《捻くれ者の俺は異世界を生き抜く》5.大嫌いな笑顔
「〜であるからして」
機に片肘をつき、「ふあぁ」と大きな欠をした。
今、瞼を閉じれば確実に寢てしまうだろう。それ程、今この時間が退屈にじている。
現在俺達は勉強をしていた。異世界の城の中の一室で、機を並べて勉強だ。意味がわからない。
容は『この世界の一般常識』だそうだ。
俺達に必要なものは、どうやら戦闘力だけじゃないらしい。この世界で生きていく上で知っておかなければならない報、それを俺達に詰め込むつもりのようだ。
どこぞの誰とも知らない、ハゲに髭のおっさんが授業をしてくれている。
しかし異世界の常識だの何だの言うが、今のところ割と普通のことしか教えられていない。
例えば、この世界の一日は24時間で1ヶ月は約30日、1年で365日らしい。さらに太は東から西へと沈み、夜になると太の代わりに月が顔を出す。
誰だってわかると思うが、これは地球の太暦とほぼ同一のものと言っていいし、この星の自転公転の向きも同じである。
こんなじで、小學校で習った授業の再履修をけている気分なのだ。これが朝9時から晝前までずっと続いている。退屈になるのも無理はないだろう。
「おっと、そろそろ時間ですね。では今日の授業はここまでです」
ようやく授業が終わった。
俺がチャイム無しの授業終了に違和を覚えながらも席を立ち、両手を突き上げ大きくびをしたとこで、
「優、このあと晝飯だろ?みんなで一緒に食べないか?」
一神が聲をかけてきた。
昨日の今日でもう名前呼びに変更されている。これが噂に名高い彼のイケメンテクニックか。実にナチュラルな食事のおいだ。校一のリア充も伊達ではない。
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「ありがとう、そうするよ」
俺も負けじとスマイルを返す。こいつの信頼だけは絶対に勝ち取りたいのだ。
「はぁ〜私もお腹ペコペコだよ」
當たり前のように星野が會話に加る。そのすぐ後ろに村が引っ付いている。一神の言う『みんな』とは、當然この二人もカウントされているはずだ。
そして殘す一人は、
「なあ、桐山も一緒にどうだ?」
流石は勇者、教師も手を焼く桐山に対して、さも舊友をうかのようにイケメンスマイルをぶつけにかかる。これが同年代の子ならばを押えて悲鳴を上げていてもおかしくはないのだろうが、しかしこちらも流石は校一恐れられる男と言うべきか。桐山は鋭い眼でこちらを睨みつけると、
「言ったはずだぞ。俺は馴れ合いはしねぇ」
そう言って背を向けて去っていった。
「まあ、いずれ仲良くなれるさ。さ、行こうぜ」
あんな態度を取られても、一神はめげたりしないらしい。鋼のメンタルだ。
*
広々とした食堂だ。
大きな長機の端を皆で取り囲むように座った。俺の右隣に一神が座り、俺と一神の正面に村と星野が座っている。ちょうど男で向かい合っているわけだ。そしてゲストがもう一人、機の短辺、誕生日席の位置にアリス王が腰掛けていた。
一神が彼もおうと言い出して、星野が賛、星野が言うのならと村も承諾、俺は苦笑い、そしてアリスは笑顔で食事に著いてきた。
「さあ皆さん、沢山食べてくださいね!」
自分が作った訳でもないのに、やけにアリスが張り切っている。俺たちにわれたのが余程嬉しかったのだろうか。
テーブルに並ぶのはこの國最高峰の料理人が作る料理だ。しかし些か量が多いと思う。男二人三人で食べ切るにはちょっと。それに料理人曰く、この後もまだ料理を運ぶ予定らしい。
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日本での暮らしは決して裕福とは言えなかった為に、このあと廃棄されるであろう料理たちのことを思うと心が痛い。
「いただきます!」
一神が手を合わせたあと、釣られたように他のものも手を合わせた。
「まあ、それが皆さんの世界での食事の挨拶なのですか?」
「はい、これは全ての食材と料理を作ってくれた人への謝を意味するんです」
「なるほど、素敵ですわ」
アリスは一神の説明を聞いて頷くと、顔の前で手を組みあわせて、
「命の母よ謝します」
瞳を閉じて深々と呟いた。
「それがこの國での食事の挨拶ですか?」
「ええ。と言っても、この國では神様への謝の心さえあれば言葉は何でもいいのです。例え口に出さずとも、神様は私たちの心の聲を聞いて下さいます」
「へぇ〜面白いですね」
一神は心した面持ちだ。
確かに日本とは文化と言うか、考え方が違っていて面白いと思う。
「さ、どうぞ召し上がってください」
アリスがそう言うと、みな料理に手を付け始めた。
「味しい、食べたことない味だ」
「ほんとこの世界の料理は味しいね!ねえ千代?」
「うん!」
一神、星野、村もとても味そうに食事している。しかし、村がまともに笑っている姿を初めて見た気がする。
し仕掛けてみるか。
「ふふ、村さんが笑ってるの初めて見たよ」
「え?」
「あぁいや、村さんが笑ってるとこあんまり見ないから珍しくてつい……」
「……。」
俺が話しかけると、村は再び萎した様に隣にいる星野に引っ付いてしまった。何か間違えただろうか。
「もしかして俺……、嫌われてる?」
