《魔法の世界でプログラム》領地改革.3

--- アルノルト Side ---コンラートやエードルフに、ノース街や周辺の事を頼んでから、俺は、ヒルダとナーテに武裝を整えてもらっている、フルールとエステルにも迷宮ダンジョンに潛る為の準備をお願いしている。武裝に関しては、ドワーフの協力を取り付けている。食料を持っていくつもりだ。どうせ、攻略したらノース迷宮と繋ぐ予定だし、それほど必要ないだろう。

テディを締め上げた結果・・・簡単に、フランケンシュタイン伯爵だって事を認めやがった。その上で、悪びれる様子もなく、それこそ開き直ったかのように、知識を全開に解放してきやがった。俺が、アーティファクトに詳しい事や、魔道の使い方だけではなく、改良や新規作が出來る事を、さんざん聞いてきたが、頭にチョップを落とす事で、黙らせた。テディは、プログラムを覚えたいと言ってきた。プログラムを教えるのは、簡単ではないが、出來ないとは思えなかった。人間の問題もあるが、テディは迷宮ダンジョン・・・ノース迷宮から出ない。ノース街を誰かに連れられて移する事はあるが、現実的にノース街から出る事は、ないと約束させた。約束させた事で、プログラムの基礎と簡単なプログラムを教えてみる事にした。プログラムを理解する事はできなかったようだが、使い方をマスターする事は出來ている。テディは、新たな魔道を生み出したり、プログラムを修正する事は、まだ出來ないが、迷宮ダンジョンの管理は任せても大丈夫だろう。開発者ではなく、運用者には十分なれるのだろう。そして、そちらの才能なら、俺なんかよりも數倍上な事は、話をして理解出來る。応用力もそうだが、狀態を維持する事にかけては天才的な才能を持っている。それから、話をしていて、テディを伯爵と呼ぶのは辭めてしいと言っている。今の自分は魔力がない。ただのぬいぐるみで魔法の行使も出來ないという事なのだ。それに、長い年月を過ごしてしまったために、テディから抜け出せなくなってしまっているという事だ。

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テディには、ノース迷宮で管理を継続してもらう事にしている。今、ノース迷宮は他の二つの迷宮のハブにもなっているので、管理を疎かにする事が出來ない。その上これから、9つの迷宮がつながる事になる。テディは、攻略してからのお楽しみと言っていたが、本人もすっかり何が、有ったのか忘れてしまっているようだ。

一応、クリスには連絡をれておく事にする。「クリス!」『よかった・・・』「あぁ悪い。用事を思い出した!」『アルノルト様。それはないですわよね?』「だって、クリスが、俺の電話で”よかった”なんて言う時には、厄介事って相場が決まっているだろう?」『違いますわ。でも、しだけお願いがあるのは間違いありませんわ』「ほらみろ・・・っで?なんだ?」『え?』「”え?”ってなんだよ」『いや、珍しい事もあると思っただけですわ』「わかった、その喧嘩買うぞ!」『アルノルト様』「わかった、それでなんだ?」『えぇ私の方もですが、アルノルト様もなにか有ったのですよね?』「あぁ明日から、迷宮ダンジョン探索にるという連絡だ」『そうですか・・・どのくらい?』「あぁ全部を一気にやろうかと思ったが、いろいろあって、一つ攻略する毎に、ノース街に戻ってくる事にしたから、10日前後見てくれれば大丈夫だと思うぞ」『そうですか・・・全部攻略するのに、3ヶ月位ですか?』「移もあるから、半年位を見ているけどな」『それでしたら、丁度いいかも知れませんわ』「何がだ?」『はい。私と陛下の婚姻は終わったのですが、アルノルト様とヒルデガルド様のお披目が出來ていません。はっきりさせる意味でも、お披目を行う必要があると・・・・とある人がいい出しまして』「クリス!」『何でしょう』「その言い出した奴が、ユリウスなら、最も短い在位の王として歴史に名前を殘したくなかったら、くだらない事を言っていないで、しっかり舵取りをしていろ、と言っておいてくれ!」『・・・殘念ながら、言い出したのは、陛下ではありません。陛下も反対していたのです。”アルを王都に呼び出すのは、面倒事を抱え込むのと同じ”だと言っていました』「クリス。悪いな。短い結婚生活だったな。今から、未亡人になる覚悟をしておいてくれ!」『アルノルト様。それは、別にいいのですが・・・どうしましょうか?』「いいのかよ・・・。斷れないのだな?」『はい。教會の樞機卿からの話でして、ヒルデガルド様を降嫁させるのなら、教會に挨拶があって然るべきだと、ヘソを曲げられてしまって・・・』「わかった、それじゃ・・・」『よろしいのですか?』「あぁ迷宮ダンジョンを攻略してから、その樞機卿を暗殺すればいいよな?別に、代わりは居るだろう。そんな馬鹿な事を言い出さない奴に、席を渡せばいいだろう?」『アルノルト様!!』「半分位は冗談だ。」『半分ですか・・・』「それで、どうしたらいい?教會に貢を持っていけばいいのだろう?どうせ、”そういうこと”なのだろう?」『有りに言えば・・・。申し訳ありません』「なぁに、いいって、それよりも、クリス。その言ってきた、樞機卿と、彼らの派閥を教えてくれ」『何をされるのですか?』「ん?”出”にするだけだぞ」『え?』「貢を大量に渡して、それを喜んでけ取ったら、ノース街や俺が管理する街や砦に作る教會は、その樞機卿の派閥からは、司教をれない」『・・・よろしいのですか?』「あぁ教會は好きになれない。神殿があれば問題ない。それで、教會と全面対決になっても構わない」『・・・そうですか、それでしたら、先方にそう伝えます』「まかせる。それで、クリスとしては、ヒルダとの披宴をしてしいのか?」『そうですね。王都での披宴は別にして、ノース街での披宴はしてしいと思っていますわ』「そうか、わかった。善処しよう」『ありがとうございます。もし、教會がそれでもいいからと言ってきたら・・・』「いいよ。その時に、俺自ら貢手切れ金を持って教會に顔を出す事にするよ」『わかりました』

