《められていた僕は召喚された世界で奈落に落ちて、力を持った俺は地上に返り咲く》第7話 過去の語
夢を見た。ソナーダが涙を流しながらゾルーダに謝っていた。
これは……ゾルーダの記憶……?
そうだよ。これは過去の語さ……
今から4000年前。ゾルダという世界に人族や生命が誕生するし前。ある神の夫婦に2人の神が生まれた。兄はソナーダと名付けられた。弟はゾルーダと名付けられた。ソナーダは金の髪で緑の瞳を持っていた。ゾルーダは赤黒い髪のアメジストのような紫の目だった。2人の力は全く違った。ソナーダは創造神としての力を、ゾルーダは大魔神としての力を宿していた。2人が生まれて1000年後地上に人族や魔族などが生まれた。そして、その生命のことで神界の意見はふたつに割れた。ひとつはこのまま、見守っていくスタイル。そして、どうしてもという時に力を貸すというもの。そして、もうひとつは完全に監視下において神による奴隷化というものだった。ソナーダとゾルーダは特にどちらにもつかなかった。しかし、それをほかの神々は許さなかった。守護派の神々はソナーダを立てた。奴隷派の神々はゾルーダを立てて戦爭を始めた。それは約1500年間に渡った。ソナーダとゾルーダは戦うことをまなかった。そこでゾルーダはソナーダに頼んだ。
僕を封印してくれと……
ゾルーダがいなくなれば守護派からすれば敵の大將がいなくなって買ったも同然だ。ゾルーダが選んだのは自分を封印して戦爭を止めるというものだった。もちろん、ソナーダは嫌だと言った。そのときゾルーダはこう言った。
ーー僕を封印すれば守護派はほかの魔神達を封印してこの戦爭は終わる。もう僕はみんなが死ぬのを見たくないんだーー
そう言って自分を封印しろと言った。
ソナーダは涙を流し、すまないと言いながらゾルーダを封印した。そのときステラはこっそりと封印の範囲にっていた。それに気づいたのは封印してからだったが……。そしてゾルーダは封印される最後に
ーーおそらく僕はこの封印の中で死ぬ。けれど、必ず僕を継ぐものが現れる。僕は兄さんと僕が認めたものにこの力をさずけよう。ーーー
といった。
こうして今から1500年ほど前に今は歴史に殘っていない、神魔大戦が終わった。
その後約500年は神々の戦爭により大地はボロボロとなり生達はこっそりと生きていた。そしてやっとまともに暮らせるようになったのが923年前。その間にゾルーダが封印された場所はダンジョンとなっていた。そして一週間前兄ソナーダに認められるものがこの世界にやってきた……
(これが今地上の人々が太古の時代という時代の真実だ。僕は君に僕の力をけ継いでほしい。)
ーーもちろんだ。というかそうしないと俺は生きることが出來ないだろ?
(まあね。それじゃあこれから僕の魂と君の魂を融合する。何かしら影響が出るかもしれないけど勘弁してくれ。自我は全て君に譲ろう。)
ーー分かった
(この封印は僕が死ねば解けるようになっている。最後にもう一つだけ頼もう。ステラに外の世界を見せてやってくれ。君と一緒に連れて行ってやってくれ。)
ーー俺はいいよ。けど、ステラはいいのか?
(ああ、本人もいいと言っている。)
ーー分かった。俺が引き継ごう。
(良かった。それじゃあ始めるよ)
ゾルーダのその聲を聞いて俺の意識は奧深くに沈んでいった。
『大魔神ゾルーダの魂との融合を開始しました……。完了。これより新しい魂に適合したを再構築します。』
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