《勇者の孫、パーティーを追放される~杖を握れば最強なのに勇者やらされてました~》第十九話 『グランドエア』
――ガキイィィィン
魔人ジャキが振るう剣の腹を杖ではらった。
一瞬でも対応が遅れていたら俺のは真っ二つだっただろう。
「空を引き裂き大気を揺るがす風をけよ」
ジャキのきを止めるために風の最上級魔法のグランドエア詠唱する。
――ゴオオオオオオ!!!!!
吹きすさぶ風がジャキを完璧に抑え込んだと思いきや、
「くくっ、魔法如きで我を止めようなど笑止千萬!」
ジャキの攻撃は止まらない。
見るとジャキの左手には勇者の盾が構えられている。
「あの糞三銃士勇者裝備を奪われたのか!」
勇者の盾には魔法をけ流す力があるのでグランドエアが効かないのも納得だ。
それにしても困った。
魔法が効かないとなるとお手上げだ。
「アルフよこれを使うのじゃ!」
困っているところにタイミング良く爺ちゃんが駆けつけてくれた。
爺ちゃんが投げて渡してくれたのはロッドだ。
「これでどうすればいいんだよ!? 相手魔法効かないんですけど!?」
ジャキの剣撃を紙一重でかわしながらんだ。
「そのロッドでさっきの魔法をもう一度使うのじゃ」
「え!? 何で!?」
「いいから使うのじゃ!」
「くそっ、わかったよ! 空を引き裂き大気を揺るがす風をけよ!!」
ロッドを振るって詠唱した。
すると先程より更に強大な風が巻き起こった。
しかしそれでも勇者の盾により魔法はけ流されてしまう。
「馬鹿の一つ覚えに魔法を使うとは、失したぞ! 勇者の孫よ!」
ジャキは勝ち誇った顔で再び攻撃を仕掛けてくる。
その瞬間、地面からひび割れる音がした。
――ビシッ、メキメキメキ
「――何!? 地面が!?」
俺の前方の大地がえぐれて持ち上がり、その上にいたジャキもろとも吹っ飛んでいった。
「なるほど、魔法を使って理で倒せば良かったってことか。それにしても大地を揺るがすほどの風を起こせるなんてロッドの力凄いな!」
「いや、普通ならいくら強い杖やロッドを使ったからと言ってそこまでの風は起こせん。お前は賢者の才に恵まれておったということじゃな。たいしたものじゃよ」
素直に褒められるとなんだか照れくさいぜ。
「とりあえず魔人は追い払ったからみんなの元に戻ろう」
俺は転移魔法テレポートを詠唱した。
聖女が來るから君を愛することはないと言われたのでお飾り王妃に徹していたら、聖女が5歳?なぜか陛下の態度も変わってません?【書籍化&コミカライズ決定】
「私は聖女を愛さなければいけない。だから君を愛することはない」 夫となるユーリ陛下にそう言われた私は、お飾りの王妃として靜かに日々を過ごしていくことを決意する。 だが、いざ聖女が召喚されたと思ったら……えっ? 聖女は5歳? その上怯え切って、體には毆られた痕跡が。 痛む心をぐっとこらえ、私は決意する。 「この子は、私がたっぷり愛します!」 身も心も傷ついた聖女(5歳)が、エデリーンにひたすら甘やかされ愛されてすくすく成長し、ついでに色々無雙したり。 そうしているうちに、ユーリ陛下の態度にも変化が出て……? *総合月間1位の短編「聖女が來るから君を愛することはないと言われたのでお飾り王妃に徹していたら、夫と聖女の様子がおかしいのですが」の連載版となります。 *3話目だけ少し痛々しい要素が入っていますが、すぐ終わります……! *「◆――〇〇」と入っている箇所は別人物視點になります。 *カクヨムにも掲載しています。 ★おかげさまで、書籍化&コミカライズが決定いたしました!本當にありがとうございます!
