《拝啓、世界の神々。俺達は変わらず異世界で最強無敵に暮らしてます。》拝啓、黒ずくめ。一ナニモノですか?

「まあ、ハカリ君はあまりにも魔力があるみたいだね」

「はい。今魔力を魔力をそのまま放出しましたけど全然殘ってて」

さっきの《火球》も、今の雷も魔力を多なりとも使っているはずなのだが……全然減っている気がしない。むしろ魔眼や❬神々の加護❭の方が魔力を吸いすぎなのだろうか?

「……もしかしたら、君の能力は全部君にしか扱えないように調整されてるのかもしれないね」

「魔眼とか❬神々の加護❭とかですか?」

「うん。それに雙剣の能力もね」

そうだとしても何故、神様達はそんな工夫をれたのだろうか?魔眼なんか特に連続で使えた方が戦いやすいと思うのだが。

「……この世界にはね❬略奪❭っていう能力があるんだよ。本當は相手が持っているを一つ奪うくらいなんだけど、極めると道だけじゃなくて相手の能力そのものまで使えるようになるんだ。もしかしたらそれ自か、それに連つらなるもしくは似てる能力の対策かもね」

❬大神父❭さんは俺の心の問いを察したのか問いについて説明してくれた。

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「なるほど……」

「あくまで推測だよ。さて修練を再開しようか!」

……その後も魔法の練習をしたのだが、俺が使う魔法は全て大規模になってしまいその度に姉妹に注意されることが続いた。

「ふー。まさかこんな事になるなんてな……」

修練が終わり、夕飯も食べ風呂にもりいざ寢ようとしていた所だった。

ふと、俺が使わせてもらってる部屋の窓を覗いたら外に二つほど魔法を使う人影が見えた。

魔法のがその人影の顔を一瞬照らした。

「言野ごんのと橘たちばな……!?」

まさかのクラスメイトである。俺は急いで、部屋から出た。

「ちょっと!そんな急いでどこ行くのよ!?」

レナが驚いた様子で通りすぎさま聞いてきた。

「今、クラスメイトがそこに居たんだ!」

レナにそれだけ伝え、外に飛び出した。

部屋著から著替える暇も無かったので走りながら《アイテムボックス》から取り出した上著を羽織った。

「確かこの辺りだったよな……?どこにいったんだ?」

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先程まで橘達(に似ていた人かもしれない)が居たあたりについたものの、周りには誰か居るどころか人影一つ見つからない。ただの靜かな田舎の夜そのものだ。

「見間違いだったか?」

そう思い、帰ろうとしたその時。

「ッ!?」

自分の頭が弾丸によって撃ち抜かれる姿が❬因果逆転の魔眼❭によって視えた。

なぜ勝手に魔眼が発したのかは分からないが今はどうでもいい。即座に雙剣を手元に顕現させた。

「ぐッ!」

後ろから襲いかかる弾丸を避ける。

「何者だ!」

即座に相手と相対する。俺の目に映ったのは同級生ではなく漆黒の服を著て、仮面をつけた謎の人だった。

手には拳銃を持っている。目立った特徴が見當たらず別も年齢も分からない。だが、一つ分かったのは相手が王國の者だということ。相手が使っているのは王國製ので、しかも弾丸に魔力が込められていた上に発砲音がしなかった。つまり魔法が付與された魔弾だ。

……確実に暗殺者だ。

もちろん俺の質問に素直に答える訳もなく暗殺者は銃口を俺に向け発砲した。

「くッ!」

一発目はなんとかかわす。だが流石に二発目、三発目は避けることは出來ず今日習ったばかりの魔法を発させる。

「《シールド》!」

俺の目の前に半明の厚い壁が現れる。この魔法はその名の通り相手からの攻撃を防げる魔法だ。理だけでなく魔法攻撃までも防ぐ事ができる。

……とはいえもちろん攻撃を完全に防げる訳ではない。弾丸でも三発ほど撃ち込まれたら壊れてしまうのだ。

そこに、四発目の弾丸が《シールド》に著弾した。魔法の盾は四発目の弾丸を防ぎききった途端にガラスが砕けたような音と共に砕け、の粒子となって空気に溶けた。

しかし、銃から吐き出される弾丸は止まらない。

「もう一度!《シールド》!」

そして、もう一度《シールド》を発。だがすぐに砕けてしまう。

弾の裝填を一瞬で終えた相手が再度銃口をこちらに向ける。

「《シールド》!」

相手がまた撃ち込んでくると予測しまた同じように《シールド》を発

……そんな俺の予測を大きく裏切り相手が放った一手は銃弾ではなく手榴弾だった。流石に手榴弾ほどの威力は防ぎきれない。

手榴弾が発する。ある程度の発は防げたが風が押し寄せる。あまりの強さに後ろに吹き飛ばされる。

「うわッ!」

空中で勢を直し、そのまま著地。著地した瞬間に暗殺者がナイフで切り裂こうとしてくる。

「…………」

それを雙剣の一振りで弾き、もう片方の剣で反撃しようと試こころみるが。攻撃を仕掛けたその剎那。暗殺者は銃弾を放った。

一切の音をたてずに放出された弾丸に反応が遅れてしまった。

暗殺者の弾が俺の右肩を貫いた。

「ッ!!!」

燃えるような痛みが肩を襲うがそんな事は無視して左手に構えた剣を橫凪ぎに振るう。一度暗殺者から離れるために。暗殺者は後ろに飛び退いて斬撃をかわした。

……どうすれば良い?このままじゃ勝てない。

逃げる?背中を見せた瞬間銃弾を撃ち込まれるのに?

❬神々の加護❭?今日はずっと魔法の練習をしていた。《シールド》などの魔法こそ使えるものの、ただでさえ魔力を食う❬神々の加護❭を使えるほどの魔力は殘っていない。とはいえ、このまま普通に戦い続けても負ける。

ならば、普通でない事をすれば良い。俺が使える最速の魔法(?)をつかう。左腕の魔力の循環を加速させる。左腕が電気を帯び始める。

「行け!!!」

左手に持った剣の切っ先ごと暗殺者に向け、魔力を放つ。

放たれた魔力は雷となり靜かな闇夜を稲と轟音とで切り裂いて進んでいく。暗殺者は反応できるはずもなく雷は暗殺者に直撃した。

「ヤバい!死んでないか!?」

なにせ人間よりも丈夫に作られている訓練用の人形を目も當てられないような姿に変えた威力の攻撃だ。ただの人に直撃したらと思うと……。

慌てて駆け寄ると暗殺者はの所々に大小あれど火傷を負っただけだった。人を殺してしないことに心安堵する。もう、グラハムさんとのような戦いは繰り返したくない。

「良かった……」

と、安心したのもつかの間。目の前であり得ない事が起こった。暗殺者が溶け始めた・・・・・。

熱でが溶けた、ということではない。暗殺者のが元々人ではなかったと証明するかのように、元の姿に戻るかのように闇に、影に溶けていくのだ。

「どういう事だ……?」

結局、暗殺者が倒れた場所に殘ったのは彼(彼?)がつけていた仮面と魔弾が裝填された漆黒の拳銃だった。

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