《転生したら解師のスキルを貰ったので魔王を解したら英雄になってしまった!》第6話 との出會い

俺は気休め程度に街へ散策に出かけた。

まだ街は暗いが、所々にある街燈のおかげで普通に歩けるくらいには明るい。

し歩いていると、一箇所だけ街燈のが付いていないところを発見した。

今度王様に一つだけ付いていないところがあることを言っておこう。

その街燈の橫には狹い路地があった。

ほんの興味本位で、その路地の中にりたくなった。

変な奴が出てきても、最悪解することができる。

俺はし警戒心を高めつつその路地にった。

し歩いていると広めのスペースに出た。

しかし、そこで見たのは黒髪ショートのの子が、変な奴らに絡まれているものだった。

「おいそこの!お前今いくら持ってるんだ?金をよこせ!」

「お金なんて持ってないです!ずっと貧困街で生活してきたのに!」

「そうかぁ?じゃあ金がないならいくらでもあげてやるよ!そのかわり俺たちのペットになってくれるならな!」

「っ…!」

「返事がないってことはオッケーってことなんだなぁ!

おい!お前ら!こいつをアジトに連れて行け!」

「あいあいさー!!」

男とその部下らしき人の子を拘束し、持ち上げてどこかに持って行こうとしていた。

これはまずい気がする。これを放置したらかわいそうだ。

よし。解しよう。

俺はまず、部下たちに指をさし、わざと聞こえる聲で、

「バレろ!」

なんだ?という暇もなく、拘束されたの子を殘して、目の前から消えていった。

なんか人間をバラすってすごい罪悪があるな。

けどまぁあいつら悪いことしてるしね。

あまり深く考えないようにしておこう。

「お前は誰だ?」

暗くてよく見えなかったがリーダー格の男は黒のコート、腰には鉄でできた剣をつけていた。

「逆に聞きたいな。こんなところで何をしていたのかを。」

「はぁ?そりゃ金稼ぎとペット探しに來ていただけだよ?」

そう言った瞬間、俺の中で何かがきれた。

「は?人に脅迫して金を奪って、ペットにするのがこんなに楽しいか?

人を殺したこともどうせあるんだろう?」

「ああ。もちろん殺したことがあるに決まってんだろぉ?命より金の方が大切だからな。」

「もう許さん。命乞いでもすれば許すつもりだったのに。

そこまで人間クズな奴は初めて見たよ。」

「ほう。俺をどうするつもりだ?お前は見たところ武を持っていない。どうやって勝つつもりなんだ?ははは!!」

「どんなことができるか見せてやろう!」

俺はそこらへんにあったゴミ箱に向かって、指をさした。

「バレろ!」

そう言った瞬間ゴミ箱は眼前から消え去った。

「どうだ?これが能力だ!」

男は黙って目の前の景に戸っている様子だった。

「ふざけるなよぉ?ゴミ箱が消えたくらいで調子に乗るなぁ!!」

男はそうぶと同時に腰にある剣を抜き、俺に突撃して來た。

俺は自分に相手の剣が到達する前に、

「バレろ!」

過去最大級に気持ちを込めたバレろ!を放った。

そう言った瞬間、男は消えていった。

そうだ!の子は?

俺は橫で転がっていたの子の縄をほどいてやり、話しかけた。

「大丈夫、悪い奴らは倒したからね。君の名前は?」

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