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「そ、そんなことないよ!ね、千代?」
慌てた様子で星野が代わりに答えた。
「ごめんね雨宮くん、この子 人と話すの苦手で、特に男子が苦手なんだ」
「あ、そうなんだ。あれ?でも汰は?」
「実は僕も、まだ千代とはあんまり話せていないんだ」
一神は困り顔でそう言った。
意外だ。こいつらは全員仲良しこよしで上手くやっているものだとばかり思っていた。実はそういう訳でも無かったのか。まあ彼らの事はどうでもいい。この食事でさらに一神たちとの親を深めるのだ。
――――――
――――
――
「はあ〜お腹いっぱい」
晝食を終えて、星野の満足気な聲が食堂に響く。
「ちょっと長話しすぎちゃいましたね。急いで訓練場に向かわないと、ベルザムに怒られてしまうかも」
そう言いながらも、アリスは嬉しそうな顔をしている。今日のランチは余程楽しかったと見える。他の者も同様に満足気な顔だ。しかし俺から言わせれば隨分居心地の悪い時間だったと言える。
食事なんて一人で十分だ。何だって他人に気を使いながら飯を食わねばならぬのか。一神達の価値観には相変わらず著いて行けない。
「よし、じゃあそろそろ行こうか。本當にベルザム団長に怒られるのは嫌だしな」
一神が冗談めかすと、皆がくすりと笑う。當然俺も想笑いで席を立った。
訓練場に著くと、既にベルザムが待ち構えていた。一瞬ドキッとしたが、予定の時刻にはまだ五分ほど猶予がある。
「來たな。おや、姫様もご一緒ですか」
俺たちとアリスが一緒なところを見て、ベルザムが意外そうな顔をした。
「ええ、一神さん達がお食事にってくださったの」
「ほお、それは。みな仲がよろしいことで」
嬉しそうに話すアリスに、珍しくベルザムの顔が緩んでいる。
しかし仲がいい、と言うのは言いすぎな気もする。特に桐山、そして村に関しては。
桐山はご存知の通りあれだが、村もなかなか厄介なタイプだ。現段階では目すら合わせて貰えてないし、食事の時も殆ど會話をした記憶が無い。星野には懐いているみたいだが、今後仲良くなれそうな気はあまりしていない。
と言ってもまあ、別に村に取りる必要はじていない。兎にも角にも、一神さえ味方につけてしまえば他の奴らなんてどうだっていい。正直村の信頼を得たところで、さほどメリットが有るようにも思えないし。
「桐山、遅いぞ」
ベルザムの聲で振り返ると、桐山が遅れて訓練場にってきた。桐山はそっぽを向き「ちっ」と舌打ちをする。
とは言うものの、ちゃんと訓練には參加するあたりしイメージと違う。もっとこう俺に指図すんじゃねぇ的なじかと思っていた。は真面目なのだろうか。
「では本日も訓練を開始する。今日は昨日やった魔法の現象化に加えて、発とコントロールをやってもらう。まずは手本を見せよう」
そう言うと、ベルザムはその場からし離れた場所にある訓練用のカカシに向けて手を翳した。
次の瞬間、彼の手から直徑十センチ程の火球が生され、カカシ目掛け高速で飛んで行った。
火球がカカシに直撃した瞬間、炎は発しカカシを弾き飛ばした。
突然の発音と衝撃に全員がし驚いたところで、ベルザムはこちらへ振り返って、
「今のが相手を攻撃するためにしっかりとイメージを與えた魔法だ。イメージ次第で形狀を変化させたり、回転を加えたり、あるいは火球の軌道をカーブさせたりと様々な変化を與えられる」
正直凄いと思った。正に俺が思い描いていた魔法というものが、今目の前で実演された。俺もやってみたい。
「さあ、次はお前たちがやってみる番だ」
ベルザムに言われ、それぞれが訓練用のカカシに向けて魔法を放ち始めた。
発音が続けざまに二回、魔法の主は一神と桐山だった。それに続いて星野が放った高速の水の塊がカカシを元からへし折り、地面にを開けた。
流石と言うべきか、やはり適正のあるものは違う。俺も負けていられるかと、火球を作り出しカカシに放つ。
がしかし、火球はカカシに命中したものの弱々しく霧散してしまった。カカシへのダメージはほぼ皆無と言っていい。
「ぜ、全然ダメだ……」
予想してはいたが、一神達との差がこれ程とは涙が出る。
俺が落ち込んでいると、アリスが隣から聲をかけてきた。
「は、初めてで的に當てられるだけでも凄いですよ!」
「ありがとうアリス、勵ましてくれて」
「い、いえそんな」
「せっかくアリスが応援してくれるんだし、俺も頑張らなくちゃ」
どんな時でも笑顔は忘れてはいけない。戦力外通告されても生き殘れるように、人脈作りを徹底しなければ。
そうこうしていると、遠くからベルザムが大聲でアドバイスをくれた。
「お前達、大事なのはイメージだ。魔法にどれだけイメージを與えられるか、これによって威力も特も大きく変わる。ただしそのイメージを実現出來るだけの魔力をしっかりと練っていなければならない。そこも踏まえて実踐してみろ」
イメージと言われてもなぁと思いつつも、俺は再びカカシに向けて右手を翳す。
イメージは炎の球、著弾時にカカシを吹き飛ばすくらい発する。それを頭の中でしっかりとイメージする。
先程より明らかに火球が大きくなり、魔力が火球にぐんと吸い取られる覚があった。
――きた、これだ!
