《召喚された元勇者はこの世界に適応する》到著

俺たちは、隣町のギルドに來ていた。

「「こんにちは」」

「あら? 新顔ね? 今日はどうしたの?」

「盜賊を倒したので、確認に行ってもらいたくて」

「盜賊を!? その人達は今どこにいるの?」

「街道で埋まってるはずです」

「そ、そう。なら、今から向かうから夕方にでも、またギルドに來てくれるかしら?」

「いいかな? どう? りりか」

「夕方で大丈夫だよ」

「なら、夕方にまた來ますね」

そうして、盜賊討伐の報告は簡単に済んだ。後から言われたが、報酬は、依頼の報酬と別に懸賞金が貰えるらしい。

「ね、明人くん。次はどこに行く?」

「宿探すか。そこで、りりかのステータスを見せてしいんだが、いいか?」

「うん!」

宿を探すのに意外に時間がかかった。道がわからずいろんな人に聞いていた。

「ここが、オススメの宿。『ユタンポ亭』か」

「すごい、暖かそうな名前の宿だね」

「そうだな。こんにちは〜」

宿にり、挨拶をすると奧の方からバタバタと足音が近づいてきた。

「い、いらっしゃいませ! 今日は泊まりですか? 食事ですか?」

「泊まりだな」

「ただいま、2人部屋しか空いていないんですが、大丈夫ですか?」

「えっと「大丈夫です!」」

俺が、し迷っているうちにりりかが食い気味に返事をしてしまった。

「2人......。はぅ〜。はっ! わ、わかりました。何泊しますか?」

「延長できるなら、ひとまず1週間お願い」

「わ、わかりました。1週間分は、銀貨2枚です。食事は、朝は無料で提供しますが、それ以外はお金がかかりますから、気をつけてくださいね」

「ありがとう」

「はい! こちら、鍵になります。部屋は、上にあがって、手前のところにある部屋になります」

そうして、付のの子にお金を払い、鍵をけ取って、部屋に向かった。

「結構いい宿に案してもらえたな」

「そうだね。みんないい人だったね」

「それよりも、なんで2人部屋にしたんだよ。ほかにも宿屋はあるのに」

「だって! 明人くんと一緒の部屋に居たかったんだもん!」

そこまではっきり言われると、滅茶苦茶恥ずかしくなり、自分でも分かるほど顔が赤くなり、顔を逸らしてしまった。それを見たりりかは一言。

「可い」

それはまさに、小悪魔のような笑みを浮かべ、俺はさらに、恥ずかしくなり、ベットに突っ伏した。

それから、10分後、やっと恥ずかしさから復活した。

「それじゃ、ステータスを見せてくれる?」

「もちろん!」

「鑑定」

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