「……は？す、すみません。聞き取れなかったようなのでもう一度お聞きしてもよろしいですか？」

「ん？だから今このギルドにいる全ての冒険者か、今このギルドで1番強い冒険者でって言ったんだけど？」

そう言った瞬間ギルドが一気に殺気立った。

さっきまで笑顔で酒を飲んでいた冒険者は立ち上がり、ほかの付で用事を済ませていた者はこちらを睨みつける。

「おお〜殺気立ってるねぇ〜」

「な！何を言ってるんですか！冗談はやめてください！」

「別に冗談じゃねぇよ？冒険者の力がどれくらいのもんか知りたくてねぇ？」

「まったく、神夜あなたホントは戦闘狂なんじゃないの？」

「酷いなぁ、ステラ。バイクの上で泣きそうにぎゃーーーとか言ってたくせに」

「な！今それは関係ないでしょ！」

「おい。俺たちに喧嘩売ってとイチャつくとは何様だ？」

そこへ一人の男が話しかけてきた。

「タハトさん！」

「おう、ルミナちゃん。で、俺はAランク冒険者のタハト。閃のタハトって言われてるものだ。ほんとにこのギルド全員でいいんだな？」

「ああ、いいぜ。」

「そうか。ルミナちゃん。地下の訓練場借りるぜ。おい！參加したいやつ全員したに來い！こっちだ」

俺たちはタハトについて行って地下の訓練場に向かった。その後ろをゾロゾロとほかの冒険者もついて行く。

……何人か腕の良い奴がいるみたいだな。歩く姿に無駄がない。

訓練場はとても広かった。

「広いな！」

「すごいわねこれ。」

「ああ、ここはこのギルドが誇る全ギルド最大の訓練場だ。ここよりギルドの訓練場はないだろうよ」

「ここでやるんだろ？」

俺は中心に行ってその周りをたくさんの冒険者が囲む。ついでにステラは端の方で待っている。

「準備はよろしいでしょうか？審判はこのギルドの付嬢のルミナがやります。それでは！始め！」

「1割くらいでいいか。」

始まりと同時に付嬢とステラ以外の訓練場にいる冒険者に向かって殺気を放つ、

流石に本気でやると死んでしまうので1割ほどまで減らしてだ。

するとどうでしょう。向かってきていた冒険者や力のない冒険者は一気に倒れてしまいました。殘っている冒険者は実力がＢランク以上の冒険者だけになった。

「な、何をしたんだ……」

「あいつ殺気だけで気絶させやがった！」

最もＢランク程度の力では立っているのもやっとだが……

「さてと、次は魔法か？武か？また、さっきでもいいんだか……」

「おお！！！！」

剣を持ってかかってきた冒険者を初めに次々と冒険者がかかってきた。

「お、武系か。神球ワルキューレ　モードブリュンヒルデ」

俺は神球ワルキューレを神剣ブリュンヒルデにしてかかってきた冒険者の相手をする。

まず最初にかかってきた剣を持った男の剣を止め腕を摑み一本背負いをする。次に斧で切りかかって來る冒険者の斧の持ち手を毆り手を潰し腹に蹴りをれて飛ばす。

似たようなことが三分ほど続くと武では勝ち目がないと悟ったのか後ろから魔法が飛んできた。

まあ、魔法も関係ないんだけどね

俺はその魔法をブリュンヒルデよ効果魔斷で、切り捨てる。

「な！魔法を切っただと！」

そして魔法を打ってきた冒険者の目の前まで迫り腹に一撃決めて気絶させた。

「さてと、まだやるかい？」

殘っている冒険者は恐らくＳランク以上の冒険者だろう。始まりからほぼかないで様子を見ていた。俺がそう言うと杖や剣を構えた。

「そうか、まだやるか。じゃあ次は魔法を披しよう。ワルキューレ　モード　ヘルムヴイーゲ」

俺は神杖にワルキューレを変えて魔法を放つ。

「同時展開起　昇華魔法　ファイアボール」

俺は火魔法の低級魔法のファイアボールを昇華魔法でパワーアップしてそれを同時展開で1000個同時に作った。

「な、なんて數だ」

俺はその魔法を冒険者に誰一人として當たらないように・・・・・・・・・・・・・・放った。

「どこを？」

そして魔法が地面に當たる

すると當たりに風が撒き散らされる。

「な！風圧だけでこんなに！……うわーーーーーー」

それだけで地面はえぐれ人は飛んでいく。

なぜ當てなかったのか。それは當たればしんでしまうから。風圧だけでたとえＳランクの冒険者であろうと飛んでしまう。

煙がやんだ頃には俺とステラとルミナ以外の人は立っていなかった。

「しょ、勝者　闇瀬神夜……」

パチパチパチ

ステラの拍手が響く。

「な！なんだ今の地響きは！」

そこへ1人の男が降りてきた。