《世界にたった一人だけの職業》洗脳魔法。そして、本當のレミリーはー。ー4
「秀治。川崎。一応防魔法かけとくぞ」
俺はそう言い、二人に"周壁"の魔法をかける。
「ありがとう。悪いな、蓮斗」
「あ、ありがとう……。蓮斗くん……」
おい、川崎。恥ずかしそうに言われたらこっちまで照れちゃうじゃん。
「よ、よし。先を急ごう」
俺は二人にそう言い、下に続く暗い空間へと向かう。二人も俺の後に続く。
暫く俺達は暗い空間を進んでいく。ここまで魔(記憶阻害者メモリーハームと呼ぶことにした)と戦闘になったりしたが、特にこれと言って問題はない。ひたすら同じようなかわりばえしない空間を進んでいるので、どのくらい進んだのかはよくわからない。
「蓮斗。あれを見ろ」
秀治が指を指しながら俺にそう言う。俺も秀治が指差した方向をみる。すると、そこにいたのは……。
真っ黒の結晶みたいなものに巻き付く、黒い手のような魔だった。その全長は四メートルに迫る勢いで、何本もの手が蠢いていた。
「……かなりでかいな。あれがレミリーを蝕んでいたやつの正か……?」
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「恐らくそれで間違いないだろう。それにあの黒い結晶みたいなやつは多分元は記憶守護者メモリーキーパーだったやつだろう。そして、あの黒い手は記憶支配者メモリードミネイターだと思う」
「記憶守護者メモリーキーパー? それに、記憶支配者メモリードミネイターって?」
「便宜の都合上俺がつけた」
秀治は普段の態度からは考えられないどや顔をしていたが、軽くスルーした。
「それで、あの記憶支配者メモリードミネイターを倒せばあの記憶守護者メモリーキーパーは元に戻るんだな?」
「ああ。元に戻ると思う」
「よし。わかった。二人とも、ちょっと目を閉じててくれ」
蓮斗の言葉に疑問じた二人だったが、蓮斗の強い決意がじられる眼差しを見て了承の意を示し、目を閉じる。
それとほぼ同時にこちらに気づいた記憶支配者メモリードミネイターが黒い手でこちらに攻撃を仕掛ける。その攻撃が蓮斗達に直撃するー。
「"斷罪コンビクション"」
その前に蓮斗が記憶支配者メモリードミネイターに向かって魔法を唱えた、その瞬間。
大きな魔法陣が記憶支配者メモリードミネイターの頭上に展開される。その展開された魔法陣から、隕石みたいなものが記憶支配者メモリードミネイターに降り注ぐ。#記憶支配者__メモリードミネイター__#に隕石みたいなものが衝突した。すると、カッッッッッ! とがぜる。
暫くするとが収まり、目の前がうっすらと見え始める。
「二人とも。目を開けていいよ」
蓮斗にそう言われ、二人は目を開ける。目を開けると、そこには記憶守護者メモリーキーパーに巻き付いていたあの黒い手の姿はなく、緑の記憶守護者メモリーキーパーだけだった。
「……。呆気なく終わったな……」
秀治は呆然としながら正常の姿に戻った記憶守護者メモリーキーパーを見つめながら言う。川崎も同じようなじだった。
「ま、まあ終わったことだし戻ろうよ」
蓮斗もあんなに呆気なく終わるとは思っておらず心では吃驚びっくりしていたが、王の安否を確認したいという気持ちから二人に帰還を促した。二人も戸いはまだあったものの、早く帰還したかったようで了承してくれた。
「二人とも、今から帰還するための魔法を発するから俺に摑まって」
俺がそう言うと秀治は肩に摑まり、川崎に至っては腕に抱きついている。正直今にも発しそうなくらい恥ずかしかったが、確実に帰還するためだと無理矢理自分に言い聞かせ、魔法の発に集中する。
基礎魔法陣形……。転移付與……。補助魔法陣形……。全の歪み修正……。
「"テレポート"」
俺が魔法を唱えた瞬間、白い魔法陣が浮き上がり、そこから強いが発生する。あまりの眩しさに俺達は目をつむった。
暫くして、強いが収まり眩しくなくなった所で俺達は目を開ける。すると、そこには見覚えのある景が広がっていた。
「ふぅ……。無事帰ってこれたな……」
蓮斗はテレポートをするのは今回が初めてだったので上手く戻れるか心配だったがそれも杞憂に終わったようだ。
「秀治。王の容態はどうだ」
「……。特に問題はない。今は多分魔力欠乏マナエンプティで眠っているだけだ。直に目を覚ますと思う」
秀治は霊魔法で王の容態を調べながら、そう答えた。
「……。そうか。じゃあ王が目覚めるまでし待とうか」
「ああ」
「うん、そうだね」
俺達は王を救えた事に安堵の息を吐き、同時に本當の、、、レミリーとやっと會える事に心しドキドキした。
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