魔力を注ぎ終えた瞬間、発。
カカシへ真っ直ぐに飛んでゆき、著弾の瞬間――
凄まじい轟音と共に、巨大な発が巻き起こる。
風が砂埃を巻き上げ俺たちを包み、近くにいたもの達の小さな悲鳴が上がった。
「けほ、けほ、一何が……」
今の発は俺じゃない。
俺の隣のカカシが発したのだ。つまり俺の隣で魔法を放ったやつが犯人ということ。
左隣を見た。
「ぁ……」
腰を抜かし青ざめた表で地面にへたり込んでいたのは、村千代だった。まさか、彼が今の大発を引き起こしたというのか。
「千代……!」
慌てて星野が村の元へ駆け寄る。
「大丈夫……?」
「ぅ、うん……」
隨分力ない聲で応答する村。星野に肩を借りているが、彼の膝は笑っている。
「一何があった?」
遅れてベルザムが駆け寄った。
「すみません、魔力の調整を間違えて……」
「そうか、それにしても凄まじい威力だな」
発に巻き込まれたカカシは跡形もなく破壊され、地面には五メートルほどのクレーターが出來ている。
RPGゲームなんかで考えても、レベル1でこの威力はどう考えてもチートだろう。レベルが上がると一どうなってしまうと言うのだ。
「とにかく、暫く休んでなよ」
「う、うん。そうする」
そう言うと村は覚束無い足取りで訓練場の隅へと歩いていった。
俺はその小さな背中を見て、どうしても放っては置けなくなった。
「村さん!」
俺は村の後を追いかけ、彼の肩をポンと叩いた。
「ひゃっ」
をビクつかせ、おかしな聲を上げる村。そんなに強く叩いた覚えは無いが。
「ぁ、えと……」
ものすごく脅えた目でこちらを見ている。まるで幽霊でも見えているような目だ。そこまで男子が苦手というのだろうか。
「大丈夫?顔悪いけど」
「だ、だだいじょう」
「心配だし俺も著いてくよ。肩貸そうか?」
「へ!?」
俺がれようとすると、彼は全を強ばらせた。微かに震えている様にも見える。あまり無理矢理は良くないな。
「とにかく行こう。あの日のところで休もう」
俺は訓練場隅の日へ彼を連れていった。
長い沈黙が続く。
日に座る俺と村との間には二メートル程の距離が空いていた。これが心の距離だろうか。
ここまで著いてきたはいいが、どうしたものか。だがやはり放っては置けない。あんな強力な魔法が使えるやつを。絶対に味方につけてやる。
「あの、俺もしかして迷だった?」
「え、そ、そんなことないよ……!です……」
ようやく喋った。
なるほど、せっかく付き添ってくれた相手にこの対応、彼にも多なり罪悪みたいなものがあるのだろう。
し接し方を変えてみよう。
「そっかよかった。俺てっきり嫌われてるのかと……」
「そ、そんな……べ、別に嫌いなんかじゃ……ないです。ごめんなさい、私、男の人がに、苦手で……」
彼はであり、尚且つ背は低いがグラビアアイドル顔負けの巨だ。クラス中の奴らに毎日のように卑猥な目を向けられてきた。いやクラスどころか、どこへ行ってもそういった視線は付き纏ってきたのだろう。そりゃ男嫌いにもなる。
「謝らなくていいよ、誰にだって苦手なものくらいある」
「で、でも私……貴方に酷い態度」
「俺は全然気にしてないから大丈夫」
「ごめんなさい……」
しは話せるようになってきたが、まだまだだ。もうし彼の心を開ければ。
「そういえば、汰ともあんまり話さないって言ってたけど」
「う、うん……あんまり」
「そっか、みんないつも一緒にいるから凄く仲良いんだと思ってた。でも星野さんとは凄く仲良さそうだけど」
「ほ、ほんと!?そう、見える!?」
突然彼の瞳が輝いた。先程までとは別人のようだ。星野の話題を出した途端、一どうしたというのか。
「うん、二人いつも一緒だしお互い信頼し合ってるんだなって伝わってくる。親友ってじだね」
「うんそうなの!風ちゃんは小學校の時から一緒で、優しくて可くて私のこともし、親友だって言ってくれて……」
