《金髪、青目の人エルフに転生!》第八話 學校 クラスの友達編

私とエベリナ以外は、みんな十歳だった。

當然、みんな私より大きい。

男の子で一番大きいのは、バリア役のヴェリ。盾とバリア魔法でみんなを守ってくれる。

短いゴールドの髪が綺麗で、細い緑の目が綺麗。

「ソフィアのことも、守ってあげるから、攻撃に集中してね」

次は、剣士のフェリオス。剣で戦うなら、上級生とも互角で戦っているのをよく見る。

ミルクティーのようなの髪、グレーの目の男の子。

「前衛は任せろ! 絶対に仕留めてやるからな」

レオンもそこそこ大きい。長い槍を扱う。とても用な男の子。

し長いベージュの髪、パチッとした緑の目を持った男の子だ。

「僕は、槍で攻撃するよ。後ろから援護してくれるといいな」

次は、ニコライだろう。大きな弓を持っているので、小さく見えたりするが。

アッシュベージュの長めの髪、薄い桃の目で、一瞬の子に見えたりする。

「弓に集中させていただきます。近くにはいけませんよ」

このクラスの男の子の中で一番小さいのは、サウルだ。

華奢なで、ラベンダーアッシュの髪と茶の目。ショタコンのお姉さんが集まってきたりする。

「魔法、教え合えるかな。よろしくね」

の子で一番大きいのは、剣士のクララ。

ピンクベージュの髪はショートカット。きりっとして大きな緑の目。はっきりいしたいい子だ。

「よろしくね! 接近戦ならまかせて!」

次はナタリアだろうか。ニコライの雙子の妹だ。弓を使う。

ニコライと同じくらいの型に、ツインテールにしたピンクアッシュの髪と桃の目。笑った顔が可い。

「よろしく。接近戦では使いにならないけどね」

次は短剣を使うルアンナ。盜賊っぽい格好をしている。

ホワイトアッシュの髪と青い目が特徴的だ。

「後ろからザクっと、だよ。闇に紛れて行するの!」

私とエベリナを除けば、一番小さいのが、魔法使いのアラーナだ。

ベージュの方くらいまでの髪で、目はアンバー。大人しくて、マイペース、そのうえ変わった魔法を使うので、一目置かれている。

「よろしくね。ソフィア」

こんなじだろうか。私はこの中ではルアンナと仲がいい。々教えてくれる。短剣だけはうまくなりそう。

フェリオスとヴェリは仲がいいらしい。レオンはサウルといつもいる。

ニコライとナタリアは雙子。いつも一緒に居る。

クララとルアンナも仲がいいみたいで、私とよく話してくれる。

日本とは大違い。みんな仲が良くて、教え合いが多い。わからないところ、もっと知りたいところ、みんなで話し合うのだ。

日本も、昔はそうだったのだろう。でも、今は、どうしてかな、なかなかそういったことは減ってって。

「ねぇ、ソフィア。ソフィアって、兄弟、姉妹っているの?」

「一人っ子だよ。でも、みんながそうみたいだね」

こんなに仲が良かった人なんて、いただろうか? こういったことが、日本には足りない。地球には足りない。心から、そう思う。

「……ここって、差別とかある?」

「サベツって?」

こういう世界だからこそ、みんな溫かいのだろうか。でも、気持ちが読めてしまう人もいるんだよねぇ……。

なんというか、バランスが取れている。こんな中ではいじめもできないだろう。

ほら、弱い人には強い人が味方してくれるだろうしね。ボッコボコにされるだろう。うん。

私だって、例えばアラーナが大人しいのをいいことにいじめられていたら、百倍にして返す自信がある。というか、絶対するな。

私がいじめられてても、男の子もの子もそうするだろうから、そこは心配するところではない。

「なんか、いいところだなぁ」

「え、何が? 普通でしょ?」

これが普通の世の中なら、あんなに運のない私も、きっと、しっかり生きていけたのに。

……、ここに転生したのは、運命なのかな。だったら、今度は、しっかり生きたい。あんな馬鹿なところで死なないように。長い壽命があるのだから……。

「ソフィア! ここの計算教えて!」

「ん、待って、いま行く」

幸い、今は一応、運も神も味方なのだから。

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