《金髪、青目の人エルフに転生!》第三十四話 將軍さんと寮第2、3
さて。そろそろ將軍さんを放置じゃいけません。名前を聞きましょう。
まず、將の方から。
「俺は、デトレフです。デトレフ=テマレン。槍、です」
「俺は、イザーク。イザーク=アルノルト。斧とか、棒とか使うことが多いです」
「私は、ローズィ=シャーフです。水・空魔法使いです」
はい。では、中將。
「中將、ウィリス。ウィリス=ホスキン」
「私は、魔法使いのルース=メイヤーです」
「弓使いの、ステファン=チェロメイです」
ではでは、大將。
「マティス=フィッシャー。剣士」
「カルロッタ=カミーノ。戦士よ。そのお兄さん、強かったわ」
主將の方も。
「リーナス=ブリックだ。街の長おさだった。よろしくな」
といったじです。それぞれの子が一人はいるようで。ローズィと、ルースと、カルロッタ。
「よろしくね。皆さん」
それで、こちらのリーダーも挨拶した。リーダー、つまりフェリ、レオン、ヴェリ、サウル、ニコライ、クララ、アラーナ、ルアンナ、ナタリア、シナモン、あとはジェイド、インディゴ、スカーレットだ。
「すみませんが、將とか、中將といった決まりはないんです」
一応わかってくれた。
で、ルースたちには、リーダーの補佐をしてもらうことになった。
カルロッタはクララ。マティスはフェリ。ステファンはニコライ。ルースはアラーナ。ウィリスはヴェリがいいと。ローズィはサウル。デトレフはレオンの。で、イザークはどうしよう?
「ついてないのは、ナタリア?」
「私いらないんだけど。子手に男子放り込まれても困る」
「わかってるって。新しいの作るか、インディゴかジェイドに混ざるか」
ちらっとイザークを見ると、インディゴを見ていた。
「インディゴ、の?」
「がいいです。さっき、棒を扱ってた姿が、綺麗で……」
え、インディゴって、棒使うっけ? まあいいや。それならそれでいいだろう。
さて。次の日だ。さっさと寮を作ってしまおう。二軒作っていたんだけど、何故かみんな向こうに行ってしまって、私が一人でこっちを作っている。幾らなんでも無謀だよね。一人で出來ると思う?
その様子を見たスカーレットがそっとこちらに來てくれた。うぅ、ありがとう……。
案の定、終わる前に魔力切れ、といってもまだ平気だけど、前兆が起こった。ほら、一人でなんか終わるわけないんだ。
結局、ジェイドとスカーレット、それからインディゴが続きを始めた。最初からこっちにいてくれればいいのに。
「ソーフィアー様っ! 歌でも聴きますぅ?」
「あっ、メロディ。歌? いいねぇ」
メロディが歌うように私に聲をかけてきたので、私は返事をしてメロディを見た。
彼の歌はしい。溫かさがあって、包み込んでくれるような歌だ。
私はその歌を聴いていて、ふとおかしなことに気がついた。魔力が、回復している。
「さぁ、もうひと頑張りですよぉ? ね?」
にこっと笑うと、彼はそのまま駆けていってしまった。あの歌は、魔力を多く使うみたいだ。
私はジェイドとインディゴに意地悪をされて困るスカーレットの前に立って二人を毆って(もちろんインディゴには軽く。ジェイドがやらせてるんだから)から、再開した。
にしても、スカーレットはなぜ二人のことを怒らないんだろ? 絶対に起こるとこだって、笑って許してしまう。
「ソフィア様、多分、彼らのことが嫌いじゃないからです。あれも、ちょっと過度なおふざけですよ」
魔法の邪魔するのがおふざけだって? あれは正真正銘のアホだし……。
「ま、そんなに嫌じゃないんでしょう。私もよくわかんないんですが。親友ですし……」
嫌じゃないならいいけど……。良くないな。進まないじゃないか。
「じゃあ、帰るわね。いい街になることを期待してるわ」
「お母様、お父様……」
「私たち、出るから」
そこにいたクララたちやジェイドたちも出て行ってしまった。私と母と父のみになる。
「ソフィア、大人になったわね。もっと、ちっちゃかったのに。もっとお姉さんになってたのね」
「お母様……。私、まだまだ子供みたい。だって、私……」
母に思い切り抱きついたら、いいだろうな。さすがに、そんな歳ではないことはわかってる。
「ソフィア、お前、モテモテだな。みんなソフィアのこと見てて」
「ふふっ! あはは! そうですね。みんな、近づいて來ますね。でも、私はまだ大人でも子供でもないんです」
「でもまぁ、せっかく久しぶりに私たちだけなのだし、ね」
あぁ、安心する溫度、匂い。やっぱり、私の母なのか……。
でも、これ、私じゃないみたい。なんか、が閉じ込められて、ほかのがあふれてくるようだ。
「ナディア、もう行かないと。こんなに開けてしまうと、村がどうなってしまうかわからない。」
「っ、そうね。じゃあ、元気で。また、來るからね」
「お母様も、お父様も。もっと発展したら、またいらしてくださいね」
そのまま、街の外に出て、移魔法で消えてしまった。もっともっと話していたかった……。
何かが、おかしい。もはや、このは私ではない。
「ソフィアお嬢様、そんなところにいると、風邪をひいてしまいますよ。もう寒いのですから」
「わ、わかってるよ。でも、ちょっと待って……。すぐ行くから……」
ジェイドにそう言うと、し考えてから自分の著ていたジャケットを私に掛けて戻っていった。
「やっぱり、寂しかったのかな。お母様、もっと一緒にいたかった」
もっと、抱きしめていてしかった……。
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