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教會の老害は、こので、何もダメージをけなかったようだ。偽王も、教會には手を出さなかったようだし、さっさと逃げ出したというのが真実のようだ。ノース街には來ていなかったと報告を得ているから、何か別の組織がいたのかも知れない。

まぁ教會は何か言ってきたら対応すればいい。クリスにも連絡をしたし、迷宮ダンジョンに向かうとするとか・・・アインス迷宮からだが、全部が迷宮ダンジョンで、死んでいるか生きているかわからない狀態になっている。仕掛けも配置した本人が覚えていないので、慎重に進む必要がある。テディからの話では、9つの迷宮は50階層までしか存在していないと言っていた。

それでも、一般的な冒険者では難しいだろう。ステータス袋がある俺達だから攻略が可能だと考えて良さそうだ。

さて、そろそろ返ってくる頃かな?

--- ナーテ Side ---にいちゃんから、迷宮ダンジョンに一緒に行くと言われた。おいらは、ゴーレムを連れて行く事になったが、飛ぶ必要はないだろう・・・と思っていたが、ヒルダ姉ちゃんが、もしかしたら、ダンジョンで飛ぶ必要があるかも知れないと言っていた。

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おいらのゴーレムをそのまま連れて行く事になった。でも、このままだと、武裝が弱いかも知れないと言われたので、テディに相談する事にした。

にいちゃんとテディが何か難しい話をしていた。その話が終わった後で、テディに武裝を作ってもらう事になった。

そうしたら、テディが”一緒に武裝を作ろう”と持ちかけてくれた。

「テディいいの?」「あぁぁ・・・ご主人様の了承はもらっている。ナーテに協力してしいって言われているから安心していいよ」「やったぁ!あのね。テディ。おいら、にいちゃんが持っているような剣がいい!」「”刀”か?」「うん!あれを、おいらのゴーレムに使わせたい」「ねぇナーテ。ゴーレムに名前つけてあげないの?そのゴーレムは、もうナーテ専用で、他の子には縦出來ないようになっているよな?」「う~ん。でも、いいのかな?おいらが名前つけて・・・」「気になるなら、ご主人様に聞いてあげるよ」「いい。自分で聞いてくる!」

にいちゃんがさっきまで居た部屋にるが、もう居なかった。電話を使ってみる事にする

『ナーテ。どうした?珍しいな』「う・・ん。なぁにいちゃん。おいら・・・」『どうした?』「うん。あのね。おいらが使っているゴーレムに名前付けたいけどいい?」『名前?』「うん!」『なんだ、付けていなかったのか?ナーテのゴーレムは、専用機だから、名前を付けて大事に使ってくれる方が嬉しいぞ』「本當!」『あぁそれに、他に専用機を持っている隊員や、汎用機でも専屬で使っている場合には、名前著けていいからな』「え?本當?」『あぁ今まで付けていなかったのだな』「・・・うん。だって、ゴーレムって、にいちゃんがテディと作ったで、おいら達は借りている・・・それに、ギル兄ちゃんに聞いたけど、ものすごく高いのだろう?」『あの馬鹿・・・。ナーテ。気にしなくていい。それに、ゴーレムを使って、俺を助けてくれるのだろう?』「うん!勿論だよ!」『それなら、もうそのゴーレムは、ナーテのだから安心して、取り上げたりしないし、ナーテがしっかり可がってくれる方が嬉しい』「わかった!」『ゴーレム隊の隊員にもしっかり言っておいてくれ、ナーテリンデ・ゴーレム隊の隊長!』「了解しました!」

電話を切って、ゴーレム隊になっている同郷の子に連絡をれる。皆喜んでくれている。早速名前を付けると言っていた。

「ご主人様はなんて?」「ん。名前著けて良いって!」「うんうん。それで、ナーテは、この子になんて名前を付けるの?」「”voidボイド"!」「ご主人様に聞いたのか?」「うん!」「意味も?」「聞いたけど、忘れちゃった。なんとなく、かっこいい響きだから覚えていた!」「そうか・・・」

