《神様の使い助けたら異世界に転生させてもらった❕》8、フィナローザ、王様に呼び出される。

「おとーさまー!」

広間に戻ると、お父様が待っていました。

「グラン、し遅かったようだけどお仕事大丈夫だった?」

「大丈夫、終わらせてきた。」

お父様は、宰相をしています。

最近、貴族同士でのいざこざがあったらしく、王宮に泊まり込む日もなくありませんでした。

前日、『お仕事が忙しいなら來なくてもいいよ』っと言ったら『子供達の將來が決まるのに行かないでいられるか!』と言われました。

この能力開示の儀で、優秀な人には魔法課(王城の警護や新しい魔法の開発などをする所)や騎士課(王城の警護、町の警護、戦の出陣などをする所)への勧、國立學園への推薦があったりするので、能力開示の儀で將來が決まると言われているのです。

「そろそろ王族の人たちが出てくるわね」

王族の人たちは、王様以外には會ってないのでどんな方々なのか気になりますね。

「みなのもの、よく來てくれた!良い結果を耳にできる事を願っているぞ!」

「ここで我の息子第二王子アクアティスを紹介したいと思う。アクアティス前へ」

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「私は第二王子アクアティス・ジークリット・ハイレントだ。」

ん!?ダークブルーの髪に金の目。今目の前で自己紹介をしているのって…さっき會った口の悪い年!

まさか、あいつが王子だったんなんて…。

「これより、能力開示の儀を執り行う。」

「まずは、王子から。王子こちらに來てください。」

しかし王子となるとそれなりのステータスがあるはずですよね。

し楽しみです。

「では、王子はその水晶にれてみてください。」

王子が水晶にると明なスクリーンに大きくステータスがうつしだされました。

數値は私の25分の一くらいで適合魔法が火、土、無の3つ。

これは低すぎるのではないでしょうか。

「さすがは王子ね。數値も3歳の割には高いし、適合魔法が3つもあるなんて…。」

ん!?これで數値が高い?しかも3つもあるなんてって、それじゃーまるで普通なら一つか、二つしかもっていないような言い方…。

「おかーさまー、みんなまほうはいくつくらいっもているのでしょうか?」

「そうねー。多くて3つ普通なら無とあと一つってところかしら」

噓でしょ。

そんなになかったら私は、どれだけイレギュラーなのでしょうか…

「アルディー公爵家長男のハーライト・アルディー。こちらに來てください。」

「じゃーいってくるー」

お兄様はいってしまいました。

お兄様が行ってしまったってことは次が私の番ってことですよね。

…ま―悩んでどうにかなるっていう事ではないので、今はお兄様がどんな力を持っているのかちゃんと見ておくべきですね。

「ここに手をのせて下さい」

さっきと同じでステータスが出てきました。

お兄様のステータスは、神力と知力が高く、適合魔法が水とと無、

やはり3つですか…さすがはお兄様です。

しかし數値は、高い神力や知力でも二十分の一ほどしかありません。

「どーだった?ぼくすごかった?」

「ええとても、この様子だったら勧は確定のようね。」

ですか。

あまり政治には関わりたくないのですが…

ここで気が付いたことがあります。

それは今まで二人とも加護がない事です。

どうしましょう、みんなは加護を持っていないのに私は三つ持ち…しかも1つはチート級…

ため息が止まりませんね。

「アルディー公爵家長フィナローザ・アルディー。こちらに來てください。」

はぁー、ついに呼ばれてしまいましたね。

うじうじしていても仕方ありませんし行きますか。

「いってきます、おとーさま、おかーさま。」

「いってらしゃい、フィナローザ」

本當はすぐそこの水晶がとても遠い所にあるようにじます。

「ここに手をのせて下さい。」

とてもドキドキします。

私が水晶にれた瞬間、周りの空気が固まりました。

しすると周りがざわめきだしました。

「…皆の者靜粛に、フィナローザ嬢、後日執務室に來てくれ。」

「はい」

やはりこうなりましたか、ある程度予測はしていましたが王様に呼び出しですか…

三歳の子どもを呼び出してどうするつもりなのでしょうか…。

私はあまり人に注目されるのは嫌なので走ってお母様のの所に戻りました。

「フィナローザ!すごい!すごいわー!あなたは神様にとてもされているのね!」

「加護を持つものは珍しい、しかも三つも」

お母様は私を抱きながら涙を流しています。

反対にお兄様は…

「フィナばっかりずるーーーい。ぼくも、ぼくも」

んでいます。

「っさ、二人のステータスもわかったことだしそろそろ帰りましょうか。」

「「はーーい」」

「俺は仕事に戻る。ついでに王に娘になにを言うつもりか聞いてくる。」

「はい、お仕事頑張ってきてくださいね。」

しかし、王様は私に何を言うつもりなのでしょうか…。

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