《死に戻りと長チートで異世界救済 ~バチ當たりヒキニートの異世界冒険譚~》第2話『スキル習得とレベルアップ』
変化があったのは10回目に死んだ時だった。
それまでなんとか立ち向かったり、逃げまわったりしたが、結局この角ウサギに串刺しにされていった。
で、記念すべき10回目の死を迎えた時
《スキル習得》
<恐怖耐>
なんか頭のなかで「ピロン♪」ってじの通知音が鳴ったと思ったら目の前に文字が現れた。
明のスクリーンに映し出されたじで、そういや最初にみたステータス畫面がそんなんだったかも。
んで、その後目が覚めて後ろを振り返ってみたら、いつもどおりヤツがいたんだけど……。
なんだろ、ちょっと俺、落ち著いてるわ。
こりゃあれだな、スキル取得とかそんなんじゃね?
ってじでちょっとニヤニヤしてたらやっぱ突っ込まれたよ……。
そしたらさ、やっぱ死んだわけなんだけど、あの足元からゾワゾワ~って來るヤツ? あれがちょっとマシになってた。
いや、怖いのはまだ怖いんだけど、でもちょっとマシになったじ。
まぁでも嫌なもんは嫌だけどね。
Advertisement
さて、また目覚めて角ウサギがいるわけだけども、今までと違って周りがよく見える。
で、足元になんか手頃な石が見えたから、角ウサギを睨みながらゆっくりかがんで、石を拾ってみた。
さっきまでは問答無用で飛びかかって來てたんだけど、こっちがビビらずに睨みきかせたからかちょっと警戒してるじかも。
大きさ的にはソフトボールぐらいかな、この石。
とりあえずまたゆっくり立ち上がったあと、ちょっと腰を落として構えた。
そこからしばらくにらみ合いが続いた。
すると、にらみ合いに耐え切れなかったのか、角ウサギが飛びかかってきた。
で、自分でも意外なほど冷靜に石を振り下ろせた。
狙ったのは角の生え際のすぐ下あたりで、そこに石がうまく直撃した。
手にすごい衝撃が來て思わず石を落としちまったけど、慌てず角ウサギの様子を見てたら、なんかフラフラして倒れた。
そりゃそうだよな。
俺が振り下ろす勢いと自分が飛びかかる勢いの両方がぶつかったんだもんよ。
はっきり言おう、俺も手が痛い。
とりあえず気絶しただけっぽいから、落とした石を拾って頭を中心にめった打ちしてたら、また通知音みたいなのがなった。
《レベルアップ》
マジか!?
あれだな、倒したら経験値もらえて、一定量たまったらレベルアップするパターンだな。
さて、角ウサギのほうはというと、死ーん……ってじでぐったりしてるわ。
つまり死はそのまま殘るパターンね。
の粒子になって消えた後に金とかドロップアイテムが殘るパターンのほうが楽なんだけど、まあしゃーないか。
さて、ステータス確認……の前に、ちょっと気になるものが。
この角ウサギの角って、武になんねぇかな?
ダメ元で、角の元あたりを踏むような形で何回か蹴ってみたら、意外と簡単にポッキリ折れたよ。
手に持ってみたけど、まあそんなに持ちやすくはないものの、石よりはマシかな。
さてさて、ではお待ちかねのステータス確認だよ!
とりあえず「ステータス!」っと。
お……レベルが3になってる!
……つーか初期値って1だよな?
そこ確認できてないんだよねー。
さて、他のステータスは……っと思ったら橫からドーン!
「ゥオアアアァァァ!!!」
なんかさ、いま俺吹っ飛ばされてる。
脇腹すっげー痛ぇ。
んで宙に舞ってるよね?
視界がぐるぐる回ってるわ。
あー、いまチラっと見えたけど、豬っぽいのがいた。
たぶんあれに吹っ飛ばされたんだろーなあ……。
なにあれ、デカくね?
豬ってあんなデカい?
なんか牛ぐらいあるんですけど。
あ、地面……。
……………………。
**********
あー、チクショウ! またここからか。
とりあえず振り返って……、やっぱいるな角ウサギ。
んじゃ石拾って、バッチコーイ!!
……あれ、來ないね。
なんかさっきよりビビってね?
えーと、獣って目をそらしたら襲ってくるんだっけ?
とりあえず目をそらしたら……、來たかバカめ!!
喰らえ、ストーンアターック!!
《レベルアップ》
お、今度は一撃?
隙をついたじになったのかな。
さて、もたもたしてたら豬が來るんだよなぁ……。
よし、いいじの大木があるからあのに隠れよう。
…………………。
來た來た。
いや、マジデカいなアレ。
なんか角ウサギの死漁ってるんですけど……。
豬って食? 雑食?
そーかぁ、角ウサギの死骸狙いかぁ。
まあなんか豬も食事に夢中みたいだし、今のうちに……ってなんかいま上の方でガサガサって……
「いってぇー!!!」
なんだこれ!? 肩にに激痛が……、くそ! なんか噛み付いて……。
「って蛇かよ!!」
なんか肩にぶら下がってたから無理やりひっぺがしたら蛇だったよ、クソ!!
「あ……が……ギギ……」
あ……息が……。
くそ……、毒蛇かよ……。
ああ……、まただ……。
また來たよ……、ゾワゾワ~って。
……ダメだ!
怖いけどこのまま死んだらダメだ!
起きてからじゃ考える時間がなさすぎる!
今考えないと……。
角ウサギ……始末……豬……。
放置……後ろから……。
ああ……もう……。
…………。
《スキルレベルアップ》
<恐怖耐>
《スキル習得》
<毒耐>
**********
なんか通知が來たけど後回し!
とりあえず振り向きざまに石拾って、ストーンアターック!!
