《異世界落ちたら古龍と邪龍の戦いに巻き込まれまして・・・》第2話 目覚めましたら

目覚めたら

「ふぁぁ~、よく寢た」

すっきりした気持ちで 目が覚めた、こんな爽快な気分で目覚めたのはいつ以來だろう

って、ここどこ?見たことのない壁、見たことのない置、見たことのない人

「あれ、ここどこ?」

「あぁ、やっとお目覚めになったのですね、いますぐ醫師を喚んで參りますので そのままお待ちくださいね」

そう言うと見たことのない人は、いま僕がいる部屋から あっという間にいなくなった。『いじゅつし』って言ってたけど僕どこか悪かったのかな、そもそもなんで こんなところで寢てたんだろう?えっと昨日は、授業終わった後 ドラッグストアで 買いしてその後… あれっ?その後どうしたんだっけ、思い出せないや う~ん 何かを見たんだよ 何かを…などと僕が昨日のことを思い出そうとしていると裝飾のない白いローブをまとった「いじゅつし」と思われる人と一緒に 先ほどの見たことのない人(の人)が やってきた

「ちょっと見させてもらうよ、すっかり大丈夫だとは思うけど。君は、かれこれ一ヶ月近く眠っていたんだ、どこかおかしくじるところはないかな?」

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ちょっと待って、今なんて言った、この人、一ヶ月ってどういうこと?

「すみません、今一ヶ月近く眠っていたって おっしゃいましたか?」

「うむ、確かに一ヶ月近くと言ったな、君は何も覚えていないのかな」

「えぇ、目が覚めたら、見たこともない壁、見たこともない置、そして 見たこともない人がいらして。そして わたし自は、昨日のことを思い出そうとしていたのですが 途中までのことは、思い出せたのですが その後のことがどうしてもまだ思い出せずにいて、で ほんとうに一ヶ月近く眠っていたのですか?何度も伺ってすみませんけど」

うーん、これは 陛下をお呼びした方が いいかもしれんな

し待っていてくれるかな、いま ここに 君を助けた、いや君の命の恩人といえる方をお呼びしてくるから…その方をえて話をした方が よいかもしれん」

「すまんが、え~っとたしか君は 陛下のお世話係のク・ そう クラリッサだったかな?すまないがこちらに陛下をおよびしていただけるかな」

「かしこまりました、ただちに」

「で、だ 君の脈をとらせてもらうよ、ちょっと失禮」

師(たぶんだけどお醫者さん?)、の人が 僕の脈を測る。

「うん、脈は 安定してるようだし 診たところ熱もないようだね。見た目には これといって問題ないようだ…さて 陛下は まだかな」

「あのぉ すみません、先ほどから おっしゃってる へいかとは どなたのことでしょう?」

「うん?あぁ そっか 君は、知らないんだったね。一言で言うと この國、いや この大陸で いちばん偉い人…かな」

「も・もしかして 國王さま?」

「うん?まぁ 似たようなものかな。この國、竜皇國皇帝・ルージュ・エリステルさまのことだよ、さて 陛下が いらっしゃるまで もうし時間が かかるだろう。君、は、かわいていないかな」

「えぇ、し乾いているようです」

ほんとに 一ヶ月も眠ったままなら もっと力とか落ちていると思うのだけれど、あまりお腹も減ってるじがしないんだよなぁ。

「うん、じゃぁ ちょっと待っててくれたまえ、お茶を 淹れよう。」

「いえ、そんな、おい・醫師さま?に お茶を淹れていただくなんて」

「いやいや、遠慮しなくていい、それに お茶を淹れるのは 結構得意なんだ。それに お茶とは、言ったけれど これは 薬も兼ねてるからね」

「はい…、では 遠慮なくいただきます」

「あぁ、そうだった 自己紹介が まだだったね。わたしは この宮廷の中で醫師をしているリョージュンという、よろしくだ」

「あっ、はい わたしは…」「ほい、お茶がったよ、飲んでみて。」

「では、いただきます、ふー、ふー、ゴク…味しい、味しいです」

「そぉ?良かった、おや そろそろ陛下のお出ましだ」

「あぁ 君は そのままでいいから、ベッドにったままで大丈夫」

「いえ、それでは もうしわけ…」

「問題ない、だいいち陛下を お迎えするからと言う理由で 陛下が命を救った相手に対して ベッドから起き上がって…だなどということをしてみろ。わたしが、陛下に大目玉だ」

