が覚めると薄暗い所にいた。

「ここは……？」

をあげようとすると右腕に鋭い痛みが走った。

「っ！」

恐る恐る見てみると右腕の肘から先が無くなってが出ていた。

腕がなくなってが出ているのに痛みをじない。どうやら死が近づいているようだ

「なんだ……一時的に起きただけか」

僕が力を抜いているとだんだんと瞼が重くなって言った

そろそろか……やっと……死ねる……

僕がそう思った時……

ーー本當にそれでいいのかい？

誰かわからないけどもう生きることが出來ないんだよ……

ーーあの人に救われたのに？

レイラさんには悪いけどね。

ーー君はまだ何もやっていないじゃないか

ーー君は諦めていいのかい？

ーーソナーダにも言われたんじゃないかい？

ーー君を大切にしてくれた人はなんと言っていた？

ーー悔しくないのかい？

ーー一矢でも報いたいと思わないのかい？

ーー生きたいとは思わないのかい？

そう言われた瞬間僕の心は大きくかされた。霧乃や林立ちの顔が浮かんだ。あいつらは僕に何をした？

それにレイラさんやソナーダさんはなんと言っていた？僕に生きろと言った！また會いたいと言った！

僕は……！いや！俺は！！

ーーそうだ！やっとその気になったか。ならば目を開けてみろ！

俺はそう言われ目を開けるとそこはまるで宇宙のようだった。

「これは？」

「やあ、やっと逢えたね」

「お父さんこの人が？」

俺はその聲がした方をむくとソナーダさんと似た男の人と俺よりし年下くらいのの子がいた。

「ソナーダさん……？」

「いや、僕はソナーダ兄さんでは無いよ。僕はソナーダ兄さんの雙子の弟。ゾルーダだ。この子は娘のステラ。」

「こんにちはお兄さん。私はステラです」

「ちょっと待ってくれ！ソナーダさんに弟がいた？」

「その通りさ。早速で悪いが君にお願いがある。僕はもうすぐ死ぬ。だから、君に力をけ継いでしい。」

「きゅ、急に何を言っているのかわからないんだが？」

「……今のままだと君は死ぬだろう。そして僕もそろそろ死んでしまう。君は生きるために人を辭める覚悟はあるか？」

「…………」

人を辭める……

「ああ、もちろんだ。生きるためならば！あいつらに復讐するためならば！人だってなんだって辭めてやる！」

「そうか。その言葉を聞いて安心したよ。けれど、復讐に力を溺れさせては行けないよ。それは君のと神を滅ぼすことになるからね。」

「お父さんもう行っちゃうの？」

「ああ。済まないな。僕はこれでいなくなる。だけどきっと君を見守っているよ。そしていつまでもしている。」

「うん。私幸せになるね」

「そろそろ始めるか。

『我、大いなる大魔神なり。これより継承の儀を始める。我、大魔神ゾルーダは我ら兄弟が認めし闇瀬神夜に全てを継承する。』……さよならだ。じゃあねステラ……」

そう言うとゾルーダはの玉となって俺の心臓部分にっていった。その瞬間俺の意識は切れた。