《異世界転生~神に気にられた彼はミリタリーで異世界に日の丸を掲げる~》第三章 皇歴6年~パララルカ王國殲滅戦~・第十七話 パララルカ王國殲滅戦1~補給基地攻撃~

No side「全軍前進!」

「「「「「「「「「「おおぉぉぉぉーーーーーーーーーっ!!!!!!!」」」」」」」」」」

日本帝國総統、鹿島良太の言葉に日本帝國陸軍一個師団一萬は雄たけびを上げつつも奇麗に揃った隊列で帝都から南に向かって進んでいく。

向かう先は南部領土防衛線を越えた先、パララルカ王國である。パララルカ王國はあれ以來防衛陣地に近づこうとはしなかったがシードラ王國の偵から防衛陣地の先に日本帝國があることを知り得ていた。一回使者がパララルカ王國の傘下にるように伝えてきたが使者の死を送り返したうえで近くに布陣していたパララルカ王國軍を壊滅させることで返答した。

しかし、既に半數以上の兵を失っているパララルカ王國は攻めることがままならず北部に砦を築く程度で済ませていた。その間に日本帝國は規模を大きくしていき五年経って攻めることが出來るようになったのだ。

現在の日本帝國はこのようになっている。

人口:22349人、臣民20039人・一般人2340人兵士:21130人、臣民20003人・一般人1127人面積:アルバ島北部

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人口は二萬人を突破しており領土にいくつかの町や村が出來始めていた。また、この五年の間にアインザックの腐敗が明るみとなった。元々シードラ國王はアインザックの腐敗を知っていたようで日本帝國との易からアインザックを外したのだ。他にもアインザックとの易を許さないようにしたりして孤立させたのだ。これにはたまらずアインザックの使者が良太を訪ねてきたが門前払いした。元々人を馬鹿にするアインザック領主を気にっていなかった良太は次に領ってきたら問答無用で撃ち殺すと宣言して使者を追い返したのだ。

結果アインザックから逃げて來るものが現れ始めアインザックはゴーストタウンとなりつつあった。アインザック領主も逃げようとしたらしいがすぐに見つかって都市に押し込められているそうだ。

閑話休題。

日本帝國陸軍一萬は朝霞博大將を指揮として一気に敵の王都に進んでいく。そして、彼らの前を行くのは90式戦車十両である。本來は10式戦車を召喚する予定であったのだが90式戦車の倍もするので急遽90式戦車にしたのである。それでもその威力は凄まじくこの時代の科學技では到底太刀打ちできないだろう。

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そもそも戦車が走る音は大きくたいていの人間はその音に畏怖を覚えるだろう。

更に去年作られたばかりの海軍も同時に王都を目指していた。戦艦大和、空母赤城、巡洋艦川、駆逐艦暁、響のみではあるが日本帝國聯合艦隊として堂々と海を進んでいる。因みに聯合艦隊司令長はナオツグ・ゴウドー大將である。彼彼は五年前の第二次南部領土防衛戦で戦艦大和の艦砲撃を見てから大和にあこがれを持つようになり海軍が出來たときに真っ先に志願したのだ。元々能力は高いナオツグである。厄介払いも兼ねて良太によって聯合艦隊司令長になれたのであった。因みに戦艦大和には彼彼が率いていた「第三戦闘団オカマ戦闘団」が全員乗艦しており狹い艦のため著々と仲間オカマを増やしており後に「海軍に志願するものはオカマ」と言われるくらい広まっていくこととなるのだがそれはまた別の話である。

そんなわけで日本帝國陸軍一萬が砦につくより早く聯合艦隊は第一目標に到達していた。それを艦橋から雙眼鏡を使って覗いたナオツグは想を言う。

「…見えませんわ~」

「あたりまえですよ。砦は陸にありますので」

司令長の言葉に大和艦長の佐々木學人ささきまなとは答える。ちなみに彼は男の娘と呼ぶにふさわしいであったが二十を超えているうえに彼は大和で唯一オカマではなかったがその見た目のせいで誤解されていた。

「んもう、せっかく敵の慌てる姿を見たかったのに~!」

をくねくねさせて抗議するナオツグを無視して赤城に連絡をれる。

「大和艦長佐々木學人中將だ。赤城の攻撃隊に発艦するように伝えろ」

『了解しました。直ちに発艦させます』

その通信の後左隣を航行する空母赤城の甲板に続々と攻撃機が現れ始める。やがて一機、また一機と飛び立ち始め目標であるパララルカ王國の補給基地に向かって第一次攻撃隊三十機が飛び立っていく。

パララルカ王國の補給基地は平和であった。彼らにはまだ日本帝國陸軍一萬が領に侵攻してきたことを知らないためだらけまくっていた。

そんな補給基地の見張り番の一人、ダルタは友人と一緒に見張り臺に座り込んで雑談していた。彼らにとってここが攻められることはあり得なく攻めてきたとしても先に自軍の兵士が來るだろうと予測していたのだ。

「今日も何事もなく終わりそうだな」

「全くだ。こうやって見張っているだけでそれなりの金が手にるんだ。見張りってのは良いな」

ダルタとその友人がそのように話していると何処からか低い音が聞こえてきた。

「ん?何か聞こえないか?」

「は?気のせいだろ。どうせどっかの馬鹿が堂々と寢ているんじゃないのか?」

「い、いや。段々大きくなってきて…!?」

友人が見張り臺から外を見ると驚きの表で固まる。ダルタも何かあんのかなと見るとそこには三十近い空を飛ぶ鉄の鳥がいたのである。

「て、敵襲だー!空!空にいるぞ!」

ダルタは反的に大聲を上げて有事の際に知らせる鐘を鳴らすが次の瞬間に鳥が大きな音を出してダルタの前にいた友人がミンチになって絶命したのだ。

「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

ダルタは恐怖で見張り臺を飛び降りる。幸い傷を負ったり骨がやられることもなかったダルタは急いで食料や予備の武と防が保管されている中央の屋敷に走るが館の上空を通過した鳥が何かを落とすと凄まじい熱風が起こり一時的にダルタの耳を破壊した。風で後方に飛ばされたダルタが屋敷を確認すると破壊されつくされて火が燃える館があるだけであった。鳥はその間にも鉄のようなものを落とし続けており基地はほぼ破壊されつくしていた。

耳が遠くなっているダルタもここにいては不味いと逃げようとしたがその時に背中をいくつもの槍で刺されたような痛覚が走りかなくなっていた。辛うじて殘っていた意識で上空を見るとダルタの上を通過したと思われる鳥がいることが確認できたがそのすぐ後にが持ち上がるじるも今度は永遠に意識を失ったのであった。

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