8 142俺の右手には力が宿っているのだが廚二病だと思われる件
高校一年生の俺、佐藤泉は右手にある闇の力を封印しているのだが自己紹介のときに俺が「この包帯は俺の右手にある闇の力を封印しており組織との闘いにみんなを巻き込んでしまうかもしれないが仲良くさせてくれ」と言ったら....大爆笑!?勘違い學園ラブコメスタート??
8 135こんなの望んでない!
仲違いしている谷中香織と中谷翔。香織は極度の腐女子でその中でも聲優syoの出ている作品が大好きだった。そのsyoは皆さんご察しの通り中谷であり中谷はこれを死んでもバレたくないのである。
8 133學園の男子が、俺以外全員男の娘だった件!
とある有名學園に入學した どこにでもいそうな平凡な男子學生 青鷺 一樹(あおさぎ いつき)。 彼は入學式の最中とんでもない事実を知らされる。 男の娘だらけの學園で始まる、青鷺 一樹のドタバタ青春ラブコメ! 彼は無事に學校を卒業することができるのか?
8 135天下界の無信仰者(イレギュラー)
三體の神が神理(しんり)と呼ばれる法則を作り出した世界、天下界(てんげかい)。そこで人々は三つの神理のいずれかを信仰していた。 そんな神が支配する天下界で、唯一の無信仰者である神愛(かみあ)は生きていた。友達もおらず家族にも見捨てられた神愛。 しかしそんな彼へ少女ミルフィアが現れた。輪廻する運命によって二人は出會い新たな戦いが始まる。 これは新たな神話。 神の秩序を揺るがすイレギュラー、ここに開幕! 神律學園編 入學生としてやってきた無信仰者の宮司神愛。しかしそこは信仰者ばかりの學園だった。クラスメイトからの冷たい対応に孤立する神愛。そんな神愛には唯一の味方であるミルフィアがおり彼女だけが心の支えだった。しかし彼女は奴隷であろうと頑なに譲らない。彼女と友達になろうと神愛は行動するがそれには信仰者である恵瑠や天和、加豪の協力が必要だった。果たして神愛はミルフィアと友達になれるのか? そしてミルフィアの正體とは一體なんなのか? 神律學園編ではキャラクター関係や世界観、設定などを明かしていきます。 慈愛連立編 突然神律學園が襲撃を受ける。それは恵瑠を狙ったゴルゴダ共和國の正規軍だった。なぜ恵瑠が狙われるのか。そして恵瑠に隠された真実とは? 神愛は友を守るために戦う。そこには二千年前から続く天羽(てんは)の悲願と六十年前ある約束をした一人の男の思いがあった。慈愛連立編ではサブヒロインである恵瑠にスポットを當て物語が展開していきます。また作品の歴史を掘り下げキャラクターや物語に厚みを持たせていきます。 またコメントやいいねもぜひぜひお願いします。作者のモチベーションにも繋がりますし數が多いと見栄えがよくなり他の読者にも見てもらえるようになります。「コメントを書くのはちょっとな〜」ていう人はいいねだけでもいいのでぜひ押していってください。
8 102コンビニの重課金者になってコンビニ無雙する
■ストーリー ・ある日、900億円を手に入れた。世界的規模で寶くじを運営している會社のジャックポットくじに當たったのだ。何に使うか悩んでいたが、家の近くにコンビニが無い事を不便に思い、ひょんな事が切っ掛けでコンビニを始める事にした。 (一番近いのは、二駅隣のホームセンター併設のスーパーマーケット) もっと便利に、もっと、もっと・・と便利を追及して行く內に、世界でも屈指のコンビニ重課金者となっていた。拡張し過ぎて、色々商品も増え、いつの間にかその世界では有名な”最強のコンビニ”になっていた。 そのコンビニに行けば、何でも売っている。 マッチ一本から、原子力潛水艦まで。 いつの間にか、その土地は不可侵となり、國と國との取り持ちまでする様になっていた。『なんで、そんな事に』って?そんなの、こっちが聞きたいよ……ただ単に、便利で安全で快適さを求めていただけなのに。 いつの間にかコンビニ無雙する事になった男の物語。 ---------------------- ■その他 ・少しづつ更新していく予定です。
8 88