「はぁ、わかりました」

その直後、トントンとドアをノックする音が聞こえてきて…

「おぉ、よぉやっと目を覚ましたか。ほんとに良かった、良かった」

「蘇生の儀は功したはずなのに、いつまでも目を覚まさんものじゃから気が気でなかったのだよ」

あぁ~、この聲? 聞き覚えがある。聲?というかこの優しくてあったかな聲音、そうだ あのとき僕に語りかけてくれた、生きたいかと!そう あのときの聲だ

「あなたさまが、わたしの命を救ってくださったのですね、ありがとうございます、ありがとうございます、あのとき わたしの頭の中?心の中?…に 直接 響くような 厳かで でも あったかくって優しい聲音、間違いないです!本當に、ありがとうございます」

そっか、僕は 死にかけていたんだった。あの大きな幾何學模様のる渦に飲み込まれて そのあと空から落っこちて…んで その途中 巨大な何かを 見たんだ。巨大な何かが そう爭ってたんだ。で、地面と衝突する寸前、一瞬 が 軽くじたのだけど その直後に 竜巻に巻き上げられたようなじで再び、空中へ。…その後、たしか…

うーん、その後のことが思い出せない。次に 意識を取り戻したときには、中が、痛みで悲鳴をあげていて そうしたら そう…今し方聞こえた聲音が 頭の中に直接 語りかけてきてくれて 生きたいか?と。それに対して、僕は…

「『「死ねるか!生きたいに決まってる』と、答えたのであったな」

「そうです、って あれ 僕いま聲に出していました?」

「いや、まぁ これは 後で説明しよう、して どこか合の悪いようなところは、ないかな?え~、主の、そう言えば 主の名は まだ訊いておらなんだな。いつまでも年頃のに向かって 主・主とい…」

瞬間、部屋の中を 極寒の冷気が襲った

「…いま なんと仰いました!よく聞こえなかったので もう一度、仰っていただけますか!!!」

底冷えするような冷気をまとった聲とともに、さきほどまでの穏やかな雰囲気を纏った患者は どこにも見當たらない。そこにいるのは、まさしく極寒の魔、否、絶対零度の冥府の王…(おい、作者!)

(ブルブル)

なんという威圧・なんというマナの奔流、いかに竜の命玉を取り込んだとはいえ この凄まじい威圧の力、そして かつ暴走をしていない。ここまで 彼のものに馴染むとは…。おそらくは 一ヶ月の睡眠は彼のもののに馴染むために必要なものであったのやもしれぬ。まずい、われと…うむ リョージュンは、ともかくこのままだとクラリッサがあぶない。

「すまぬ、もしや お主は…」

「はい、わたしの名は、未來ミキ、竜崎未來と申します、こちらふうに申しますと、ミキ・リュウザキでしょうか、別は 男です」そう言い終えると 先ほどまで部屋の中を襲っていた冷気は 霧散しもとの一定溫度を保たれた心地よい環境に戻っていたのであった。

あのときは、も ボロボロで につけていた服もボロボロ、しかし流れるような黒髪と、き通った白いは まさしくを思わせるものであったし、いまのこの容姿も…。

「ルージュ・エリステル陛下!、何か 不穏なことをお考えでは?」

「いや、なにもありわせぬ、考えておらぬぞ、ところでだな、ミキと呼んでも?」

「はい、陛下どうぞ いかようにもお呼びくださいませ」

「うむ、では いろいろとそなたに聞きたいこともあるし これからのことについて 話をしておくこともある、何より この世界のことについて お主に 説明しておくべきこともな、調に問題がなければ このあと時間を作ってもらえぬかのぉ」

「かしこまりました、こちらこそ いろいろとご配慮いただき有り難く存じます、何卒、よろしくお願い申し上げます」

「うむ、では クラリッサ、最小のガストールを 晩餐の間へ喚んでおいてくれ、あとリョージュン、お主も晩餐の間へ…いや すまぬが リョージュン、ガストールは、お主に頼む、クラリッサは、ミキの支度を頼む」

「はい、陛下」

「承った」

「それでは ミキや、またあとでのぉ」

「はい」

ふぅ~、張したよ。あやうく暴走しかけたし、さっきのあの狀況は どうしたんだろう。まぁ いろいろ含めてエリステルさまに訊たずねてみよう。

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