「ボイド!これからよろしくね」

なんか、ボイドが喜んでいるように思える。そんなわけないのに、名前を付けただけなのに、一気に親近が湧いてくる。

「テディ。それで、ボイドに、にいちゃんの剣を持たせたいけど出來る?」「う~ん。ご主人様が持っていると同じは、無理だけど、形だけを似せたようななら出來るぞ」「本當?それでもいいからお願いしたい!」「わかった。それじゃ作って見るか。ナーテも手伝ってくれるのだろう!」「もちろん。ボイドも手伝ってね!」

それから、暫くテディとおいらで、あーでもない。こーでもない。と、試行錯誤をした。出來上がった”剣”をボイドに持たせて、テディが用意したゴーレムと模擬戦をおこなった。何度か調整して、満足できるが出來た時には、半日以上の時間が経過していた。この後、ヒルダ姉ちゃんと防を見に行く約束をしていたのを思い出して、テディにお禮を言って、地上に戻る事にした。

戻ったら、ヒルダ姉ちゃんが待っていて、そのままノース大森林の中にある。ドワーフの里に連れてかれて、そこで、いろんな防を試しに著る事になった。おいらは、ゴーレムのボイドが居るので、それほど重要ではないが、ボイドが戦えない場合に備えて、最低限安心出來る強度の防につける様に言われた。あまり重いと、ボイドを縦する時にも問題になるので、軽裝で必要な部分だけを守るような防がいいなぁと思って、そうしてもらうようにお願いした。

ヒルダ姉ちゃんも同じように軽裝だけど、防力がある程度は期待出來るを選んでいる。そこに、フルール姉ちゃんとエステルもやってきた。二人も、おいら達と一緒に迷宮ダンジョンにる事になると言っていた。

「ねぇナーテ」「なに?エステルにも、ゴーレムを作ってもらえないかしら?」「う~ん。にいちゃんとテディに聞かないと解らないよ」「あらそう?エステルどうする?」「ほしいですわ!」「そう、ちょっと待って・・・」

フルール姉ちゃんは、にいちゃんに電話して聞くようだ。すぐに終わった

「ナーテ。ヒルダ様も、ご一緒しませんか?主様が何か面白いを作ったらしいですわよ」「え?また?」「ほえ?」

ちょっと間抜けな事を出してしまったが、さっきまでおいらはテディと一緒に居たのに、そんな雰囲気は一切なかった。隠していたのか?それとも、にいちゃんが今持っていたのか?でも、気になる。ドワーフの職人に、微調整をお願いしてから、ゲートでノース迷宮の中に向かう。

ゲートを出ると、にいちゃんとテディが何やら話をしていた。

「あぁ皆・・・ちょうどよかった。あっエステルも一緒だね」「私が一緒だと駄目なの?」「そんな事言ってないでしょ?それに、エステル用のゴーレムの話が出たから、”これ”を試してみようと思って居るのだけどいいかな?」

にいちゃんが取り出したのは、小型のゴーレムが5だ。それぞれ、ボイドの飛行と同じような形をしている。

「アルノルト様?これは?」「ヒルダならわかると思うけど、こいつら合する!」「え?」「どういうこと?」「は?」「・・・??」「??」

にいちゃんが楽しそうに説明していく。通常狀態では、にいちゃん。ヒルダ姉ちゃん。フルール姉ちゃん。おいらとエステルが、一ずつ持っている。このゴーレムは、飛行の狀態では、認識した持ち主の近くを警戒して、敵勢力が近づいた時に、警告を発する。攻撃する事も出來るらしいが、そこまで強い攻撃は出來ないと言っている。それだけだと自しているゴーレムと一緒だが、”ブレードモード"というと、剣狀態になる。”シールドモード”というと盾に変わる。これらのモードが、他にも”ガンモード”や”ランスモード”などのモードが存在していて、これらは、ゴーレムにインストールする事で使えるようになると言っていた。これだと、エステルがんでいるようなゴーレムではないが、エステルが”合”と宣言して、全員が了承したら、5のゴーレムが合して、中にエステルがり込んで、縦出來るようになる。

なぜ合が必要なのかと、フルール姉ちゃんが聞いたら・・・・”合は、男のロマン”だと話していた。意味が解らないが、通常時や野営している時には、警戒モードにしておいて、全員で戦う必要がある時には、エステルがゴーレムの中にって縦する事で、戦力になるという事だ。おいらも合の必然は解らなかったが、にいちゃんがすごく楽しそうにしていたので、必要な事だろうと思うことにした。

したゴーレムは、エステルが中にる事で、魔法攻撃も出來る。

準備ができたので、後は防け取って、食料をステータス袋に詰めたら、最初の迷宮ダンジョンに向かう事になる。

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