《魔法の世界でプログラム》到著
昨日の夜は、ステータスの確認とその後の魔法講座で疲れて寢てしまった。やはり皆と一緒だ。もう多分、これは今後も変わらないのだろう。
安全な場所で、寢る時には、魔法を限界まで使ってから寢るように指示した。聖獣になっている5人も魔力を使い切ると眠くなると話していた。ヒト型の時には、武防をにつける事が出來る。そして、便利な事に聖獣に戻る時には、著ていたが格納される。そして、ヒト型に戻るときに、著るが選べるようになると、”ラウラ”が説明してくれた。と、いうのも、ユリアンネが昨日もベッドで、全で寢ていたのだ。それを咎めたときの言い訳が、魔力を使い切ると、聖獣に戻ってしまう。これは正しいようだ。そして、聖獣からヒト型に戻ったときに、全になってしまう。これが噓だったようだ。噓を付いたユリアンネには、頭にゲンコツを落とした。ヒルダとアンネリーゼが罰と騒いだが、"のムチ”だと言ったら、ユリアンネが嬉しそうにしたので、話が終わった。
食堂に降りて、食事をしていると、ルステオがってきて、ユリウス達が今日の晝過ぎにも到著する予定になったと教えてくれた。今日は特に予定はなかったので、晝過ぎまで自由時間にして、ユリウス達が著いたら、早速相談する事になった。
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ユリウス達には、俺が到著している事はまだ伝わっていないという事なので、いきなりヒルダと出迎えてやろうと考えていた。「ヒルダ。いいよな?」「もちろんです。ユリウスお兄様に私の婚約者を紹介しないとなりませんからね。」「・・・そうだな。ヒルダの好きにすればいい。事説明はしっかりとしないとならないだろうな」「えぇ拗ねると大変ですからね。クリス姉様にも早くお會いしたいですわ」
その前に、子供たちに合っておくことにした。宿舎にしている建に行くとそこは戦場だった。安心して寢られる場所。お腹いっぱいに食べられる食事。それが、22人に子供らしさを取り戻させた様だ。それに、魔法が使える様になるという事も大きく影響している。年組は、霊神の加護が付いた事だけは確認できたが、屬まではわからない。
まずは、世話係と教育係を探さなければならない。エヴァが著てから、教會からヒトを斡旋してもらおうかと思ったが、どうもそれよりは城の未亡人を探すほうが良いという事なので、ルステオに護衛としてついて行った10名の関係者で、年齢的にも丁度いいヒトがいないか探してもらう事にしていた。候補は3名だった。全員、人格的にも問題はないという事なので、採用した。子供22名ともなると世話だけでも大変だろう。もうし人數を増やしても良いだろう。それと、空いている場所に、子供と世話係が住む場所を作るように指示した。
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資金は、俺が提供するようにした。この提供で、商人ギルドにある資金の2/3が無くなったが、どうせすぐに貯まるだろうし、実はそんなに必要としていない。
これらの指示をしていたら、城門あたりがし騒がしくなってきた。それほど、小さな街では無いが、それでも騒がしくなっているのは認識出來る。
「アルノルト様。ユリウス殿下がお付きになりました。」「そうか、ダンスホールに導してくれ」「かしこまりました。」「あぁカールは、子供たちの所にあずけてきてもらってしい。あそこなら、世話係も居る。丁度良いだろう。」「はい。かしこまりました。」
俺達は、ダンスホールで待つ。聖獣の姿で待ってもらう事にした。
1時間位待ったが、ユリウス達がダンスホールにってきた。「アル!なんでお前が!それに、なんでヒルダが居る?」「遅かったな。ユリウス。退屈したぞ!」「お兄様。それに、クリス姉様。皆様。はじめまして、ヒルデガルド・ローゼンハイム・フォン・アーベントロートです。今は、ヒルデガルド・フォン・ライムバッハ夫人(予定)です。」
