《神眼使いの異世界生活》第42話 シフォルの努力と新人付嬢

ソウマが屋敷で料理を振舞って王城に帰ってきた時のこと・・・・・・・・・

「お帰りなさいませ、アルテミス様、ソウマ様。」

「ただいまセバス。」

「ただいまです。」

「はい。実はソウマ様に手紙が來ておりまして」

「俺に手紙ですか?」

「はい。送り主はギルドマスターのシフォル殿です。」

そう言ってセバスさんは手紙を出してくる。

「シフォルから?なんだろ」

「ソウマ、心當たりは?」

「いや、特にないな」

心當たりが全くないのでとりあえず見てみようと思い、手紙を読んでみる。

『ソウマ君へ

最近は商會のことが円に進んでいて順調かと思っているかもしれないが、大変なことを思い出したから伝えようと思ったけど、仕事がいくつかあって行けなかったから手紙にするよ。じわじわ言っても面倒だから簡潔に言うと、明日でソウマ君の最後の依頼から1ヶ月、アルテミス王の登録から2週間経つ。明日、依頼をけないとギルドカードの剝奪になってしまう。2人向けの依頼を確保しておいたから明日絶対に來て。本當は期間は過ぎてるけどなんとか踏ん張ってここまでばしたから。本當なら既に剝奪されてるから。僕の努力を無駄にしないでくれ。

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ロディア王國ギルドマスターシフォル・テーゼより』

「あーーー・・・シフォルの家名テーゼなんだな」

「確かにね・・・・・・って!そうじゃないでしょ!どうするのよ!シフォルさんに無理させてるじゃない!」

「まあ、シフォルなら大丈夫かもしれないが、ギルドカード剝奪は痛いな。仕方がない。明日は屋敷に行くのは辭めてギルドで依頼けるか」

「そうした方がいいわね」

~~~~~~~~~

ということで現在ギルドに向かっている。

「そういえばアルテミスは初めての依頼だな。」

「そうね。初めての依頼がこんな形でけることになるとは思わなかったけど」

「俺も依頼はあんまりやってな・・・・・・あれ?俺も1回もけてないかも」

「えぇ~ソウマもなの?というかどうやってSランクになったのよ」

「魔の侵攻スタンピートの素材を売ったらシフォルと戦うことになって勝ったらSランクにされた」

「無茶苦茶ね」

「まあな。そろそろ著くぞ」

近くにはギルドが見えていてすぐに著いた。

ギルドにってまっすぐと付に向かう。

付に居たのはエルフのだった。

「すまん。ギルドマスターに會いたいんだが」

「申し訳ございません。ギルドマスターはあなたのような方に合うようなお方ではないのでお帰りください」

「・・・・・・もういい。直接會う」

「ちょ、ソウマ?!」

付嬢の過激な発言に怒り、シフォルの部屋に乗り込むのかと思い止めようとするアルテミス。

「大丈夫だアルテミス。別に直接乗り込まねぇよ。し脅すだけだ」

そしてソウマは殺気を上にいるだろうシフォルに向かって弱く放つ。

するとドタバタと何やらぶつかったり倒れたり破壊音が聞こえてきて、一階にいる付嬢やほかの冒険者達が靜かになる。

しばらくして再びドタバタと音がしてシフォルが降りてきた。ついでに剣で切りかかっても來た。

それをソウマは人差し指と中指で挾んでけ止める。

「出會ってすぐに攻撃してくるとは失禮な。俺でなかったら死んでるぞ?」

「いや、殺す気で切りかかったのになんで平然とけ止められるのか不思議だよ」

「全く、出來るもんは出來るんだから仕方がねぇだろ?こっちはお前の呼び出しできてるんだから」

「まあ、そうだけどね。」

「ちょっとあなた!!何あなたのような人間ごときがシフォル様と話しているのよ!離れなさい!」

くだらない話し合いをしていると付嬢が付を飛び出して怒鳴ってくる。

「さっきから吠えてるあの雑魚はなんだ?」

「ああ、なるほど。だから、殺気を飛ばして僕を呼んだんだね。」

どうやら察したようだ。

「ごめんね。ついこの間ギルドの付嬢になったばかりなんだ。」

「ふーん。」

「ちょっと!あなたのようなどうせFランクの雑魚がシフォル様と話してるんじゃないわよ!」

「と言ってるが?」

「リル。君はこの國を滅ぼしたいのかい?」

「え?な、何を言っているのですかシフォル様?」

「おいおいさすがに滅ぼしたりはしないぞ?こんな奴の言葉で。それにこの國を滅ぼすわけないだろう。アルテミスもいるんだから」

「アルテミス?」

リルという付嬢は俺の後ろにいるアルテミスに気がついていなかったようだ。

「な!アルテミス王?!何故このような場所に?!それよりもお下がりください!このような男は危険です!私がお守り致します!」

と言いながら俺とアルテミスの間にり、いつの間にか用意した武を構えてくる。

「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

(あーあ、アルテミスもシフォルも黙っちゃったよ。しかも付嬢とはいえギルドの武の使用は止。ったばっかりなのにこれは首チョンパかなぁ?)

「まあ、いいや。シフォル、アルテミス、ほっといて上行こうぜ。」

「そうだね。僕が鍛えてあげたのに相手の実力も分からないなんて、鍛えた意味がなかったかなぁ」

「あ、それは俺のせいだわ。わざと誰にも実力を悟らせないようにしてるだけ。偶然にもそこにいる付嬢以外はあの戦いを知ってるし、決闘でのことで顔を知ってるだろうやつが多かったからそんなことにはならなかったけどな。」

「あ、ほんとだ。この前より強くなってるとは言ってたけど、どこまでなのか全くわからない。これじゃあ初対面だと弱いのか強いのかも分からないね」

「そこまでなのですか?私はいつもソウマと一緒にいるのであまりじませんが」

「大丈夫だよ。ソウマ君の近くにいれば強くなれるだろうし。そのうちそういうことも出來るようになるよ」

「はい!頑張ります!」

「ちょっと!待ちなさいよ!なにアルテミス王とシフォル様と気軽に話して「『眠れ』」ふにゅぅ~~・・・・・・スー、スー・・・」

ソウマが何か呟くと付嬢ことリルはばたりと倒れ眠ってしまった。

「何をしたんだい?」

「簡単だ。あのリルとか言うやつの魂に直接語り掛けて強制的に眠らせたんだよ。安心しろそのうち起きる」

「そ、そうかい?隨分と恐ろしいことができるようになったね。じゃあみんな、リルをどこかに運んであげてね」

シフォルがそう言うとほかの付嬢達がせっせとき、リルをほかの部屋に運んで行った。

その時付嬢は

「あの『異端者』に喧嘩売るとかこの子も馬鹿なのね」

「ほんとよね。あの『異端者』にねー」

などと言っている。

「え?俺ってそんなに恐れられてるの?」

「まあ、恐れられているかは分からないけど、このギルドの付嬢やあの場にいた冒険者達は知ってるよね」

「まあ、そんなもんか。」

「それよりもアルテミス王も強くなったね」

「そ、そうですか?一応毎日素振りと魔法の練習はしてるんですが」

「ああ、それならアレクからも聞いてるよ。頑張ってるんだってな。俺もアルテミスが強くなってきてるのはじてるぞ」

「ほんと?!やった。けど、あなたに追いつくまではまだまだ遠いわ。もっと強くならなくちゃ」

「あはははソウマ君に追いつくのは無理だと思うよ・・・けど、たまになら僕も鍛錬に付き合ってあげるから頑張ろうね」

「ありがとうございます!」

そんなじで話をしながら階段を上がって行った。

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