なるほど、つまり風ちゃん大好きなわけかだ。何も無い自分にとって、友達でいてくれるクラスのアイドル星野風だけがこいつの唯一の自慢。要は他人を利用して自分の存在価値を肯定したい、他人に依存して安心したいだけだろ。くだらない友ごっこだな。
「そっか、いいなぁそう言うの。お互い信頼しあえて、助け合える関係。ちょっと憧れるな」
噓だ。
「貴方には、いないの?」
「俺、友達とかいないから……」
そんなものは必要ない。
「そう、なんだ……」
俺の悲しげな表に、彼がしでも同心を抱いてくれたのならそれでいいのだ。
「ねぇ、もし良かったらなんだけど、俺に魔法を教えてくれないかな?」
「え?」
「ほら、村さん魔法すごいし」
「えと……」
「嫌、だよね……ごめんね変な事聞いて……」
「い、いいよ……!私何かで、いいなら……だけど」
「ほ、ほんと……!?ありがとう、凄く嬉しいよ!」
また、心の中で口元を釣り上げて笑った。
男が苦手と言っていたから時間が掛かると踏んでいたが、案外早いにどうにかなりそうだ。
「えと、まず……貴方は魔法を使う時、何をイメージしてる?」
「何を?えっと、火の球みたいなのを」
「やっぱり。それもいいんだけど、私の場合はガスバーナーをイメージしてるんだ。そうすると、普通の炎より強く出るんだ。だからその……貴方もやってみたら、なんて」
ガスバーナー、確か可燃ガスと高酸素濃度の空気を組み合わせて燃焼させている。ということは村はガスと酸素を作り出した上で炎を出していると。そしてさっきの発はガスと酸素の適正量を誤った結果、と言ったところか。
しかしそれより一つ気になることがある。
「ところで村さん、俺の名前知ってる?」
「あ、えと……」
やはり。
彼はバツの悪そうな顔で視線を逸らした。
「俺の名前は優って言うんだ」
あえて苗字を教えないのには意味がある。
「え、えと……ゆ、ゆ、優……くん」
「ふふ、なに?千代」
「あ、ああああのっ、まま魔法……はどう、ですか……?」
村は真っ赤な顔で話題を逸らした。
し強引ではあるが、何とかお互い名前で呼び合う関係にまで至れた。心理學的に、名前で呼ぶ方が相手の好度が上がると聞いたことがある。男嫌いの人間にたった一日でここまでこられたのなら上出來だ。
「えと、ガスバーナーだっけ?でもそれって、炎と一緒にガスと酸素を生み出さなくちゃいけないんじゃ」
「うん、だから私は風魔法を応用して作り出してるよ」
「え?」
ということは、彼は既に複合魔法を使用していることになる。本當にレベル1とは思えないチートぶりだ。
「えと、でも俺風魔法まだ使えなくて――」
そう言った瞬間、何とも心地の良い風が俺の前髪をふわりと揺らした。見ると、村の両手の中に小さな旋風つむじかぜが回っていた。
「ふふっ、これが風魔法だよ」
衝撃をけた。心臓を握り潰されるような、そんな衝撃だった。
彼は笑っていたのだ、俺のすぐ目の前で。いつかどこかで見た事のある、あの大嫌いな笑顔そっくりに。
さっきまであんなに怯えてたくせに、あんなに不安げな表だったくせに。
「そう、なんだ……」
「うん。この風魔法を使って、酸素やガスも作り出せるの。イメージはよく燃える空気が出てくるイメージで――」
――そんな顔で、笑うなよ……。
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魔術を學ぶ學校に通う俺、月城翼には彼女がいる。彼女こと瀬野遙は、なんというか、その。ちょっと、いやかなりヤバい奴だった。ヤンデレとかメンヘラとか、そういうのではなくだな……。 (「小説家になろう」に投稿しているものと同じ內容です)
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