《貴族に転生したけど追放されたのでスローライフを目指して自前のチートで無雙します》⑱ー2
 魔の元兇であるルシファーを討伐し、その後の後処理も全て完了させた。魔法の使いすぎで一瞬目眩がしたけど、一晩寢れば治るだろう。
 あとは既に森にいる魔達の討伐だが、それは全部あいつらに任せても問題ないだろう。
「さて、し休憩するか」
 俺は屋敷に戻って、直ぐに寢室にった。
 翌朝、大きな発音に俺は目を覚まされた。
 飛び起きるようにベッドから出て、発音のした中庭の訓練所へと急ぐ。
「何があった! 」
 未だ舞う砂煙に、うっすらと小柄なの影が見えた。
そしてだんだんと煙がはれ、ボロボロになり泥でまみれた自軍の兵士のひとりが姿を現した。
「あ、アルト様……」
 彼はひと月ほど前にスラムから軍にった訓練兵で、今回の遠征に連れて來たものの1人だ。
 
「君、名前は? 」
「ロ、ロロ……ロシスティです」
 発されて怒られるとでも思っているのだろうか、青ざめた顔でを震わせている。
 確か、魔力を異常なまでに保持しているを軍に引きれたと、ネメスから連絡があった。彼から志願した訳ではなく、擔當が見つけたものでもない。
 ただネメスが街を歩いていた時、たまたますれ違いたまたま発見した逸材だそうだ。
 家族はおらず、彼の知人と呼べる人間もいないらしい。歳はまだ13と言っていたか。
「魔力の暴走か? 」
「は、はい。私、魔法を使おうとすると制が出來なくなって、発させてしまうんです」
 よく聞く話だ。歳不相応な魔力を持ち、経験も學もない子供が魔法を発させて制不能となり発させる。だがその反面、育てれば一流の魔法使いになる。
「で、でも……。治癒魔法なら使えます! 発させずに使えるので! どうか、どうか捨てないでください! お願いします、お願いします! 」
 そう懇願するロシスティ。もとより捨てるつもりは無いのだが、彼の今までの生活がそう考えるようにさせてしまったのだろう。
 それにしても、治癒魔法は発させることなく発できるとは、これまた変な事だ。 
 本來なら治癒魔法でも制不能で発させてしまうはずなのに……。
 もしかすれば、単純に治癒魔法以外の魔法のスキル適が低いだけなのかもしれない。
 もしそうであれば、とんでもない才能だ。
 誰かに師事する訳でもなく、生まれ持ってのセンスだけで治癒魔法をコントロール出來る。
 俺はアイテムボックスから小さな剣を取り出して、それで自分の腕をし深く切り裂く。
 傷口からが吹き出すと共に、周りから驚く聲が聞こえる。
「ロシスティ、これを治してみろ」
「は、はは……はい」
 恐る恐る俺の傷に手をかざして、詠唱を始める。
「大地を司る神、地母神よ。弱き我らに慈悲深きお心を持ちて、世界の恵みを與えてください――大地の癒し」
 つい昨日俺が使った治癒魔法。彼はしっかり詠唱をしたとはいえ、かなり上位の治癒魔法をあっさりと使ってみせた。
 みるみると傷は塞がり、跡形もなく元通りになった。
「これは……」
 周りからも驚きの聲が上がる。まさか、たった13のが高位の魔法を使うとは思わなかったようだ。俺も、その中の一人。
 
【書籍化・コミカライズ】三食晝寢付き生活を約束してください、公爵様
【書籍発売中】2022年7月8日 2巻発予定! 書下ろしも収録。 (本編完結) 伯爵家の娘である、リーシャは常に目の下に隈がある。 しかも、肌も髪もボロボロ身體もやせ細り、纏うドレスはそこそこでも姿と全くあっていない。 それに比べ、後妻に入った女性の娘は片親が平民出身ながらも、愛らしく美しい顔だちをしていて、これではどちらが正當な貴族の血を引いているかわからないなとリーシャは社交界で嘲笑されていた。 そんなある日、リーシャに結婚の話がもたらされる。 相手は、イケメン堅物仕事人間のリンドベルド公爵。 かの公爵は結婚したくはないが、周囲からの結婚の打診がうるさく、そして令嬢に付きまとわれるのが面倒で、仕事に口をはさまず、お互いの私生活にも口を出さない、仮面夫婦になってくれるような令嬢を探していた。 そして、リンドベルド公爵に興味を示さないリーシャが選ばれた。 リーシャは結婚に際して一つの條件を提示する。 それは、三食晝寢付きなおかつ最低限の生活を提供してくれるのならば、結婚しますと。 実はリーシャは仕事を放棄して遊びまわる父親の仕事と義理の母親の仕事を兼任した結果、常に忙しく寢不足続きだったのだ。 この忙しさから解放される! なんて素晴らしい! 涙しながら結婚する。 ※設定はゆるめです。 ※7/9、11:ジャンル別異世界戀愛日間1位、日間総合1位、7/12:週間総合1位、7/26:月間総合1位。ブックマーク、評価ありがとうございます。 ※コミカライズ企畫進行中です。
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