《転生したら解師のスキルを貰ったので魔王を解したら英雄になってしまった!》第12話 いざ!神殿へ!

虹と混沌の谷に隣接している神殿についた。

これは古代、神様が冒険者への試練として作ったらしい。

今回挑む虹と混沌の谷の神殿は神殿ランクの中でも上位を爭う難しさだ。

そして登場する敵もほとんどがSS。

つまり解スキルが使えない。なのでわざわざ武も持ってきたんだ。

今回持ってきた武は、槍だ。

城下町にある鍛冶屋のおっちゃんにドラグーンのレア素材を渡したら作ってくれた。

この世界にはいくつかの基本的な武がある。例えばだが、ドラグーンの爪で作られた雙剣があったとする。

それはこの世界では一點ものではなく、同じ雙剣がいくつも存在している。

鍛冶屋が作る武は決められているらしい。

しかし、一定の料金とある程度の素材を渡すことで完全オーダーメイドの武を作ってもらえる。

自分だけのオリジナルだ。

名はナイトドラグーンスピア。

ありがちだが、廚二心をくすぐられるだろ?

ミアちゃんにも武を持たせた。月照石という鉱石で作られた短剣と盾のセットだ。

名は月斬。(げつりんざん)

おそらく短剣と盾シリーズの中では最強の部類だろう。

俺たちは心して神殿の中にることにした。

神殿の扉は石でできた頑丈なものだった。

何が力かは、全くわからないが、俺たちが扉に近づくと勝手に開いたんだ。

不思議なこともあるんだな。

まずは第一階層。

誰がつけたかはわからないが石造りの道に松明がある。俺はその道を進んでいった。道中、何度かAランクくらいのモンスターを見かけたが、もちろん襲ってこない。

それはそれで暇だなぁ。

し歩くと、小さめの部屋に出た。

すると奧の扉が開いて中から巨大な石でできた何かが突進してきた。

俺はすかさず解析した。

〝ゴーレム〟

石でできたの割に素早い攻撃と素早い回避力を持ったモンスター。中心部のコアは特に頑丈な石や鉱石で囲まれており、簡単には倒せない。

SSランク。

そうか。ということは解できない。

どうやって倒そうか。

まずはこの武の威力確認といこう。

俺はドラグーンスピアを取り出すと、敵に向かって刺突攻撃を繰り返した。

當たった部分から炎のようなものが噴き出している。

おそらくスピアの効果だろう。

それと同時に、ゴーレムのの石がパラパラと欠けていく。

「はぁぁぁぁ!!!」

ミアちゃんも素早さを生かした斬撃を繰り返す。

ゴーレムは一瞬きを止めたと思ったのもつかの間、腕をミアちゃんの方へ振り回した。

その攻撃を盾で防ぐ。が、石でできたゴーレムの手。

小さめの盾で防げるわけがない。に直撃はしなかったものの10メートルくらい吹っ飛んだ。

「ミア!大丈夫か?!」

「………。」

ミアちゃんからの返事はない。

ミアちゃんを気にしているのもつかの間、ゴーレムは左足で強烈な蹴りをかましてきた。

俺の頭を狙ったのか、下に伏せたら當たらなかったのでそのままの勢いでコアへ向かってスピアを立てた。

ガキィッ!!

くそっ。やはり弾かれるか。

俺は弾かれた反で一瞬よろけた。

ゴーレムはその隙を見逃さなかた。

すかさず右足で下から蹴り上げてきた。

俺は避ける隙もなく、腹にものすごい衝撃をけ、天井に吹っ飛ばされた。

蹴りの威力が高すぎて、俺のが當たった天井の一部にヒビがるほどだった。

そのまま地面に落ちる。

だんだんと意識が遠のいていく。

だめだ。ミアちゃんを守らなければ。

そうと考えてもが言うことを聞かない。

そのまま俺の視界は深い闇に吸い込まれていった。

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