《神眼使いの異世界生活》第22話 服屋

「ソウマ。起きてる?」

翌日ソウマはアルテミスの聲によってめざめた。

「ふぁぁぁ。今起きた。っていいよ」

ガチャりと扉があき、アルテミスがってくる。その格好はドレスではなく、街に出るための簡単な格好だ。しかし、王族としての最低限の格好だ。

「ほら、今日は街に行くんでしょ?」

「ああ。著替えるからちょっと待っててくれ」

と言ってその場で上の服をぎ始める。

「ちょ!ソウマまだ私いるんだからちょっとまっててよ!」

と言ってアルテミスは外に出る。

実はソウマは朝がとても弱い。

よほど印象的な起き方をしないか目的を持って起きない限り寢ぼけている。

『マスター。いつまで寢ぼけてるんですか?』

「ああ……朝か……」

未だに脳が寢ていたソウマであった。

ソウマは脳に響くリエルの聲によって完全に目覚めると著替え始めた。

著替え終わるとびなどをし完全にを起こす。

「アルテミス。っていいよ」

ガチャりと扉が開きアルテミスがってくる。

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その顔はし赤い。

「ごめんな。変なとこ見せて。朝弱くてさ」

「大丈夫。けど、気をつけてよね」

「すまんすまん。それで、街に行くんだよな。行こうか」

ソウマとアルテミスは部屋を出て城門に向かった。

「どうやって行くんだ?」

「馬車に乗っていくつもりです。今日行く服屋は王族の用達のお店なのでとてもしっかりしているんです。」

「そうなのか。」

2人は馬車に乗り城下町を進む。

「パーティが終わったら次はどこに行くの?」

「ん?そう言えば全く考えてなかったな。この王都以外にどこがあるのかも知らないし。」

「じゃあ、ノープラン?」

「そういうことになるな」

「じゃあ、行きたいところがあるの」

「どこだ?」

「この國から東に行った所にある國。海洋國家アクアフロクス。そこにある海岸に行ってみたいの」

「海洋國家か。面白そうだな。じゃあ、この王都を出たらゆっくりと旅しながらそこに行くか」

「やった!ありがとうソウマ」

「どういたしまして。どうせ目的のないぶらり旅だからな。俺たちの行きたいところに行こう」

「うん!」

次の行き先が海洋國家アクアフロクスに決まってしばらく経った頃に馬車がとまる。

「著きました」

「ありがとう。ソウマ行くわよ」

「ああ。」

アルテミスが降りたあとにソウマが降りるとソウマの前には大きな服屋があった。

「でかいな」

「ありがとうございます」

アルテミス以外の聲がしたのでその方を見ると1人の男がいた。

「ようこそいらっしゃいました。私はこの服屋のオーナーのフィリップと申します。アルテミス王。ご婚約おめでとうございます。そして、あなたがソウマ殿ですね。今日は服を選定させていただきます。よろしくお願いします」