しばしの沈黙ナーテは、ハラハラとして顔をして皆の顔を見ている。クリスは、なんだか楽しそうにしている。エヴァとイレーネは、複雑な表をしているが、ヒルダに敵意を向けているのは間違いない。ザシャは確実に怒って、ヒルダを睨んでいる。ディアナは、俺を見ているようだ。
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「おい。ヒルダ。それはどういう事だ?」「お兄様。言葉通りですわ。わたしくしはお父様のお言いつけで、アルノルト様の婚約者になりました。お父様が言うには、”第一夫人”の座は死守せよという事ですわよ。それに、私は”わびの品"でしたから、アルノルト様には拒否ができなかったのですわ」
すごい形相で、ユリウスは俺を見て「アル。本當か?」「あぁ説明は長くなるから省くが、ヴィリバルト・フォン・ロットナー殿と戦う事になった事への”わび”だと言っていた。」「ユリウス様。無駄ですわ。貴方では、お父上には勝てるはずもありませんわ。ヒルデガルド様。貴はそれでよかったのかしら?」「クリス姉様。わたくしがんだ事でもあります。問題ありませんわ。アルノルト様の事を思っていらっしゃる方が多いのも存じております。それでも、わたくしは、アルノルト様と共に有りたいと思いました。」「苦労すると思いますよ。」「解っております。すでに苦労の種があります。」「それは、その橫の子の事を言っているの?」「はい。ナーテといいますが、ナーテの事を含めてです。」「解った。アル。説明してくれるのだろうな。」「あぁそのつもりで待っていた。それで、ユリウス。クリス。ギル。エヴァ。イレーネ。ザシャ。ディアナ。ギード・ハンス。それに、クヌート先生。今から話す事は、ここに居る者だけにとどめてしい。もし、それが無理なら、一旦部屋から出てしい。個別に説明する。ルステオもいいな。」
皆が頷いてくれた。
「アル。俺からいいか?」「どうしたギル?の告白ならけ付けないからな。」「どうして、俺がお前に?馬鹿な事言うな。・・・・まずは、お前の橫に居る獣は魔なのか?」「違う。エヴァなら心當たりがあるのではないか?」
エヴァに視線が集まる。「あのねえちゃんが”聖様”なのか?にいちゃん」「あぁそうだ。」「へぇ綺麗な人だね。話しに聞いていたとおりだ」
「え?話?」「あぁそれはまた後で話す。それで、エヴァならわかるよな?」「えぇそうですね。でも・・・。間違いじゃないのですよね?」「あぁ多分、エヴァが信じられないのも當然だと思うけど、今エヴァが思いつた、5つの名前で間違いない。」「・・・・。青竜。朱雀。白虎。玄武。それに、麒麟。ですか?」「うん。種族名はそうなる。」「やっぱり、伝説級の聖獣ですよね?」「あぁまだ生まれたてのだけどな。」「それで、力がまだ・・・。それにしては、アルに懐いているように思えるのですが・・・。」「それに関しての話がある。エヴァは、聖獣が誰かの意思を飲み込んだとかいう話を、聞いた事はないか?」「・・・いえ、無いです。」「そうか・・・。それじゃ時系列で話をするな。」
「あぁそうしてくれ。」
まずは、ユリウス達が寮を出てから、書類をけ取りに行ったときに、ヒルダを”わびの品”として渡された所まで話をした。
「ユリウス。ヒルダの返品は出來るのか?」「無理だな。それに、俺は、ヒルダがアルと結婚したいと思っているのをやめさせるつもりはない。」「そうなのか?」「お兄様!!」「あぁいい加減婚約者を決めなければならなかったのは間違いない。それに、お前なら安心出來る。ヒルデガルドでは”第一夫人”は務まらないと言うのなら、妾でもいい。お前の側においておけ。そうしたら、俺も、王家も安心出來る。」「ユリウス様。たまにはいい事をいいますわね。わたくしも、基本的には賛です。アルノルト様のお心次第です。」「・・・解った。ユリウス。クリス。この話は、一旦置いておく。」「あぁ」「わかりましたわ」
