《魔法の世界でプログラム》共和國での渉と・・・

--- アルノルト Side ---結局、共和國には、俺とヒルダとナーテで向かう。當然のように、マルティナが付いてきているが、ペット枠として連れて行くので問題は無いだろう。

國境までは、王都からだと1週間程度で到著出來ると言われたので、1週間後に、國境を通過する事にした。通過後に、休憩出來そうな場所で、ゲートを繋げて、ブラント迷宮に移する事にした。

會談場所に指定された場所は、ブラント街だったので、丁度よい。

國境を越えてから、ブラント迷宮に飛んだ。2日程度時間を潰してから、街に向かう事にした。面倒だが、こうしないといろいろ不味いのだと言われている。理由は解らなくもないが、わかりたくもない。

ブラント迷宮だけを見ていると、かなりの數がり込んでいるのが解る。一度、街の外に出て、そこから、徒歩で街に向かう事にする。門番が居るだろうから、俺達が到著した事を、偉い人に知らせてほしい。早馬よりも前に、俺達が到著したのを驚くかも知れないが、それはそれで、どういった反応が來るのか楽しみだ。言い訳はすでに用意している。ゲートの魔法では無く、ナーテのボイドを使った事にするつもりだ。そして、マルティナを連れている事で、迷宮ダンジョンを攻略した時に、得たゴーレムだと説明するつもりだ。ナーテにしか特がなく使えないだと説明しておけば、いいだろう。ナーテの取り込みを計るかも知れないが、そうなったら、その時に考えればいい。

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「ようこそ。ブラント街へ。迷宮探索ですか?」

余計な事を考えていたら、並んでいた列が進んで、俺達の順番になっていた。対応は、ヒルダが行うと言っていたので、全面的に任せる事にした。

「なぁにいちゃん。おいら達は、何もしなくていいのか?」「う~ん。ナーテ。俺が、ヒルダの代わりに、門番と話をして、幸せになる未來が見えるか?」「・・・無理・・・かな」「だろう、だから、ヒルダに、任せておけばいい。適材適所だよ」「そうだね」

ヒルダが門番との話が終わったようだ。「アルノルト様。ナーテ。行きますよ」「はい。はい」「はぁーい」

引率される生徒のように、ヒルダについていくと、一つの建が見えてきた。確かに、もう”村”ではなく、”街”と言ってもいいくらいだな。明確な、村と街の違いがなんなのかは知らないけど、周囲を覆うように柵が出來ていたり、柵の奧に城壁を作り始めているようだ。全を覆うにはまだ至っていないが、1/3程度は終わっているようだ。他にも、前にも見られなかった施設ができ始めている上に、迷宮ダンジョンの口には、壁と建で覆われている。

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よくここまで作ったな。建の中にって、部屋に通された。

「ヒルダそれで?」「はい。ここで待っていてしいという事です」「わかった。まぁされないだけ”マシ”と思っておく事にするか?」

『アル。誰か來る!4人位』「マルティナありがとう」

ドアがノックされる。襲撃ではなさそうだ。

ボイドを使って、ドアを空けさせる。ってきた者たちが、ゴーレムを見て"ぎょっ"と、しているのがしだけ笑えたので、よしとしよう

どうやら、この街を仕切っている商人達の様だ。先頭が、一人顔見知りが居た。レオポールの所の、ザールだったかな?

ザールが一禮をして、連れてきた者達を紹介してくれた。やはり、商人で間違いないようだ。

「私は、ザールともうします。マナベ様。いや、ライムバッハ侯爵とお呼びしたほうがいいでしょうか?」「そうですね。マナベというのが、誰の事なのかわかりませんが、はじめまして、ザール殿。アルノルト・フォン・ノース=ライムバッハです。そして、「妻のヒルデガルドです」」

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ため息が出てしまう。ヒルダは、妻である事を強調したいのだろうけど・・・「それから、ナーテリンデ・ブラント。前村長のご子息です。今、私の所で、ゴーレム隊の隊長をしております」

皆が、口に居るゴーレムとナーテを互に見ている。

「そして、マルティナです。おとなしいので、大丈夫です」

マルティナが俺の肩に乗る形で、皆を見ている。竜なんて、そんなに見るではないので、皆が目を丸くしている。

「侯爵。もしや、ノース街で走っている馬車は、そちらのブラント殿がっている、ゴーレムなのでしょうか?」「うちの街に來たのですね。そうとも言えるし、違うともいえます。あれは、馬車を牽くためだけのです。ナーテが持っているゴーレムは、攻撃や防に特化したで、ナーテにしか使う事が出來ません」「・・・そうなのですか?あのゴーレム馬車を譲っていただく、言い値で買い取らせて下さい。お願いします」「順番待ちが」「おまえ、侯爵閣下、儂のところにも、1臺・・・いや、できれば、3臺。卸していただくわけには?」

