《転生したら解師のスキルを貰ったので魔王を解したら英雄になってしまった!》第20話 戦爭発かもしれない(汗)

世界編、はじまりはじまり…。

平和な國。アラカリス。

現在俺たちが暮らしている國だ。

今までの事件、事故は全て、アラカリスで起こった出來事。

俺とミアは今、急の會議に呼ばれていた。

「皆に1つ。大切な知らせがある。」

王様が表くして語る。

「ついさっき。隣國のサラレーナから、宣戦布告があった。」

えぇ…おぉ…ごにょごにょ…。

會議場がざわつく。

進行役の人が、

「皆さま!靜粛に!」

揺するのはわかる。

最近、我が國の國境付近に配備させている兵士たちの報告によると、何ヶ月も前からサラレーナ軍の様子がおかしかったらしい。

突然一晩で砦をたくさん築いたり、多數の兵士を配備させたり…。

ここからはどうなるかわからない。

どうか冷靜な判斷で戦爭を行ってしい。

決して無駄な進撃はするな。」

俺は気になったことがあったので質問してみた。

「王様。

1つ質問があります。

サラレーナ軍がなぜ、我々を攻撃しなければならないのでしょうか。」

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「そういえば、その宣戦布告の文書に説明があった。読むぞ。

近年、我々の資源がないことから、貿易に頼っていた。

しかし、我々が隣國を攻撃しただけで輸のラインをほぼ全てストップしてしまったのだ。

200年前の戦爭で互いが爭う事になるから、同盟は二度と結ばないと決意していたはずだ。

輸出を止めるということは、その隣國と同盟を結んでいるか、仲が良いという事になる。

その件に関して王には理由を説明してもらう文書を何度も送っていたが、返事が返ってこない。

これは返ってこずとも答えがわかる。

以上の理由で我々はアラカリスとの戦爭を決意した。この意思は変わらない。

だそうだ。」

「王様、文書を返さなかったのですか?」

「悪いがそんな文書は一切來ていない。おそらく戦爭のためのでっち上げの理由だろう。まさかあのサラレーナがこんな噓をつくなんてな。」

「城の郵便係の者に一応最近あったことやそれらしき文書がないか、確認してもらってはどうでしょう。」

「そうじゃな。おい!今すぐ確認させろ!」

ーーー2時間後ーーー

王様の書係が急いで會議室に駆け込んでくる。

俺はとっさに聞いた。

「文書はあったのか?」

「はい。城の郵便係に確認を取ったところ、そのような郵便は一切屆いていないようです。」

「何か、最近あったことはないのか?」

「そうですねぇ。あ!確か、迷手紙がよく屆いていたらしいです。しかも大量に。」

「どんな手紙だ?」

「中を開けましたが、何も書かれていないただの紙がっているだけのものが200通以上屆いていたようで…。」

「まさかそれと一緒に間違えて処分したとかではないのか?」

「それは違うはずです。

一枚一枚中を確認してから捨てるか捨てないかを決めております。一応一枚だけくすねてきました。」

「ちょっと貸してくれ。」

「ほう。しゅんよ。何かあるのかね?」

「はい。昔、なにも書かれていないはずの紙に、火を近づけると、原理はわかりませんが、文字が浮かび上がってくる、といった魔法?を見たことがあります。」

俺がガキの頃に良く仲の良い友達がやってくれていたマジックだ。

俺は早速ロウソクの火に何も書かれていない手紙を近づけた。

すると不思議な事に文字が浮かび上がってきたのだ!

「お!やっぱりそうだ!なになに…。

まず、このトリックを解いた方に稱賛を送ります。

私は謎の人です。もっと簡単に言うと、あなた方の敵ですね。

500通ほど同じ手紙を送りました。特に意味はないです。いや、あるかもしれませんけどね?

バカな城の郵便係がこれも迷手紙だ!と勘違いして大事な文書を処分してなかったらいいんですけどね〜。

200通ぐらい開けてからもう全部捨てちゃったんじゃないですかね?w

やっぱりバカだわ〜w

今頃サラレーナに宣戦布告されてるんじゃないですかね?w

まずは第1段階終了です。

第2段階は…。ストレートに言ってもいいけど、それじゃ面白くないよね。

ヒントをあげましょう。サラレーナが宣戦布告した日から1週間後。

月の元に集まりし2人の王の使者は靜寂を切り裂いて深淵に沈む。

これがヒントですよ〜。

バカじゃ解けないかもだけど、頑張ってくださいね〜w

なんだこの手紙は…。」

「もしこれが本當ならば凄いことが起きるに違いない!

兵達には常に警戒しておく事を徹底させておけ!

しゅん殿、ミア殿。また力を借りる事になる。

頼んでも良いか?」

「もちろんですよ!」

「私たちでよければ力になります!」

「頼もしいな。

皆、これより先、どのような困難が待ちけているかわからない。

しかし、必ずこの謎の人の正を暴き、この戦爭を終わらせる!」

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