《外れスキルのおで最強へ 〜戦闘スキル皆無!?どうやって魔王を倒せと!?〜》閑話 不穏なき
???某所
 聡がエンデ村を出た頃、暗く、のが屆かない、ジメジメとした場所で、2人の男が會話をしていた。
「おい、とんでもない事になってるぞ!」
「…騒がしいな。貴様は靜かに喋れないのか?」
 一方は、落ち著きのない、頭の禿げ上がった痩せ気味の男で、無駄にゴテゴテした、法のような服を著ている。もう一方は全をすっぽり覆う灰のローブを著た、冷たい聲の男だった。
「それどころじゃない!あの忌々しい魔王が封印されていた城が、跡形もなく消えたんだぞ!?」
 唾を飛ばしながら、興した様子でぶ痩せ気味の男。
 そいつにより齎された報は、の見えないローブの男でさえも、狼狽しているのが丸分かりになってしまう程のものであった。
「なん…だと?それはいつの事だ?」
「あ、あそこの巡回は、月に1度きりだ!だから、なくとも1ヶ月以としか言えない!」
「つまり、魔王が生きているか、死んでいるかさえ分からんという事か。」
「あの化けが死ぬわけないだろ!?山を丸ごと吹き飛ばすような攻撃くらっても、まるで効いてない奴だぞ!?」
「耳障りだから黙れ。ここで兎や角言ってても、何も始まらんのだから、部下共をかして、さっさと付近を捜索させたらどうだ?」
 飛んでくる唾を避けながら、ローブの男は皮げに口元を歪めて言う。
「貴様に言われんでも、既にやっている!だが魔王が野放しになっているなど、萬が一にでも許されん事だ!だからこそ、『鏖殺』!貴様にもいて貰うぞ!」
 その瞬間、『鏖殺』と呼ばれたローブの男から、とんでもない度の殺気と魔力が、一帯に撒き散らされる。
「おい、それは、魔王を見つけた時は、自由にいて良いって事だよな?」
 先程とは打って変わって、好戦的な聲の『鏖殺』が、そこには居た。
「あ、あぁ。す、好きにいてくれて構わない。」
 痩せた男が、その雰囲気に圧されながらも、何とか頷くと、『鏖殺』から一気に殺気と魔力が消える。
「そうか。」
 そして無に頷くと、煙のようにその場から消え失せるのだった。
「…ふぅ。恐ろしい奴だ。」
 痩せた男は、冷や汗を拭いながら呟く。
『鏖殺』。その名は、裏の世界では、知らぬ者が居ないとまで言われた名である。
 彼に、盜賊に襲われている村を救えと命ずると、その村どころか、周辺の十數個の村を巻き込み、そのまま消失・・させてしまうのだ。その跡地に生き殘る生は、『鏖殺』ただ1人のみである。
 そんな男が、魔王討伐の為、封印されていた場所へと、向かったのだ。
「『鏖殺』なら、魔王を消滅・・させられるだろう。くくくく…。この300年間、辛酸をなめた我々の歴史に、遂に終止符が打たれるだろう。くくくく…。ふははははは!!!!!」
 暗く不快なその空間に、気味の悪い笑い聲が、響き渡るのだった…。
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