全員が全員、ゴーレム馬車をしがっている。量産は可能だが、者がいないとかせない。

「ザール殿?今日は、商談の場なのでしょうか?したら、後日、商談が出來る人間を連れてきますが?」「いえ、それには及びません。皆様、趣旨をお間違えないようにお願いいたします」「そうでした。侯爵。申し訳ない。私達は、このブラント街を仕切っているブラント會の者です。個々の紹介は、後日とさせて下さい。代表が今日來られなかった商會も居ます」

あぁあの若いのがそうだな。息子が代理で來たというところだろうか?

「それで?」「はい。ブラント街を、今後どうするのかをお聞きしたかったのです」「あぁそういう事ですね。私達の好き勝手に出來るのなら、ブラント迷宮とブラント街を、特區の様な形での運営が出來ないかと思っております」「特區と申されますか?」

商人で一番年齢が上であろう者が代表して聞いてくれるらしい

「稅金などの計算は、共和國の法律に従います。そうですね。このあたりは、バックハルム領で、レオポール殿が治めていますよね?」「はい。そうなります」「それでしたら、バックハルム領に編されても構わないのですが、迷宮ダンジョンは、治外法権にしていただきたい」「治外法権?」「簡単に言えば、迷宮ダンジョンの中で行われる事に関しては、共和國が口出ししないという事です」

「ザール殿?」「侯爵。我が主人からの提案を先に述べるべきでした」「何か、有るのでしたらお聞きしたいです」「はい。レオポールとマラブール様からのご提案ですが、ブラント街の代を、ナーテリンデ様に行って頂いて、それを、レオポール様に委託していただけないかという事です。その時の委託料は、本來得られる人頭稅の半額でどうでしょうか?」

「ザール殿。それでは、人頭稅の徴収は、誰が行うのだ?委託された者が行うことになるのか?」「そうなります」「殘った半額は?」「ナーテリンデ様にお渡し致します」

し、こちらで話をさせてくれ」「かしこまりました」

商人とザールが部屋から出ていって、俺とヒルダとナーテが殘って話をする。

「ヒルダ。どう思う?」「迷宮ダンジョンの事が抜けていますが、それ以外では魅力的な事だと思います。それに、共和國側としても、ナーテが居るのに、別の人間が支配していて、アルノルト様とナーテが戻ってきて、"この村は俺達のむらだ!"とか言われるよりは、かなりマシなのでしょう」「俺達のメリットは、それほど多くはないがデメリットもないな。どうしたナーテ?」「おいら、にいちゃんやねえちゃん達と一緒に居たい。ここには、とうちゃんや、かあちゃんが居た場所で、眠っている場所だけど・・・」「あっごめん。ナーテ。俺も、ナーテを手放すつもりはない。ブラント街を、ナーテが治めていると共和國側に申請するけど、ナーテが俺達と一緒にいられるようにする」「ん。それなら、いい。おいら、にいちゃん達と一緒にいられるなら、大丈夫!」

「なぁヒルダ。共和國側のメリットってなんだと思う?」「そうですね・・・幾つか、あると思うのですが、迷宮ダンジョンが思った以上に味しいって事では無いでしょうか?ここからの素材で、この街は潤っているのは間違いないでしょう。それに、共和國も、以前の王國と同じで一枚巖ではないでしょうから・・・」「そうか・・・そうだよな。マラブールがトップに立つにしても反対派も居るだろうし、抵抗勢力の切り崩しは必要なのだろうな」「はい。それで、マナベ商會・・・強いては、ノース=ライムバッハ侯爵を味方に付けて、王國の後ろ盾がしいという所ではないでしょうか?他にも、ブラント街を易の中心點としようとしているのかもしれません」「そんなところだろうな。基本的に、俺はけてもいいと思っている。後、技提供もある程度ならしてもいいと思っている。それで、迷宮ダンジョンが得られるなら安いものだし、街が発展すれば、自然とってくる魔力の量も増えるだろうからな」「えぇそうですわね。私達としては、マイナスはないかと思います」「よし、基本それで行くか!」「はい。でも、クリス姉さまや、お兄様にはいいのですか?あの・・・ご相談とかしなくても・・・」「いいよ。全権委任の形なのだろう」「・・・そう言っていました」「ならいいよ。それに、あいつらは、ここには関係ないからな。俺が、爵位をけるとか、共和國に移するとかなら話は別だろうけどな。ナーテが、領主を務めるだけだろう。それも名前だけど・・・面倒になったら、誰かに押し付ければいいのだろうからな」

