《異世界落ちたら古龍と邪龍の戦いに巻き込まれまして・・・》第17話 まずは 腹ごしらえだ

まずは 腹ごしらえだ

「あわわ、小一時間眠るつもりだったけど、すっかり寢過ごしちゃったよ」

「まぁまぁ、寢過ごしたと仰っても いつも通りじゃないですか

「それは、そうですけど。やはり これから人に會うっていうのに お湯も浴びていませんし 服も著替えていませんし。々準備してたら…ね」

(はぁ、そこまで 気遣いますかね~)

「ミキさま、大丈夫ですよ。一般の民たちは 毎日湯浴みなんて そんな贅沢出來る訳ないのですし…(ハッ、余計なことをいってしまいました)」

「それって どういうこと?僕って 贅沢なことしてたのかな?毎日湯浴みするっていうのは、贅沢なことだったのですか」

「いえ、それは…」(わたしってば、何余計なことを言っちゃったかなぁ)

「もしかして 僕は 母さまや 他のみんなにとても 負擔をかけていたの?」

「いえ、そんなことは ありません。それだけは…どちらかといいますと 城勤めの皆からは 喜ばれております。ですので 誰も負擔にじるなど」

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「だけど、いまクラリッサ言ったよね?一般の民たちは 毎日湯浴みなんてって…」

「そうですね。湯浴みの為には まずそれだけの大量な水が必要になりますし、その水をお湯にするのには、薪がたくさん 必要になります。とうぜん 一般の民には、そこまで暮らしにゆとりは ありません。その代わりに 魔法が使える者は…」

このとき ミキの耳には クラリッサの言葉は ほとんどっていなかった。これまで この離宮に暮らして三年ほど ほぼ毎日のように湯浴みをし、時には、お湯に浸かったりもしたてきた。それに対して、クラリッサも、他の侍たちもなんら普段と変わることなく接してきていたものだから ミキは 一切気付くことなくそれをしてきた。ここにも 王城から 離宮からほとんど外へ出たことがないという弊害が生まれていた。

「…さま、…キさま、ミキさま!」

「どうされたのですか、どこかに不調でも?」

クラリッサの呼びかけに ようやく気付いたのか ミキは 何事もなかったかのように

「あぁ いえ なんともありません。すみません、急いで 準備をしまして あの傭兵さんたちに會いに行かなくてはいけませんので。湯浴みは、いいです」そう応えて 急ぎ自室を出るミキであった。

「そうですか」

(ミキさま、深く考えすぎていなければ いいのだけど。それにしても 途中、わたしの話したことなど耳にっていなかったご様子…はぁ)

「こうしては、いられませんね。急ぎ 陛下に連絡を取らなくては」

「クラリッサさんには、申し訳ないことしちゃったなぁ。心配かけてしまったね。って、 切り替え切り替え。確か、三日月亭は…」

ひとり歩き、二回目であるミキにとって皇都は、広いのですよ。無事、『三日月亭』へ たどり著くことが出來るのか?などと思っていると目印にしていたショコラのレストランが 目にった。

「えっと ここからだと…」

「あら、ミキちゃんじゃないか」

そう聲をかけてきたのは、一昨日お世話になったサシェである。

「どうしたんだい?って、そうか 『雷鳴の響鬼』の二人に會いに行くんだね?どこにいるか 判っているのかい。」

「ええ、それは。『三日月亭』って 宿に泊まっているはずなんです。で、その場所を 探しているのですけど…」

「そこなら わたしも知ってるよ。案したげるから ついておいで。」

えらくぞんざいな口調で話しかけるサシェであるが、この皇都の街中で も著ていない人に 丁寧な口調で話しかける方が 卻ってトラブルを呼び込むとサシェも ミキも理解している。まぁ それ以前に お互いに 堅苦しい話し方は、なしにしましょうと言うことで話し合いがついているというのもある。