その後、ユリアンネとラウラとカウラのを清めてもらうために、神殿にヒルダと赴いた。そこで大きな問題が発生した。
「ユリアンネ。ラウラ。カウラ。アンネリーゼ。ヒト型になってくれ」「え?」「な?」「へ?」
目が點になっている。ザシャだけはこの現象に心當たりがあるのだろうか?現象を魅っている、納得している雰囲気がある。
「な!どういう事だ!アルノルト!わかるように説明しろ。ユリアンネとラウラとカウラのは俺も見たし、確認もした。なぜ。生きている?」「落ち著けよ。ユリウス。今から説明する。その前に、生き返ったわけじゃない。これは確かな事だ。」
「魔晶珠ですか?アル。」「あぁやっぱり、ザシャは知っていたのだな。」「えぇもしかしてとは思っていました。3人が持っていたのが、魔晶珠でしたし、タマゴからも力をじていました。」「あぁ偶然なのだけどね。」「アル。記憶はどうなのだ?」「ユリアンネもラウラもカウラも殺される瞬間を覚えている。」「・・・・そうか、すまん。」「いいえ。ユリウス様。私達は、こうして、またアル様にお仕え出來るので、満足です。それに、新しい力も得ました。」「ラウラ。そうか、お前たちがそう思っているのなら、俺がどうこういう様な事ではないな。」
「まずは、3人は面識があるからいいが、もう1人は誰だ?アル。お前の関係者で、そんな黒髪の人さんは居なかったと思うぞ」「ギル。人はいいすぎだろう?まぁそうだな。アンネリーゼの話は、最後にさせてくれ。まだ俺自信、心の準備ができていない。」「アル。あれが、噂のギルベルトさんなのですね。」
アンの思考が違う方向に行くのを遮斷する。間違いなく、アンの頭の中は、BL要素で一杯になっているはずだ、それも、ギードやハンスも居る。もう妄想でお腹いっぱいになっているかも知れない。「アンは黙っていろ。」
「それで、4聖獣と共に、俺達は寮を出て、お前たちを追った。」「おい。いきなり話を戻すな。」「もういいだろう。いつまでも終わらない。」「あぁそうだな。アル。お前が話しやすいようにしろ。間違いがあったら、ラウラが説明するだろう。」
ベルリッツの街に著いて、路銀を手したり、冒険者ギルドで何か仕事がないか探して、”街道の屋敷”の調査依頼がっていたので、ける事にした事を説明した。
「ギードかハンス。お前たち、ベルリッツから出た街道で、どこかの馬車とぶつからなかったか?」「??」「あぁそう言えば、者が1人そんな事を言っていた。俺達も急ぐ旅だったから、金だけ渡して終わりにしようと思った」「それは俺も記憶している。相手が、高飛車だったから、面倒な事になる前に、ベルリッツの警備隊を呼びに行かせようとしたら、修理費を払えばいいと言われたから、払った。それだけのはずだぞ」
「ナーテどうだ?話に矛盾はないか?」「うん。にいちゃん。おいらが聞いていた話と殆ど同じだよ。」
「ユリウス。その馬車、共和國から帝國に、子供を運んでいた奴隷商だ。多分、正規な奴隷商じゃないと思う。」「な!それは本當なのか?」「あぁその時に運ばれていたのが、このナーテと子供22人で。全員、俺達が保護した。」「・・・そうか、それは悪かった。俺達が・・・。」「違う。ユリウス。お前たちが、馬車を止めたおかげで、子供たちは逃げ出す事ができた。」
それから、屋敷の話をした。最後の麒麟が姿を表した
「その屋敷を守っていたのが、當時”リッチ”だった、ルトラウト・フォン・エルスハイマー。」
ナーテの橫にいた、ルトがヒト型になる。ギルの目線がある一部に注がれている。まぁわからなくもないが、俺とは趣味が合わない。
「おほん!それで、アルノルト様。」「あぁそうだな。」
俺達は一旦ベルリッツに戻って馬車を調達して、ライムバッハに急いだ事を話した。道は、ライムバッハ領にってからは、直進せずに、山道を通った事も合わせて話をした。
「ユリウス。クリス。やっぱり、山道の方が早いのだよ。街に寄って行かなければ、1週間は早く付けただろう。おかげで、路銀や食料が足りなくなるかと思ったぞ」「ギルベルト様。そう言っても、これからの統治を考えたら、街の様子を見ておく必要があるのも事実でしょう。」「それは解っているけど・・・。」「そういうなよ。ギル。お前も、楽しんだのだろう?」「・・・あぁそうだけど・・・。」
