《められていた僕は召喚された世界で奈落に落ちて、力を持った俺は地上に返り咲く》第39話 宣戦布告
ギルドで飲み明かした翌日神夜とステラの姿は屋敷の訓練場にあった。
「それじゃあ召喚するか。」
その聲によってどんどん召喚する。
召喚しているのはもちろん各地に散らばっていた仲間の貴族軍だ。
そして召喚し終わった頃には約2萬の軍が集まった。
さらにそこへ辺境伯軍が加わり2萬5000。
「隨分と多いな。」
「けど、王都軍は多分この2倍以上はいるはずだ。それに勇者もいるし、もう1人、見逃せない人がいる」
「見逃せない人?アルバの事か?」
「いや違う。けれど、恐らく出てこないだろう。あんまりそういうのには興味が無いはずだから」
「そうか。まあいい。それよりも今日はどうするんだ?」
「軍の準備は整った。宣戦布告するだけだよ」
「そろそろ偽にも気がついた頃だしな。」
そろそろ城に置いてきた偽の魔法が解ける頃である。
「それでは宣戦布告をしに行こうか」
「よく考えたら宣戦布告ってどうするんだ?」
「それがちょうどいいことに今日は月に一度の會議の日だから、1つの部屋に集まっているはずなんだ」
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「ってことは?」
「どうどうとしようかなと思ってね」
「了解、それじゃあお前の部屋でいいか?」
「構わないよ。行くのは僕、リーン、神夜、ステラさん、テュールの5人だ」
「わかった」
「かしこまりました。キルク子爵、一旦この場の指揮を任せても構いませんか?」
「わかったのじゃ。頼むぞ」
「もちろんです」
ここで初登場キルク子爵。キルク子爵はアルステッド辺境伯領の隣の領地を治めていて、テュールとは親しくしていそうだ。もう70近くなってしまっているが、かつては凄腕の魔導師として有名だったそうだ。
キルク子爵にその場を任せ、俺達はまず王城にあるアレクの部屋に転移した。
「ここは・・・何も変わってないな。よかった。それじゃあ堂々と行こうか」
「おう」
俺達は扉を開け、城の中を進む。
ついでになんか圧倒みたいなのを出すために霧と覇気スキルを全的に出しておいた。
王城の中を堂々と歩く俺たちに廊下を通る使用人達は端の方によって小さくなったり見惚れたりしていた。
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ついでに俺は仮面を付けている。もちろんステラもだ。勇者共にはサプライズが必要だからな
そしてアレクの足が1つの扉の前で止まった。
扉はとても大きく、たくさんの裝飾がされ、豪華な作りだった。俺はこの扉を知っている。俺は1度だけここを通り國王に會っている。
そうーー謁見の間だ。
どうやら會議はこの謁見の間でしているらしい。俺達がろうとすると衛兵がそれを止めた。
「現在國家會議中です。ご室はお控え下さい」
「それが俺でもか?」
「はい。誰もれるなとの命令です」
「そうか・・・神夜」
「はいよ」
俺は衛兵を軽く毆る。
もちろん早すぎて人間には目で負えないスピードでだ。
衛兵達はそのまま後ろにぶっ飛び謁見の間の扉ごと部屋の中に倒れた。
土煙が立ち上がる中、俺達は前に進む。
中にると玉座に國王、その近くに宰相がいて、周りにはほかの貴族がいる。
正面の所には勇者である霧乃達が並んでいた。
「なっ!お前はアレクか!何故このような場所に!!」
國王は驚いた顔をしてこっちに話しかけてきた。
「これは愚かなるお父上。このような無駄な會議をしてどうしたのですか?」
「愚かなる・・・だと!おのれ!我が息子でも許さんぞ!そもそもお前は部屋から出るなと命じていたでは無いか!何故このような場所にいる!それにアルステッド辺境伯もそんな所で何をやっているんだ!そのバカ息子を捕えぬか!」
うっわー、よく口が回るな。
周りには衛兵達が槍を向けて構えている。
「私が・・・俺がここにいる理由は簡単なことですよ。お父上が勇者を洗脳して他國へ攻めろうとしていることはしっております。それにアルバも加擔していて宰相である叔父上も加擔していることも。」
「な、何故それを・・・」
「何故そのようなことをしようとするのですか?」
「ふん、この大陸は我のものだ!勝手に占領し、支配しようとしている奴らから我が領土を取り戻すために!我こそがこの大陸の・・・いや!この世界の王にふさわしい!!」
はぁ、なんて傲慢な・・・
「貴方は傲慢だ。私利私の為に民を殺し、他國を侵略する。そんな者が王として正しいのだろうか?否!王とは民を導き平和を保つにある!貴方がやろうとしているのは王としての行といえるか!言えるわけがないでしょう!」
「ふん!民とは王の手駒!使う為に存在する!そのために勇者を召喚し、洗脳した!リーン、お前はよくやってくれたよ」
リーンは悔しそうな顔をする。
すげぇな。親なのによくそんなことを言えるな
「今一度考え直してください!本當にそうなのかを!」
「考え直す?そんなことはする必要は無い!我は王だ!ならば下民がどうなろうが知ったことではない。ただの駒なのだからな!」
「そうですか・・・勇者殿はそれでいいのですか?」
すると霧乃が1歩前に出て話し始めた。
「これはこれは第1王子殿下、私は勇者筆頭の霧乃崇と申します。我ら勇者が利用されている・・・はい、そうですね。」
「そうか・・・ならば」
「それの何が悪いのでしょう?國王は協力すれば俺に大陸の半分をくれると言ってくれました。まあ、勇者なのですから當たり前ですね。私も人がどうなろうが知ったことではないのですよ。」
ん?待てよ?
