《世界にたった一人だけの職業》2章 蓮斗の悩み。そして、解決? ー1
宿屋の食堂のテーブルの一つにて。
「はあ……」
蓮斗は重々とした溜め息をついていた。蓮斗の現狀を考えればそれも仕方ないと言えよう。何せレベルが20からずっと上がらないのだから。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
因みに現在のステータスがこれ。
柏沢蓮斗 Lv.20 職業:生魔師
生命力 53070
魔力 55690
魔法展開速度 56570
魔法耐 60040
想像力 60040
スピード 52030
攻撃力 56060
防力 52700
スキル
魔法生(+魔法式省略)(+威力維持)、無詠唱、全屬耐(+反)、気配遮斷、気配察知、変幻自在(+能力値底上げ1.2倍)、強化、炎眼、長促進
宿に帰ってステータスを確認して以來全く能力に変化も見られなかった。訓練をしても、外で魔を倒しても一向に変化がなかった。"長促進"とか言うスキルもまるで役に立っていない。このままではいずれ強力な魔を相手にしたときに手も足も出なくなってしまう。もしかしてレベル20がMAXなんじゃ……。いやいや! これでMAXだったら俺はこの先どうなるんだよ……。どうにかなんないもんかなぁ……。
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俺が々と悩んでいると、
「どうしたの? 蓮斗くん、そんなに溜め息をついて」
と川崎が心配そうな顔で尋ねてくる。くっ……。その顔は反則だ! 
「あ、いや。ちょっとレベルが上がんなくてな……」
「そ、そっか……。それはまた災難だね」
「ああ……」
蓮斗は川崎の言葉に力なく頷き返事をする。実際、俺は他の人たちよりもステータスは最初から高かったがレベルがどんどん上がればその追い越されるだろう。俺の長期はもう終わったのだろうか? 
俺はそんなことを考えているとふと気になることが頭に浮かんできた。
「川崎。ステータスって見せてもらえるか?」
蓮斗の言葉に川崎は、
「…………蓮斗くんのエッチ」
と顔をし赤らめながらそんなことを言った。
「何でそうなる!?」
俺は思わず立ち上がって大聲を出してしまい、食堂にいる人たちが一斉にこちらを向いてしまった。俺は小さくすいません、と言って頭を下げて座った。
「ったくもう……。要らぬところで恥を欠いちゃったじゃん……」
「ごめんごめん。ちょっとからかいたい衝が押さえられなかったんだよ」
川崎はそう言いながら楽しそうに微笑む。
「蓮斗くん。私のステータスを見たいなら私の部屋に行こうよ。ほ、他の人に見られたくないし……。あ、あと蓮斗くんのステータスも見せてもらうからね!」
川崎は顔を赤らめながら、最後の方はし早口気味になりながらそんな事を提案する。
「あ、ああ……。そうするか、俺も見られたくないしな!」
蓮斗もし顔を赤くしながらやはり早口気味に言う。二人はそそくさと席を立ち、川崎の部屋がある場所へと向かった。
「は、るぞ……」
「ど、どうぞ……」
俺はし張しながら川崎の部屋へ足を踏みれる。そして、川崎は俺が部屋へったのを確認すると前回同様、ガチャリと鍵を閉めた。うん、たぶんこれ癖だな。確信したよ。逃げないようにとかじゃなかったんだなあ……。
俺はそんなどうでもいいことを考えながら川崎が腰をおろしたソファの隣に同じく腰を下ろす。當然ながら距離も近いわけで。
「「…………………………」」
お互い見つめあったまま暫く沈黙の狀態が続く。二人とも顔が真っ赤であり、張しているのがよくわかる。この沈黙を破ったのは蓮斗の方であった。
「……か、川崎。改めてステータスを見せてもらっていいか?」
蓮斗は張で言葉を詰まらせながらも先程食堂で川崎に言ったことをもう一度言う。
「う、うん……。いいよ……」
川崎は小聲で恥ずかしそうに言いながら心の中でステータスオープンと唱え、ステータスを表示する。蓮斗も橫からそれを覗き込む。
川崎春香Lv46 職業:治癒師
生命力 34070
魔力 35990
魔法展開速度 35270
魔法耐 36950
想像力 38960
スピード 34980
攻撃力 33590
防力 35940
スキル
オートヒール(一定時間に10ずつ回復)、聖なる(全回復、単回復)、狀態異常回復(オート)、支援魔法
「…………レベル46……!?」
蓮斗は予想以上に川崎が長していたことに驚いた。ステータスもまだ差はあるもののいずれは蓮斗を追い抜けるくらいだ。蓮斗は己のレベルの低さを痛し、どうにかレベルを上げられる方法があればなあ……と思うのであった。
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