《異世界転生~神に気にられた彼はミリタリーで異世界に日の丸を掲げる~》第二章 皇歴1年~國と戦爭~・第八話 あれから一年。皇歴一年
Ryouta Side俺が転生してから一年が経った。この一年で日本帝國も大きく長した。的な容としては次の通りだ。
人口:2054人、臣民2004人・一般人50人施設:住居多數、軍事基地、工場等兵士:1750人、臣民1738人・一般人12人面積:アルバ島北方食料自給率:80
人口がかなり増えた。これは臣民を増やしたのもあるがあれから定期的に追放刑をけたものが來るようになったのだ。その者は農民であったり兵士であったり技者であったりと様々だ。おかげで人口は増えていき住居以外にも様々な施設が建った。
既に首都は完しており名前も【ヤマト】と名づけられた。大和のまわりは大きく分厚い壁で覆われている。山賊との取引によって々な資がってくるようになり食料の一部はこれで賄っている。また、追放刑をけたものがコッソリ持っていた貨を下に貨作りが行われている。これは普通に使っても分からないほど巧に作っており山賊たちとの貿易で役に立ってもらっている。それに金を持つ山賊から吸い上げるためにある商売をこなっている。
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「カレーライスをこっちにくれ!」
「ショウユラーメンを大盛りで頼む!」
「こっちにヤキトリとビールのセットを二つ持って來てくれ!」
召喚魔法を使用した料理屋である。俺の魔力量は一萬を超えておりまた、一萬を超えた時に起きた食料半額により大量に召喚することが可能となったのだ。料理の値段は全て一つのメニューにつき銅貨三枚。これはかなり安い値段であるが消費するものが俺の魔力なので人件費を抑えられ黒字経営となっている。
ただ、この料理屋に俺がずっと居る訳にも行かず三日に一回のみとなっている。その為客が押し寄せてくるのだが。たまに住人も食べに來ている。今日も良く見れば大將となった博と輝夜、エルナが仲良く料理を食べており同じく大將となった正が部下と宴會を開いている。他にも見知った客がちらほらいる。その他はこのヤマトに訪れた山賊たちだ。
山賊と言っても柄は悪いが優しい心の持ち主でヤマトで暴狼藉を働く者は今のところ一人もいなかった。普段彼らは貿易の護衛をしており暇なときはヤマトを見て回っているのだ。
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ヤマトは人が集まるように々なものがある。街外れにはイタリアのコロッセオをモチーフにした闘技場があり周りには闘技場が開くときのみ限定だが屋臺が並んでいる。その付近にはカジノ街が出來ており山賊たちが良く通っていた。中には無一文になるまでやる馬鹿もいる様だが自業自得なので助けたりはしない。因みにカジノと言っても簡単なしかない。トランプや丁半ゲームといった簡単なばかりだ。
そして町の中央に巨大な寺院が建設されている。天照大神を祭る寺院だ。いずれは全ての町に作りここを総本山にしようと思っている。そのせいか最近寺院が神々しい雰囲気を出し始めた。おかげでその雰囲気に飲まれた者の中には俺が作った天照大神を最高神とする神道にるものが現れつつあった。これはいい傾向である。
ヤマトのみならず日本帝國には港町が出來ていた。博が見つけてきた場所で深さも基準を満たしていたのでそこを開拓して今では人口百人ほどの小さな港町が出來ているがまだ船は一隻も止まっていない。それもそのはずだ。まだこの國は何処とも貿易はしていないのだ。発展しない理由もここにあるがもうしばらくの辛抱である。ようやくシードラ王國に向かう事となったのだ。
これまでは國と呼べるような勢力ではなかったが、現狀なら小國と呼べる程度には長した。王國への土産も用意してある。會う事は出來るだろう。
そう言うわけでシードラ王國に向かうための準備が進められている。シードラ王國は山賊の報では領土は増やしておらず一番日本帝國に近いのはエルナが住んでいた都市アインザックだ。今はし落ち著いたもの未だに重稅が掛けられていると言う。
そんな都市の領主に頼むのも癪だが贈りをすれば問題ないだろう。
と言うわけで三日に一回の料理屋が終わった時に長期休業の張り紙をして首都の郊外へと向かう。そこにはアインザックに行く者達二十名が集められていた。集合場所についた俺に対して全員が敬禮をする。
「お待ちしておりました。総統閣下」
そう言ってくるのは帝國軍第一連隊第三大隊隊長の大沼東谷おおぬまとうや大佐である。因みに東谷が言った総統とは新たに作った役職で國の代理主導者だ。勿論最高主導者は天皇陛下だ。そこは変わらない。恐らくこの役職に誰かがつくことはないだろう。それでもこれは作った。作って俺が役職についたおかげで何故か様々な知識が手にったが無視した。
「準備は出來ているな?」
「はっ!いつでも行けます!」
今回は遠いので食料を多めに持っていき自衛隊の野外炊1號を召喚した。他にも必要なを詰め込み軽裝甲機車二臺、89式指揮通信車一臺、96式裝輸裝甲車一臺で向かうことにした。これだけあればよほどの事がないがない限り対処できるだろう。
「よし、全員乗車せよ」
「「「「「了解!」」」」」
俺は全員が乗り込んだ後に指揮通信車に乗り込む。俺が扉を閉めるのとエンジンがかかるのはほぼ同時であった。これらの車両に必要不可欠なガソリンはこの島では取れないというのが山賊に調べてもらった限りの報である。地面を掘れば出てくるかもしれないが現狀は召喚するのみだ。だが、必要魔力量が半分になっているのでそこまで苦痛ではない。
俺は通信機をもって指示する。
「よし、全車前進。目標シードラ王國最東端都市アインザック!」
その言葉とともに車両がき出す。やがてヤマトを取り囲む壁の前までやって來る。壁の周辺は立ちり止區域となっている。これは壁を壊そうとする工作に対する措置で見張りを立ててみ周りも行っていた。
その壁に設けられた全部で四つある門のうちの西門。滅多にここを使用するものはいない為いつもは気がし緩んでいるが今は全員がぴちっとしている。既に予定は伝えていたためすぐに門が開けられた。門の向こう側にも道路が通っているがそれは直ぐ先で途切れていた。現狀北は港町までアスファルトの道路が通っているがあまり必要のない西側は手つかずであった。今回の訪問次第ではそれも変わってくるだろう。
門が開ききり車両が壁の外へと出て行く。俺は今後の予定を立てながらしの間睡眠をとるのであった。
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