よし! 命中!!
……あれ? レベルアップしないね。
いやいや、それも後回しでいいや。
とりあえず角を蹴り折ってゲット!!
んで、あとは一目散に逃げる!!
**********
「ゼェ……ゼェ……」
ああ、しんどい……。
5年近く引きこもってたから、全然力ねぇ……。
いや、引きこもってた割にはよく走れた方か……。
乾いた……、腹減った……。
とりあえずもう大丈夫か。
ちょっとゆっくり歩こう。
ただ、何があるかわからんし、警戒だけはしとかないとな。
**********
どれぐらい歩いただろう。
腹は減ったし、カラカラだし……。
湧き水とかなぇかな……。
なんか果っぽいものがあったんだけど、毒とかってたら嫌だしちょっと手をだす気にならんなぁ……。
このままいったら結局飢え死にしてまた戻んじゃね?
警戒しながら歩いてるせいか、なんか神的にも疲れてきたし。
あれから特に襲われるようなことは無いんだけど……。
《スキル習得》
<気配察知>
お、なんか覚えた。
あ~、ステータス確認してぇ……。
でも油斷すると襲われるんだよな……。
あ! でもなんかいままでより周りの様子がよくわかるかも。
ん……! このまま行くとなんかいるなぁ。
よし、ちょっとあの辺は避けて、っと。
よしよし、いままでよりちょっと楽になったわ。
ああ、でも腹減った……、乾いた……。
《スキル習得》
<空腹耐>
**********
よっしゃ森抜けたー!!
たぶんスキルのおかげだと思うんだが、空腹がマシになったんでとにかく歩き続けたんだわ。
何時間ぐらいたったかわからんけど、しばらく歩いてたら木々の間隔が広くなって、だいぶ周りが見えてくるようになった。
そして念願の水 発 見 !!
小川が流れてたぜぃ!!
手とか顔洗って、あとは手ですくって……、ええい! 川に顔突っ込んだれ!!
「ンマァーイ!!」
やべえなオイ! 水うめぇ!!
ふう……。
なんとか生き延びたみたいだな。
【コミカライズ&電子書籍化決定】大好きだったはずの婚約者に別れを告げたら、隠れていた才能が花開きました
***マイクロマガジン社様にて、コミカライズと電子書籍化が決定しました!応援してくださった皆様、本當にありがとうございます。*** シルヴィアには、幼い頃に家同士で定められた婚約者、ランダルがいた。美青年かつ、魔法學校でも優等生であるランダルに対して、シルヴィアは目立たない容姿をしている上に魔法の力も弱い。魔法學校でも、二人は不釣り合いだと陰口を叩かれていたけれど、劣等感を抱える彼女に対していつも優しいランダルのことが、シルヴィアは大好きだった。 けれど、シルヴィアはある日、ランダルが友人に話している言葉を耳にしてしまう。 「彼女とは、仕方なく婚約しているだけなんだ」 ランダルの言葉にショックを受けたシルヴィアは、その後、彼に婚約解消を申し入れる。 一度は婚約解消に同意したものの、なぜかシルヴィアへの執著を隠せずに縋ってくるランダル。さらに、ランダルと出掛けた夜會でシルヴィアを助けてくれた、稀代の光魔法の使い手であるアルバートも、シルヴィアに興味を持ったようで……? ハッピーエンドのラブストーリーです。 (タイトルは変更の可能性があります)
8 121「最強」に育てられたせいで、勇者より強くなってしまいました。
ある日大學中退ニートが異世界に転生! 「最強」に育てられたせいで破格の強さを手に入れた主人公――スマルが、強者たちの思惑に振り回されながら世界の問題に首を突っ込んでいく話。
8 183俺、覇王になりました。
主人公の転道 覇道は全てに置いて卓越した才能をもっていた。とある中3の夏に寢ていると転生神によって転生させられてしまう。_これは主人公の覇道が最強になるお話です。_
8 70やっと封印が解けた大魔神は、正體を隠さずに凡人たちに力の差を見せつけます ~目覚めた世界はザコしかいない~
【主人公最強・ハーレム・チートスキル・異世界】 この作品には以上の要素がありますが、主人公が苦戦したり、キャラクターが死亡したりと、テンプレにはあまりない展開もございます。ご注意下さい。 それゆえの熱い物語を書く予定であります。 世界はまもなく、激動する―― 大魔神たる僕が、封印から目覚めたことによって。 魔王ワイズ率いる、魔物界。 國王ナイゼル率いる、人間界。 両者の存在によって、世界は危うくも均衡を保てていた。どこかで小規模な爭いはあっても、本格的な戦爭になることはなかった。 僕――大魔神エルガーが封印から目覚めることで、その均衡はちょっとずつ崩れていく。 なぜ僕は封印されていたのか。 失われた記憶にはなにが隠されていたのか。 それらすべての謎が解き明かされたとき、世界は激動する…… けど、僕は大魔神だ。 いくらスケールのでかい事件だって、神にかかれば解決できるはず。 ――面倒だけど、なんとかしてみよう。
8 139光と壁と
高校體育教師の小川恵子と、東大卒でありながら冴えない著物の仕立て屋として活動する結城裕康の戀愛、結婚生活を描く。著任した高校になじめず、ノイローゼとなった恵子は靜養のため、茨城県の結城市にやってくる。偶然行った展示會で、裕康と出會い、彼の経歴に感激してしまって強引に結婚し、、、。 自己犠牲者とそれを理解できない女性との衝突を読んでいただけたら幸いです。 老荘思想とか、仏法の影響も強いお話。 とりあえず長いだけが取り柄のお話ですが、読んでみてください。
8 172リーンカーネーション 小學生に戻ったおれ
リーンカーネーション 小學4年に戻ったおれ
8 74