《められていた僕は召喚された世界で奈落に落ちて、力を持った俺は地上に返り咲く》第36話 再び王子の元へ
アルステッド辺境伯と會した翌日、再び第1王子のアレクの元へ神夜は來ていた。
今回はステラも一緒である。
今、このアレクの部屋には神夜、ステラ、アレク、リーン、アリスの5人がいる。
まずは神夜がステラを紹介するところから始まった。
「アリスは會うのは2回目だよな?彼はステラ。俺の旅の連れだ。そして今回の協力者でもある。」
「こんにちはステラさん。僕はソルニア王國第1王子アレクです。」
「私は同じく第1王のリーンと申します。」
「私はステラよ。神夜とは・・・そうね、2人で一緒のベットに寢る関係?」
「こら。何言ってんだ。そんなんじゃないからな。」
「けど、昨日は同じベットで寢たよね?」
「・・・・・・さて、話し合いをしようか。ステラからアリス経由で手紙を渡したんだが、読んだか?」
「もちろんさ。一どういうことだい?魔王の所に言って、魔王は人間と協定を結ぶつもりだなんて。事は書いてあったけど、未だに信じられないよ」
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「それに関しては直接手紙を渡されている。これだ」
神夜はヴァーミリアンから預かった手紙をアレクに渡した。
「はぁ、厄介事を持ち込んでくれるよね。まあ、これは後で読もう。それで、僕の手紙はアルステッド辺境伯に渡してくれたかな?」
「ああ、昨日渡してきた。いろいろと仕込んで置くつもりだ。城からの出は1か月前以上先になると思うな」
「そうか。それは仕方がないな。戦爭の準備は大変だろう」
「まあな、それよりもそっちは何かあったか?」
「勇者のことですか?」
「まあ、勇者のことも國王達のこともだな」
「父上達は、と言うよりやっぱり深いところで戦爭の準備がしずつ行われているようです。」
「まあ、やるって言っていたからな。」
「はい。それと勇者の事なんですが・・・」
「何かあったのか?」
「どうやら仲間で分裂狀態にあるようです。」
「分裂?」
「神夜様は西園寺陸という方を知ってますね?」
「ああ、西園寺はあんまり俺には関わってこなかったな。まあ、あのクラスの中で本當に數ない無関係者と言ってもいいかもしれないな」
「そうなんですか?まあ、西園寺さんを筆頭とした派閥と霧乃さんを筆頭とした派閥に別れています」
「なるほど。西園寺と霧乃か・・・的にはどんなふうに?」
「この間話したじですと西園寺さんは神夜様、あなたの死にある程度の疑問を持っているようです。そして西園寺さんはリーダーである霧乃さんに反対していて、そこに國木田葵、獅子王煉斗、桜田凜華の3名が西園寺さんに賛しています。それ以外の7割方は霧乃さん側に、殘りはどっちつかずの3派に別れています。」
「てことは洗脳されているのは霧乃側と言ってもいいみたいだな・・・しかし、西園寺とやらの職業はどうなのだ?霧乃とやらは勇者の職業を持っていると聞いたが、」
「西園寺さんの職業は聖騎士という職業です。國木田さんは剣聖、獅子王さんは拳王、桜田さんは魔の職業だったと思います。」
「なんか、勇者より強そうな職業だな」
「まあ、現在の実力は五分五分と言ったところでしょう。西園寺さんはかなり頭の言い方なのですか?」
「確かクラスでは斷トツ1位だったはずだ」
「なるほど。だからなのですね。西園寺さん達4人は騎士団の訓練を拒否して自分たちで訓練をしているようです。そして神夜様が言っていた洗脳についてなんですが、」
「何かあったのか?」
「この前の狀況からの変化を見るとし進んでしまっているようです。しかも霧乃さんも父上と一緒になって洗脳を行っていると思います」
「國王と霧乃が一緒に?」
「はい。何回か霧乃さんが父上と一緒にほかの勇者をってどこかに行っているのを見ました。さすがについていく技はないので追跡は出來ませんでしたが」
「なるほど。まあ、それはいい。勇者たちの報がったので充分だ」
「そうですね。」
「それよりも実は一週間後にテュールさんが選出した貴族達と會議を開くことになってるんだが・・・そこで急に俺が話し始めても不信が増すだけだろ?そこでだな?」
神夜は昨日思いついた方法をアレク達に話す。
「なるほど。それなら神夜の信頼もしは集まるだろう。と言うより神夜は冒険者としての參加はしないんだね?」
「ああ、面倒になることは避けたいからな。だから、お前の特別部下みたいな地位にいるよ。それよりもさっきの作戦は賛してくれるのでいいんだよな?」
「もちろんだ。楽しみにしているよ。」
「はいはい。じゃあそろそろ帰るわ。一週間後にまた來るからよろしくな」
「分かった。」
「待ってください」
神夜がステラと共に帰ろうとした時、ストップの聲がかかる。
「どうした?アリス。何かあるのか?」
「いえ、しお話出來ませんか?」
アリスはちらりとステラを見るとステラは何も知らないと言うふうに首を振った。
「まあ、いいが・・・なんだ?」
「あの、えっと・・・ちょっと2人でお話がしたくて・・・」
「そうか。ステラ悪い、し話してくるわ」
「はい」
神夜はアリスを連れて異空間にはいる。
「それで話って?」
「その、神夜様は復讐が終わったあとどうするつもりですか?」
「・・・・・・」
その質問は神夜にとって核心を著いた質問だった。
今の神夜は己のクラスメイトに復讐するために生きていると言っても過言ではないと自覚している。
そしてそれを終えた後何をするのか。
神夜は神を超越したと言っても元々は人間だったし、神であっても意思思考は持っている。それは超越者になっても同じで意思があるものは変化を求める。
それは気持ちの変化だったり環境の変化であったりと様々だが、神夜は考えていたのだ。
「今のところ特に考えてはいないが、とりあえずは旅に出ようと思ってる。それはある人との約束だし、ステラとの約束でもある。それに、まだこの世界に來て日が淺いからな。知らないことだらけだ。」
「そうですか・・・」
「それがどうかしたか?」
「いえ、なんでもありません。ありがとうございます」
「ああ、こっちこそありがとな。その質問は々と考えるきっかけになったよ」
「そうですか。遅いと皆様を心配させてしまいます。戻りましょうか」
「そうだな。」
神夜は異空間の出口を出し、アレクの部屋に戻る。
「話は終わったかい?」
「ああ、それじゃあ帰るな。じゃあ」
今度こそ神夜とステラは王城から出ていった。
神夜達が帰ったあとのアレクの部屋にてー
「神夜とはどんな話をしていたんだい?」
「え?その、復讐が終わったあとどうするのかと、お聞きしました」
「ああ、確かにね。」
「神夜様はなんて答えたの?」
「旅に出るんじゃないか?って答えられました。まだわからないけどなと・・・」
「そうか・・・彼はやっぱり人間なんだな」
「ええ、私たちと同じ17歳の子供なんですね」
「ああ・・・さてと、こっちもいろいろと準備しなくてはならないことが出來た。行に移していこう」
「そうですね。アリスは準備はしていますか?」
「はい。とりあえず、ちょっとずつ計畫はしています」
「そうか。それじゃあ、僕達も準備していこう」
「そうですね。」「はい」
アリス達は各々準備をするために部屋を出ていった。
「さて、神夜は魔王から何を預かったんだか」
アレクも魔王からの手紙や城の仲間を増やすためにかに行をして行くのだった。
著々とソルニア王國分斷の日が近づいてきている。
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