「Sランク冒険者のソウマだ。今日はよろしく頼む。」

「フィリップさんは王家の服や貴族の服から庶民向けの服も幅広く作っている人なの。たしか、パーティの招待狀も出したけど……」

「はい。送られてきました。是非參加させていただきます」

「よかった。」

「そうなのか。ありがとうございます」

「いえいえ、それではソウマ殿のの大きさを計らせて頂きたいので中に來ていただいてもよろしいですか?」

「ああ。頼む」

ソウマとアルテミスはフィリップを追って店の中にっていく。

中には貴族向けの服や庶民向けの服、それ以外にも冒険者の服や下著、ベルトやネクタイなどもかけられていた。

「ほんとに幅広いな」

「はい。けど、それだけではありませんよ」

「どういう事だ?」

「よく見てみてください。気づくことがありませんか?」

「うーん。あ、服の特徴が一緒のやつもあるけど、大きく何種類かに別れているな」

「そうです。私自が各地に赴き、その國の文化的な服や面白い服なども取りれているのです。良かったらあとで見ていきますか?」

「ああ。見せてもらおう。」

「わかりました。その前に採寸を終わらせてしまいますね。それではアルテミス様はこちらでお待ちください。ソウマ殿はこちらへ」

されたのは店の奧にある、個室だった。そこには長を図るための機械などがある。

フィリップはメジャーを持って部屋の扉閉める。

「それではそちらに立ってください。まず長から測ります」

その後、長や座高、腕の長さなどを測りそれらが終わった。

「それではソウマ殿に合う服をこれから合わせます。明日には出來ますので、王城にお伺いします」

「ありがとうな。」

「それでは店を案しましょう。こちらです」

部屋から出るとアルテミスがいた。

「あ、終わりました?」

「うん。終わったよ。」

「これから店を案するところです」

「そうなんだ。じゃあ、私も行こうかな」

「一緒に行こうか」

「うん。いいですよね。フィリップさん」

「もちろんです。」

ソウマとアルテミスはフィリップに案されて店を見ていく。

「ソウマ。これなんか似合いそう。」

「そうか?ちょっと著てみるか」

アルテミスが勧めてくれた服を持って近くの更室にる。

著替え終わると出てみた。

「どうだ?」

「うん。似合ってると思う。フィリップさんはどう思いますか?」

「そうですね。上下のバランスも良いくて、ソウマ殿の背の高い方に會った服なので似合っていると思います」

「そうか。じゃあ、買ってみようかな」

「それではことらでお預かりします。」

ソウマは元の服に著替え直してからいだ服をフィリップに渡した。

「じゃあ、アルテミスにも選んで上げるよ」

「いいの?」

「もちろん。選んでもらったしな」

ソウマ達はのコーナーに行き、ソウマはアルテミスの服を選ぶ。

そこでソウマの目がどうしても言ってしまう服があった。

(なんでこの世界にゴスロリがあるんだよ……)

そう。ゴスロリがあったのだ。

(気になって仕方がない……)

結局、ソウマは青みのかかった服にした。

「これなんかどう?」

「來てみるね」

アルテミスが更室にってしばらくすると出てきた。

「どう?」

「……」

ソウマは予想以上に似合っているアルテミスの格好に唖然とする。

「ソウマ!どうなの?」

「あ、とても似合ってるよ。可いと思う」

「か!かわぃぃ……ありがと」

そう言うと再び更室にってしまった。

「ソウマ殿は服のセンスもあるのですね」

「初めて知ったよ。予想以上に似合ってたから驚いちまった」

「素晴らしかったですね。」

「お待たせ」

「おう。その服どうするんだ?」

「買おうかな。」

「じゃあ、俺のと一緒にしておいてくれ」

「わかりました。」

「いいよ!自分で買うから」

「これくらいは俺が出すよ。金もあるし」

「けど……」

「これくらい出させてくれ。じゃないとかっこ悪いだろ?」

「……わかった。ありがと」

「どういたしまして。じゃあ、フィリップ。それで會計を頼む」

「わかりました。えーと。ソウマ殿の服が金貨1枚、アルテミス様の服が金貨1枚と銀貨5枚で、合計金貨2枚と銀貨5枚です。」

「意外と高かったな。じゃあ、これで」

とソウマは金貨3枚をだす。

「金貨3枚ですね。じゃあお釣りの銀貨5枚です。」

そして、お釣りとして銀貨5枚を貰う。

「今日はありがとな」

「いえいえ、また來てくださいね」

「ああ、明後日よろしくな」

「ええ、楽しませてもらいます」

「それでは失禮しますね。フィリップさん」

ソウマとアルテミスは店を出て馬車に乗る。

「次はギルドだな」

「冒険者ギルドね、初めて行くわ」

張するか?」

「そうね。けど、楽しみではあるわ」

「楽しみ?」

「私、冒険とかに憧れてたの」

「そうなのか。これから楽しもうな」

ソウマとアルテミスは馬車に乗って冒険者ギルドへと向かった

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