせていた馬車に乗り込み、冒険者ギルドへと向かった。
 日は沈みかけ、夕焼けがあたりを照らす頃。
 依頼を終えた冒険者でギルドは溢れかえり、あさイチのギルドと同じくらい人が集まっている。
 「著きました」
 者席から降りたネメスは、俺が乗っている馬車の扉を開きながら言う。
「ネメス、今回も指示があるまでくなよ」
 俺はネメスにそう言いながら馬車をおり、者の悪魔に近くで待機しているように指示を出してギルドに足を踏みれた。
 ネメスが先導し、ギルドの扉を開く。
 
 俺のような人間がここに出りするのは珍しいのだろう、ザワザワしながらも、視線はしっかりとこちらに向いていた。
「伯爵様、この度はどうなされましたか? 」
 俺のことを知っているのか、ギルドの付嬢が慌ててこちらに向かってくる。
 
「依頼をしたくてな」
「伯爵様が、冒険者に依頼……ですか」
 なんか、変だとでも言いたげな反応だ。
 まぁ、簡単に推測できる。前任のチャン侯爵は、大方冒険者を嫌いしていたのだろう。
 汚らわしいとか、品がないとか。
 皮脂を撒き散らしながら喚いている姿が、まるで目の前で行われているかのように容易に想像できる。
「俺は、アイツとは違う。これからも贔屓にさせてもらうつもりだが? 」
「え、えぇ。喜んで……」
「それはいいとして、今回の依頼なんだが」
「は、はい! なんでしょう! 」
 若い職員なのか、し張したように答える。
 それを見たのか、カウンターからし大人びた職員が現れた。彼は、立ち話はなんだと俺たちを応接室に案した。
 応接室にり、腰椅子に腰かける。
「さて、早速だが火屬、風屬、土屬のいずれかの魔法をCランクまで使えるものを雇いたい」
「依頼容は……」
「街中での作業だ。危険はない」
「でしたら、ランクはD……いえ、魔法を使える必要があるということなので、Bランクの依頼となります」
「それでいい」
「でしたら、報酬は1人頭9000ルン程になりますが……」
 9000ルンか。魔法士単での依頼となると、パーティーを組んでるものが多いため、集まりが悪くなりそうだな。
 日がかかるのもまないし、し高く見積もるか。これは、必要経費だ。ケチるところでは無いな。
「分かった、その2倍出そう。何人でもいいから、なるべく多く集めてくれ。場所は、俺の屋敷の前だ」
「2倍、ですか!? わ、分かりました。手配致します」
「ありがとう。では、これで失禮する」
 口をあんぐりと開けて呆けている付嬢を橫目に、俺はギルドの応接室から立ち去った。
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