《転生したら解師のスキルを貰ったので魔王を解したら英雄になってしまった!》第25話 怒り

俺の名前は、広原 作馬(ひろはら さくま)。

この世界には、つい最近やってきた。

そうだな。その前には地球って星にいたんだ。

アニメや漫畫が大好きな高校生。

ある日、友人達とピクニックに行っていた。

そこは、有名な花畑で、可憐な花が、たくさん咲いていた。

し先に行くと崖があり、広大な海を眺めることができる。

そこは素晴らしい場所だった。

けど、

俺の人生は、最悪だった。

普段から、學校では、オタク、キモいとかいうわけのわからない理由だけでめられていた。

毎日を必死に耐えていた。

高校1年目は、嫌々ながらも皆勤を取ることができた。

2年目に突し、そろそろ風邪で休んだのをキッカケに、學校に行かなくなった。

そんなある日のこと。

いじめていた人たちから、何通かのラインが來た。

「作馬君。大丈夫?

今度、有名な花畑にピクニックに行くんだけど、一緒に行かない?」

他にも、

「おい、作馬。最近學校休んでるよな。調は大丈夫か?

もし、無理がなかったら、來週の日曜日にみんなでピクニックに行こうと思ってるんだ。

お前も來いよ!

みんなお前が來るのを待っているぜ!」

正直。

嬉しかった。

そして日曜日。

俺は久しぶりの外出に心を躍らせながら、服を著替え、待ち合わせの花畑まで行った。

そこには、クラスのみんなが。

「お!來てくれたんだ!みんなで楽しもうね!」

「お、おう。ありがとう…。俺なんかを呼んでくれて…。」

「気にすることないよ〜!」

それからたっぷりと楽しい時間を過ごした。

いろんな話も聞いた。

ほとんどの人からは、

「1年の時は悪かった。」

「ごめんなさい…。」

とかって、謝ってくれた。

別に求めてたわけじゃないけど…。

最高の1日だった。

そのはずだった。

その日の夕方。小雨が降った。

みんなで夕日を見よう、と崖の方へ向かった。

足元は微かに濡れている。

突然の土砂降り。

とっさに走って、屋のあるお土産売り場を目指した。

帰ろうと振り返って、

足を、

踏み出した、

瞬間。

「あっ…。」

足が砂利の混ざった濡れた地面を空かした。

バランスが後ろへ崩れる。

時の流れが遅くなる。

友だちが後ろを振り向くと同時に、

「さくまぁぁぁああ!!!!!」

ぶ聲がこだまする。

短い人生だった。

頭の中で様々な思い出が蘇る。

これが走馬燈というやつかな。

この世界とも、おさらばだなぁ…。

自分の目から自然と出てくる、

「涙…。」

その後、俺は海面に叩かれ、死んだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

異世界に來てから何日かが立った。

今日は雨だ。

あんなことがあったから、あまりいい思い出がないな…。

俺は、ふと思った。

何かが湧き出てきた。

『もしかすると、

あいつらが…?

雨が降るのを知っていて、

崖に導した…?』

『いや、そんなはずない…。

そんな、は、ず…?

ないのか…?』

心の中に生まれた1つの疑問と

それは、

異世界に持ってきた地球からの土産。

怒り。

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