《拝啓、世界の神々。俺達は変わらず異世界で最強無敵に暮らしてます。》拝啓、神様。人選間違えてません?

他の人に見せてもらうにしても俺、ぼっちだったしなぁ…

俺が困っていると橘が話しかけてきた。転移してくるときに怪我とかは神様が治癒してくれたらしく、頬の腫れはなくなっていた。

「秤君。能力どうだった?」

俺は返答に迷った。し間違えたら怪しまれるから。

「…普通かな。橘は?良かったら見せてくれない?」

結局、微妙な返答を返してしまったが、橘は快く承諾してくれた。

「これが私の❬能力❭らしいの。し変な欄があるんだけど…」

どれどれ…拝見させてもらおう。

橘 明日香

❬能力❭

·多次元

·法の聖

❬保有神

·聖皇ウロボロス

❬固有世界❭

·リラ・レイティの次元世界ratio orbis terrarum

…マジか。もしかしてこれが普通なのか?

「他の人にも聞いたんだけど皆❬保有神❭じゃなくて❬保有武❭だったし、❬固有世界❭なんて欄なかったの」

…いや、まさかとは思うけど…まさかな…俺は橘にとある問いかけをした。

「…もしかして橘。ここに來るまでに神様に會ってない?」

すると

「えっ!なんで秤君知ってるの!?」

やっぱりか。

「俺も會ったからだよ。そっちはなんて話されたんだ?」

「えーとね…たしか…」

橘はほとんど俺と同じ話を神様から聞いたらしい。俺の時と違うのは橘が會ったのが『リラ・レイティ』という神様だという事と、神様から橘に強大な力を與えた理由の説明がなかった事だった。

(なあ、神様。一何人に神を渡したんですかねぇ?)

正直、神様が出てきてくれるか不安だったが神様は俺の問いに答えてくれた。

(それはですね彼方。12人に神は渡しました。あなたのクラスの人間にはあなたを含めて3人に、その世界の住人に9人です)

(…もしかして俺は神保有者を探していかないといけないのですか?)

(いいえ、別に12人揃える必要はありませんよ)

(そうですか。ありがとうございます)

とりあえず橘が怪しまれていないからステータスから神様の使いと怪しまれる事はないようだ。でも念には念をれといた方がいいだろう。

(神様。俺の能力とその他の欄を偽裝できます?)

(できますよー。どのくらいの強さで表示すれば良いんですか?)

なんか神様ふてくされてない?まあいいや。

(じゃあ、クラスの真ん中くらいにお願いします)

(はい。分かりました)

ふと紙を見ると俺のステータスが❬固有世界❭の欄が消え❬保有神❭は❬保有武❭へ変わっていた。これなら目立つ事もないだろう。

その後、全員の能力を確認した。俺を除いた神保有者は橘と………なんと神崎だった。

神崎の神は❬星帝剣エクスブレイク❭という長剣で固有世界はなし。神様にも會っていないらしい。まさか、最後の神保有者があの神崎とは…

神様は俺が世界を救うのを助ける仲間としてクラスメイトも転移させたと言っていたがなんでその中でも神保有者を神崎にしてしまったのか。全く理解できない。

と俺が気を落としていると王様が

「よし、皆能力の確認は終わったね。じゃあここを出て僕の城に來てほしい。そこでこの世界でも戦える力をつける訓練をしようと思う」

…え?ここ城の中じゃなかったの?こんな広いのに?俺が驚きつつも外に出ると……

俺達の目の前に広がっていたのは意外な景だった。

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