《世界にたった一人だけの職業》窮地。そして、絶の淵と彼らの運命。
二十階層。ボス部屋。目の前にフードを被り両手に鎌を握り死神のような姿をした巨大な化けが佇んでいる。
「レギーロさん!!あ、あいつはいったいなんなんですか!!」
高峰が思わず聲をあらげる。本能的な恐怖に刈られて冷靜さを欠いたが故の行だ。
かくいう俺も足がし震えている。
「……あいつは90階層のボスです……。今のあなたたちでは全く歯が立たない相手です。かくいう私も全くなのですが。……魔を際限なく召喚し、使役する。同時に何でもれるらしいです……。あと、使役しながらの攻撃も可能みたいです」
……何なの!?その魔!!目の前の奴ってそんなにでたらめな奴だったの!?
俺はレギーロから説明?をけ、さらに困したが……。
(……でも、90階層のボスが何故この部屋に……。まるで、導かれて來たみたいな……)
俺がそんなことを考えていると、
「あなたたちは一旦後ろに下がって下さい!!…騎士団員は私と連攜を!!……あと、一人あの子達の護衛についてください!!」
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「「「「「了解!!!」」」」」 
騎士団団長の言葉に騎士団員が返事をし、素早く陣形を整える。
すると、死神みたいなやつのほうもなにやら呪文を唱え始め、小型の死神みたいな魔を召喚している。次から、次へと……。その數は100匹を悠に越えていた。
「來ます!!!」
レギーロの言葉を皮切りにして、次々と襲ってくる小型の死神みたいな魔に対応している。
だが、召喚する數のほうが多いのか、小型の死神みたいな魔は増え続けるばかり。
(この狀況を改善する魔法は何か無いのか……!!)
俺は歯噛みしながら必死に考える。このままでは、いずれレギーロと騎士団員たちは力つきて死んでしまう。想像力をフル回転させ、あらゆるを考える。そして、俺の脳裏に一つの魔法が思い浮かんだ。それを発するために頭の中で必死に魔法陣を形する。
……よし。できた!!!!
「 封印!!」
俺がそう唱えると、金の鎖が床に形された魔法陣から無數に現れ、小型の死神みたいな魔と巨大な死神みたいな化けもろとも鎖でがっちりと抑えた。すると、小型の死神みたいな魔が全部消え、巨大な死神みたいな化けだけが殘った。
「今です!!」
レギーロは心の中で、柏沢に謝しながら、攻撃の指示を出した。
「風よ…敵を切り刻む刃となりて、打ち倒せ……ヴァン・ラム!!」
レギーロの魔法攻撃を皮切りに、騎士団員達が一斉に魔法を放ち始めた。
「「土よ、數打ちたりて敵を穿て……テール・ランス!!」」
「「水よ、我が呼び掛けに答え集いて群れをなせヴァッサー・ナーデル!!」」
「炎よ、燃え盛れ……燃え狂え……敵を打ち倒す力をせ……フレイム・ブロウ!!」
死神みたいな化けを風の刃が切り裂き、無數の土の槍が貫き、無數の水の針が容赦なく突き刺さった。
しばらく魔法を打ち続け、途中で攻撃をやめた。というよりかは力盡きているというじだった。すると、そこに死神みたいな化けの姿はなかった。
「「「「「「よ、よっしゃーーーーーーーー!!」」」」」」
俺以外のクラスメイト達が一斉に喜んだ。子達もささやかだが喜びあっている。恐怖から解放されたおか、クラスメイト達は皆一様にホッとして気を緩めていた。
だが、俺は気配察知でまだ生きていることを確認していたので、
「おい!!まだ終わってねえぞ!!」
と聲を張り上げる。だが、クラスメイト達の歓喜に掻き消され誰一人聞いていなかった。
レギーロと騎士団員達も周囲を警戒している。俺も周囲を警戒しながら歓喜に掻き消されながらも大聲をあげていると、後ろの方に気配がした。ヤバい……!!
「遮斷!!」
魔法を発した。攻撃遮斷用の魔法だ。クラスメイト全員を対象にする。
「おい……なにやってるんだ?」
と誰かから疑問の聲が上がった直後。
ガキィィ!!
く……!重い……!!
クラスメイト達も突然の音に歓喜の聲がやみ、音のした方を見ると……。
……なにもいなかった。
クラスメイト達は一瞬困したが、すぐに落ち著きを取り戻す。皆が靜まった所で俺は魔法を維持しながら言う。
 「……やつは、生きている……!気を緩めるな……!」
(それに、この攻撃の重さだと魔も召喚されて攻撃されている……。しかも姿は一匹も見えない……。クラスで気配察知をできるのも俺だけ……。々考えてもしょうがない。とりあえずこの狀況を切り抜けることだ……!)
「帯電!!」
攻撃遮斷用の魔法に電気を付與する。すると小型の死神みたいな魔が姿を現したと同時に消え、數十匹の小型の死神みたいな魔と巨大な死神みたいな化けが姿を現した。俺達は魔に取り囲まれており、姿を現した魔たちをレギーロと騎士団員達が攻撃しようとしたその時ー。
カッ!!
辺り一面がり、なにも見えなくなった。
しばらくするとようやく見えるようになり、レギーロと騎士団員達の行方を探す。
すると……。
全からを流しながら死にかかっているレギーロと騎士団員達の姿があった。
【第二部完結】隠れ星は心を繋いで~婚約を解消した後の、美味しいご飯と戀のお話~【書籍化・コミカライズ】
Kラノベブックスf様より書籍化します*° コミカライズが『どこでもヤングチャンピオン11月號』で連載開始しました*° 7/20 コミックス1巻が発売します! (作畫もりのもみじ先生) 王家御用達の商品も取り扱い、近隣諸國とも取引を行う『ブルーム商會』、その末娘であるアリシアは、子爵家令息と婚約を結んでいた。 婚姻まであと半年と迫ったところで、婚約者はとある男爵家令嬢との間に真実の愛を見つけたとして、アリシアに対して婚約破棄を突きつける。 身分差はあれどこの婚約は様々な條件の元に、対等に結ばれた契約だった。それを反故にされ、平民であると蔑まれたアリシア。しかしそれを予感していたアリシアは怒りを隠した笑顔で婚約解消を受け入れる。 傷心(?)のアリシアが向かったのは行きつけの食事処。 ここで美味しいものを沢山食べて、お酒を飲んで、飲み友達に愚癡ったらすっきりする……はずなのに。 婚約解消をしてからというもの、飲み友達や騎士様との距離は近くなるし、更には元婚約者まで復縁を要請してくる事態に。 そんな中でもアリシアを癒してくれるのは、美味しい食事に甘いお菓子、たっぷりのお酒。 この美味しい時間を靜かに過ごせたら幸せなアリシアだったが、ひとつの戀心を自覚して── 異世界戀愛ランキング日間1位、総合ランキング日間1位になる事が出來ました。皆様のお陰です! 本當にありがとうございます*° *カクヨムにも掲載しています。 *2022/7/3 第二部完結しました!
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