「まぁいい。それで、アル。まだ何かあるのか?」「ここまでは、そんなに重い話じゃない。」
「え?十分重いと思うけどな。アルノルト君。」「そうですね。先に比較的軽い話を2つほど話します。」「え?」
「ユリウス。ルトの屋敷の権利関係はどうしたらいい?話を聞くと、エルスハイマー家は途絶えているはずだ。」「ちょっと待ってください。アルノルト様。」「どうした。クリス。」「そのエルスハイマー家ですが、本當に、途絶えているのですか?」「そうだよな。ルト?」「えぇお父様とお母様には、私しか子供はおりませんでしたから、お父様は”蘇生”などという怪しげなに手を出したのです。」「・・・・しっかり調べないとダメですが、そうなら、屋敷は、アルノルト様のになります。」「そうか、貰っても何に使えるわけじゃないからな。ルト。どうしたい?」「わたくしのご主人様は、アルノルト様ですので、ご自由にして下さい。それに、今の私はそれ以上にやりたい事があります。」そう言って、ルトはナーテの肩を優しく抱きしめた。それが、今ルトがやりたい事なのだろう。
「今は道を草木で隠してきたから大丈夫だろうけど、山賊とかの城にされないようにする必要はあるだろうな」「あぁそうだな。」
屋敷の話は、後ほど考える事になった。
「クヌート先生。」「はい。なんでしょうか?」「先生。し質問なのですが、農村で育った子供が23名居ます。その子供が、神殿に行って加護をけられる確率はどの程度でしょうか?」「統計データがないので、わからないのですが、毎年の覚で言えば、10~15%程度だと思いますよ。」「そうですよね。23人居ても、2~3人加護を得られば、かなり優秀だと判斷していいですよね」「えぇそうですね。その考えは間違っていません。」「うん。ナーテ。お前たちは、23人で何人。加護を貰った。実際に屬はまだだった奴もれてでいいぞ」「え?あっうん。おいらは一昨日にいちゃんと行って、加護を貰った。水と氷と剣と槍と盾だった。」「え?氷の加護?それは本當ですか?」「うん。ダメなの?」「ダメでは、無いのですが・・・ナーテ君といいましたか?魔法制は?」「え。あっ1.13です。」「・・・・。アルノルト君。どういう事ですか?」「あぁぁクヌート先生まだ続きがあります。」「え?」「ナーテ。」
「うん。にいちゃん。おいらたち全員で神殿って所に行ったのだけど。おいらを除いた22人全員が、魔法制が使えるようになった。一番低い奴でも0.40位だったと思う。」「な・・・。それは間違いないですか?」「えぇクヌート先生。俺も神殿にも確認しましたし、子供全員に話を聞いて、間違いない。まだ年齢が若いのか、加護までは著かなかった子も居たようだけどな。」「・・・。」「それで先生にお願いがあるのですが、忙しいのは重々承知していますが、子供たちへ魔法に関しての訓練や座學をお願いできないでしょうか?最初の6ヶ月位は、ナーテを含めて座學をお願いしたい。」「・・・解りました。でも、この子達は、共和國の子なのですよね?」「えぇでも、本人たちにも確認しましたが、共和國には戻らないで、ライムバッハで働きたいと行ってくれています。クリス。問題はないよな?」「そうですね。相手が帝國なら何か言ってきたかもしれませんが、共和國なら問題無いでしょう。」「それならよかった。」
もうすっかり置になっている多數の人たちを置き去りにしていろいろ決めていく。クヌート先生が空き時間を利用して、座學を教えてくれる事になった。それ以外にもエヴァが教會の事を教えてくれる事にもなったし、他のメンバーも暇を見つけて教えてくれる事になった。
概ね説明が終わって、後は、弾が二発殘っているだけだ。
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