「よろしくお願いします」

逆に、ミキが丁寧な口調なのは 目上の しかもに向けてぞんざいな口調で 口聞くなどお里が知れるというものであるからなんですね。

「ほら、ここだよ」

「ありがとうございます」

「あいよ、あっ あとで 時間があったら うちの店にも寄ってくれるかい?」

「はい、いいですが…」

「何きょとんとしてるんだい、あんたの服が出來たんだよ。で、実際に袖を通してもらった方が あとで、面倒がなくていいってもんだよ」

「そういうことでしたら 喜んで」

「じゃあ、頑張って 話してみるんだよ」

さてと この時間なら まだ宿にいるはず。

付はっと、ここだここだ。すみません、こちらに『ヒサ』と『タケ』って名乗る傭兵さんが お泊まりだと伺っているのですが…」

「はいはい、ちょいとお待ちを……あぁ その方たちなら 二階の十六夜の部屋にお泊まりですね。お呼びいたしますので…え~失禮ですが そちらさまのお名前を伺っても?」

「あっ、申し訳ない。ミキと申します。彼らには先日お世話になりましたので…」

「ミキさま、ミキさまでいらっしゃいますね。伺っております。では、こちらへ。ご案申し上げます」

「?」

「いえね、先ほどは お名前をいただいていませんでしたでしょう?そういった場合 一応、お泊まりのお客様に確認の意味を込めるためにお呼びいたしますとお伝えするようにしておりますの。」

「なるほど」

中世的な時代だけれど、さすが 皇都でもそれなりといわれている宿だけのことは あるのだなぁと考えたミキである。

「こちらへどうそ、階段になっておりますので、お足元にお気をつけくださいませ」

「ご丁寧に ありがとうございます」

「あらあら」

「わたくし、當宿の將をしております、リッツ・ベルリと申します。今後ともよしなに」

(とても丁寧な応答をされますね。あの方々も お顔は 強面ですが 禮儀しらずな方ではありませんでしたしさすがショコラさんところの紹介だけのことは あると思っておりましたが…こちらの方も なかなかの仁のようですわね)

「あっ、はい。こちらこそ よろしくお願い申し上げます」

「こちらに ございます。々お待ちを」

「もし、ヒサさまにタケさま。お二方を訪ねて ミキさまと仰るかたが お見えになっておりますが お通ししてよろしゅうございますか」

「あぁ~、ミキさんですね。いま ドアを開けますので お通ししてください」

「かしこまりました」

「それでは ミキさま どうぞ」

「ご案いただきまして ありがとうございます」

「おはようございます、ヒサさん、タケさん」

「「おはようさんです」」

「こんな すげぇ 宿屋に泊まったのは 初めてだよ。あんがとな」

「おれたちにゃ、もったいねぇくらいの宿屋だよ」

(これは 離宮に案しなくて正解だったかも)

「改めて、先日は 護衛をしてくださりありがとうございました。助かりました。」

「おいおい、そんな改まって 言われるほどのこたぁ してねぇよ」

「そうだぜ、こっちもいろいろ助かったしな」

「そうだとも、あんたに くっついてったおかげで マサのやつぁ 昔っからの夢だった料理人への道をかなえることが出來たしよ。ヒデのやつも…あぁいった店で働く方が あってるってもんだ」

「俺たちの方こそ「あんがとな」」

「そう言っていただけると、助かります」

「んで、こんな時間から 俺たちを訪ねてきたってこたぁ なんか あるんじゃねぇかい?」

「あっ、はい。実はですね 今日お邪魔したのは、お禮の他に もうひとつ、お二方にお願いがあって參りました」

「おぅ、そんな畏まられちゃ おれたちゃ ブルっちゃうぜ」

「あっ、すみません」

「で、どんな話なんかな」

「えっとですね、一昨日の話を まぁ うちに帰ってですね 母さまに話したんです。そうしましたら 是非 お二人にお會いしたいと申しまして。出來れば ご足労願いたいかなって」

「なんでぃ そんなことかよ」

「おれも、張しちまったぜ」

「「いいぜ」」

「ほんとですか、ありがとうございます」

「あと、今日も出來ればで いいのですけど この間の『服屋』まで ご一緒していただければと」

「おうよ、そっちの方も任せときな」

「あぁ その前に 朝飯くっちまっていいかな」

「もちろんです」

「おう、ここの宿の飯な、すげぇ うめぇんだ」

「なんなら おめぇも 食べてくかい?」

「いえいえ、それには『きゅぅ~』」

「「ぶっ」」、「「ぶぅぁっはっはっは!」」

「おめぇも 食ってけよ」

「そうします」

「「まずは 腹ごしらえだ」」

さて 朝一番で宿屋に奇襲し 二人の傭兵さんへ エリステル陛下との まぁ ミキの母さまへ會ってもらうって話までは取り付けることが出來ましたが…ふふ

とりあえず 朝食をいただくところからのようですね

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