《召喚された元勇者はこの世界に適応する》普通だよ
次に向かった杖屋は、凄くボロかった。
「あれ、付に誰もいない」
「本當だ。留守かな?」
「まぁ、しの間。杖を見てみようぜ」
一通り杖を見てみた。さっきの鍛冶屋みたいに何か耳鳴りとかが起きる事は無かった。何回もあったら怖い。
「どうだ? 良さそうなのあったか?」
「うーん、そうだね。見た目的にびっくりするものはいくつかあったけど、私はこれがいいかな」
そう言って、りりかはそれが売られている場所まで移した。
「これ?」
「そう、これ」
「へー、何か地味だね。木の枝みたい」
「そう? 私はこういうの好きだな」
「なら、これにするか?」
「そうだね。これにする!」
それを持って付に來たが、誰もいない。
「どうする? これじゃあ買えないぞ」
「うーん。そうだ。ちょっと待ってて」
そう言って、りりかは奧の部屋にっていった。
「起きてください!」
奧の部屋からりりかの大聲が聞こえた。
「んー、なんじゃ?」
奧の部屋から出てきたのは、小さいの子だった。ロリババみたいなじだ。
「お前今、変なこと考えただじゃろ?」
「え、いや、別に」
「怪しいが、まぁ、良い。で、何の用だ?」
「あぁ、この杖がしいんだが、いくらだ?」
「どれじゃ?」
りりかは手に持っていた杖をロリババに渡した。
「これか。そうじゃな、銀貨4枚だな」
「分かった。はい」
「け取った。じゃな、儂は寢る」
ロリババは欠をしながら奧の部屋に戻っていった。
「なんか、変な人だったね」
「そうだな。そうだ、それ鑑定してみてもいいか?」
「うん。いいよ」
「ありがとう。「鑑定」」
ーーーーー
世界樹の杖
世界樹の枝から作られた杖。魔力の伝導率が高く、魔法使いなら誰しもがしがる杖。
ーーーーー
「何これ、やば」
「本當だ。え、これが銀貨4枚? 安すぎない?」
「ちょっと、これ、どうする?」
「怖いんだけど、返そうかな」
そうして、さっきの所に戻ろうした。
「あれ、ここだよな?」
「う、うん」
「建が無いんだけど。てか、更地なんだけど」
「これも、魔法?」
「……多分」
2人で顔を見合わせて、同じように頷いた。
「しょうがないから、貰っておこう!」
「うん。そうだね。それがいいよ」
2人は新たな武を購して、次の日クエストに向かった。
乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル 【書籍化&コミカライズ】
【TOブックス様より第4巻発売中】【コミカライズ2巻9月発売】 【本編全260話――完結しました】【番外編連載】 ――これは乙女ゲームというシナリオを歪ませる物語です―― 孤児の少女アーリシアは、自分の身體を奪って“ヒロイン”に成り代わろうとする女に襲われ、その時に得た斷片的な知識から、この世界が『剣と魔法の世界』の『乙女ゲーム』の舞臺であることを知る。 得られた知識で真実を知った幼いアーリシアは、乙女ゲームを『くだらない』と切り捨て、“ヒロイン”の運命から逃れるために孤児院を逃げ出した。 自分の命を狙う悪役令嬢。現れる偽のヒロイン。アーリシアは生き抜くために得られた斷片的な知識を基に自己を鍛え上げ、盜賊ギルドや暗殺者ギルドからも恐れられる『最強の暗殺者』へと成長していく。 ※Q:チートはありますか? ※A:主人公にチートはありません。ある意味知識チートとも言えますが、一般的な戦闘能力を駆使して戦います。戦闘に手段は問いません。 ※Q:戀愛要素はありますか? ※A:多少の戀愛要素はございます。攻略対象と関わることもありますが、相手は彼らとは限りません。 ※Q:サバイバルでほのぼの要素はありますか? ※A:人跡未踏の地を開拓して生活向上のようなものではなく、生き殘りの意味でのサバイバルです。かなり殺伐としています。 ※注:主人公の倫理観はかなり薄めです。
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