隣室に控えていた、ザールと商人達を呼んで、基本的に諾する事を伝えた。その上で、商人にはノース街へパスを発効する事にした。不正をおこなった場合には、ノース街への出りが出來なくなる事を付け足して置くのを忘れない。ノース街は、今王都を囲むようになっているので、ノース街にられないと同じ意味で、王都にる事ができなくなってしまうが、これは説明していない。一度くれば解る話だろう。

「あぁノース街に來てくれれば、ゴーレム馬車の販売はしているから、買えるからな。順番待ちは発生してしまうけどな。後は、王都のマナベ商會にも、馬車を卸しているから、そこで買うことも出來るけど、細かい注文をするのなら、ノース街まで行った方がいいだろうな。王都では、量産型を売っているだけだからな」「侯爵。その、者は?」「あぁそうだ。ナーテ。どう思う?」「う~ん。特化型だと、難しいかも知れないけど、量産型ならかなり簡単になっていると思うよ。でも、おじさんたちは商人だよね?だったら、ノース街まで行って、特化型にして、者も雇った方がいいと思うけどな」「えぇ~とナーテリンデ様。どうしてですか?」「う~ん。あっおいれは、ナーテでいいよ。そう呼ばれているからね。だって、長い距離を移したりするのだよね?魔や盜賊にも襲われるよね?」「え?あっはい。そうなります。その為に、冒険者や守備隊を雇ったりします」「特化型なら、全員とは言わないけど、しは人數を減らせるよ?」「そうなのですか?侯爵!」

やはり、ナーテの説明だとわかりにくかったようだな「そうだな。汎用型は、安全な所を、走らせる事と、誰でも舵出來る事をコンセプトにしているからな。街中や、安全が確保されている街道なんかを走る事を前提にしている。特化型は、舵は難しくなるが、結界を張ったり、簡単な攻撃魔法を放ったり、あと馬車の中を一定の気溫に保つ仕組みなんかをれたりしている」「え?結界ですか?」「あぁそうだ」「結果は、かせるのですか?休憩時とかだけでもありがたいのですが・・・」「そうか、かせないというのが、定説だったな。結界にも、いろいろ種類がある。今説明するのは面倒だが、ノース街のゴーレム馬車には、く結界を張る仕組みがれられている。生半可な攻撃では、結界を破る事は出來ない。それに、ゴーレム自の攻撃力もあるから、護衛の人數を半分とは言わないけど、減らす事は出來ると思うぞ。結界を張りっぱなしにする事も出來るから、夜の見張りもだいぶ楽に出來るからな」「・・・」「それから、ナーテが行った通り、者の斡旋もしているし、數ヶ月必要だけど、ゴーレム馬車の舵を教える學校もあるから、そこにってもらってもいいぞ」「學校ですか?費用は?」「ん。無料だぞ。子供は寮が有るけど、大人は寮がないから、街の宿屋に長期滯在してもらう事になるけどな」「そうですか・・・わかりました」

すっかり、商談の様になってしまったが、いつの間にか居なくなっていた、ザールが書類を持ってきた。ナーテが、領主に就任するという事と、レオポールに領主代行をお願いする事が書かれた書類で、注意書きで、ナーテには、年に1度以上は領に來て書類にサインする義務が追加されているが、墓參りだと思えば、いいだろう。年に一回だと、面倒なので、3年に一度にしてもらった・・・。

共和國での會合は、思った以上に問題なく終わらせる事が出來た。

帰ろうとした時に、攜帯電話がなった『アル!』『どうした?』

珍しく、ギルからだ。それもかなり慌てている。

『いいか、落ち著いていくれよ』『俺は、落ち著いているよ。お前が落ち著け!』『そうだな・・・すまん』『それで?なにがあった?』

『あぁ・・・帝國でが発生した、そしてフォイルゲン領に、帝國軍の一部が攻め込んできた!』『はぁ?どういう事だ?』

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