《神眼使いの異世界生活》第52話 王都へ帰ろう

ソーマが村民が避難しているだろう場所へエルヴィンを引きずりながら向かうと、ちょうどシュレイも加わって魔も盜賊もほぼほぼ倒し終えたところだった。

「よっ、そろそろ終わりそうだな。」

「ソーマ!そっちは終わったの?」

すぐに気づいたアルテミスが返事をする。

「ああ、そんなに強くなっかたからな。」

「そっか、シュレイさんさすがだね。加わってからすぐに終わっちゃたよ。」

殘りの敵をかたずけているシュレイを見ながらつぶやく。

「まあ、もともとSSS級の魔だしな。盜賊相手にてに手こずるとは思えないし」

「SSS級の魔が仲間にいる時點でおかしいんだけどね。」

そんなことを言ってるうちに殘黨は片付いたのでシュレイ達の元へ向かう。

「お疲れ様、こいつらの元締めはもう捕まえたからあとは王都に連行するだけだ」

「結局最近の魔被害は賊にテイムされた魔だったって事ね。」

「そういう事だな。それにしてもよくこんなにテイムしたもんだ。どんだけテイマー抱えてんだよ。」

「そうね。その分本人たちの力はそんなに強くなかったからいいけど。數は厄介だったわね」

「ところでソウマよ。その男は大丈夫なのか?隨分とボロボロのようじゃが·····」

「ん?まあ、骨バッキバキにしておいたからな。今ならまるでのようにけることだろう」

「痛くてけないじゃろうて·····まあ、とりあえず避難しておった村人は全員無事のようじゃな。村は全て燃えてしまっておるので、しばらくはここに住むことは無理じゃろうがの」

「みたいだな。それにこいつらのことも王都に連れてかなきゃ行けないし、住む場所がないなら王都に行かなきゃならないが·····」

「さすがに全員歩いていくのは無理ですね。皆さん傷心されていますし、小さな子からご老人までいますから王都までの力は無いかと」

「だな。とりあえず馬車は必要か。この村に馬っているか?」

「それなら多殺されてるけどここに來る時に見たぞ?あと盜賊の使ってた馬もおったの」

「んじゃそいつ使って馬車で王都に行くか」

創造魔法で大人數を運べる馬車をいくつか用意し、馬をつける。

「ここの村長は?事を伝えて村人達を連れてきてしいんだが」

「私が行きます。」

アルテミスは村人達が避難している方へと走っていった。

「シュレイ、どうだった?アルテミスは?」

「そうじゃな。やはりまだ妾と神夜と比べれば全く足りんな。人間の世界がどの程度のレベルなのか知らんので何も言えんな。じゃが、初戦にしては相手のきを見てしっかりと行出來ておったと思う。」

「そうか。普段の稽古じゃ王國の騎士を2人相手だったらだいぶ捌けるようになってきたところだ。」

「ほほう。それはなかなかじゃのぉ。ということはあとは経験だろうのぉ」

「そうだな。あれやらせようかなぁ」

「あれ?」

「俺の稽古法だよ。ま、それはまた後でな。ちょうど村人來たみたいだし、乗せたら行くぞ」

アルテミスが村人達を引き連れ、こちらにやってくる。最初の馬車に気絶しているカロナと『疾風の剣』のメンバーを乗せる。その他の馬車に村人達を全員乗せてソウマ達は村を出発した。ちなみに捕縛した盜賊達は縄で縛って歩ける者は馬車の後ろに繋いで歩かせ、歩けない者は馬車に乗せて固定して運んでいる。

「それにしてもかなりの數になったな。」

村人全員を乗せた馬車の総數13臺。

しかも焼かれた村には暫く住めないので村人の荷まで持ってきているのだ。

「転移ができるのじゃ。なんで転移せんのじゃ?」

「え?だってなんか楽しそうだし。ちょっとやってみようかなと思って」

「お主やりたい事をやるタイプか」

「別にそういう訳じゃないけどな。よし、行くぞ。」

ソウマの合図により各馬車の者は馬をり出発する。ちなみに者は出來る村人がやっている。

そして大群の馬車は半日以上の時をかけて王都へと戻って言った。

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