俺は前に出て話し始めた。
「霧乃・・・お前まさか洗脳されていないな?」
「ほほう、その方はどうやらいい目を持っているようだ。そうですよ?私が他の勇者を洗脳したんですから。まあ、もっとも國の為ならばどんなこともするようにしただけですがね。私と國王言うことは必ず聞くようになってますよ。今の話も後で忘れるようにしてあります」
「そうか・・・・・・ふふふ、ふははははははは!!!!!」
俺は大聲で笑うと霧乃は不愉快そうに問いかけてきた。
「貴様、何がおかしい?」
「おかしいだと?いや、相変わらずのクソ合に懐かしさをじただけだよ。お前は何も変わってなかった。俺は嬉しいぞ。お前は地球にいた頃からずっとそうだもんな。弱者をいたぶり、蔑み、傷つけ、壊れるまで遊び盡くす。」
「なぜ地球のことを・・・・・・」
「なぜ、簡単な話だ。俺も被害者なんだよね?」
俺は仮面を取った。
霧乃と國王は俺の顔を見て驚きに顔を染め次に怒りに顔のを染めた。
「な!何故貴様が生きている!?お前は死んだはずだ!!」
「ああ、本當に酷かったぜ。そこの愚王とアルバの奴に嵌められてな。本當に死ぬかと思ったさ。そのせいでレイラさんも死んでしまったしな」
「ああ、レイラか・・・いたなそんなやつ。あれは惜しかったぜ。用が済んだら犯して嗜みにしてやろうと思ったが死んじまうんだもんな」
こいつ・・・?!
俺は発しかけたを収め深呼吸する。
「ふぅ。だが俺は戻ってきた、貴様らに復讐と神罰を與える為に。そこでちょうどアレクと結託したわけだ。なぁ?」
「そうだね」
「だぜ?計畫と途中で仲間にり離され馬鹿みたいな事しか考えられないクソ勇者さんと傲慢で愚かな國王さんよ」
「貴様!!兵達よ!この者達を殺せ!今すぐだ!」
「おっとそれは困るな」
俺は重力魔法で兵士達の頭を潰した。
が撒き散り、床を汚す。
「貴様ァァァ!!」
國王は顔を真っ赤にして怒らせる。
「ん?何を怒っているんだ?お前のいくらでもある駒だろう?その程度で怒ってんならお前國王やめた方がいいんじゃないか?」
「霧乃!!こいつを殺せ!」
「了解っと・・・すまねぇな。せっかく戻ってきて直ぐに死んじまうんだもんな。」
「誰が死ぬんだ?ああ、お前か?」
「てめぇ・・・」
霧乃は聖剣を握りしめた。
「テメェら!殺るぞ!」
霧乃が後ろにそう言うと他の勇者もき始めた。
「はっ!なんか知らねえがちょっと強くなって奢ったか?!勇者には誰もかなわねぇんだよ!」
そう言って霧乃は聖剣で切りかかってきた。
しかしその聖剣は俺に當たることはなかった。その代わり霧乃自の肩を斬り裂いた。
「ぐわぁぁ!!!」
霧乃は痛みで倒れる。
俺は傷口を踏み付け話しかける。
「ああ、勇者は人族最強の存在だもんな。人間にはかなわねぇよ。まあ、人間にはな。」
「ぐぅぅぅ!てめぇ!なにしやがった!」
「おいおい!変な言いがかりは辭めてくれ。俺は今お前の傷を踏みつけているだけだ。しかもその傷はお前が自分で切ったんだろ?」
「そんなわけがあるか!てめぇがなにかしねぇと聖剣が曲がるわけがねぇだろ!」
そう、聖剣はぐにゃりと自ら曲がり霧乃の肩を斬り裂いたのだ。
「さぁ?勝手にその剣が曲がったんだから知らねぇよ。にしてもその剣はお前には合わねぇな」
実際俺は何もしていない。聖剣が俺に攻撃するのを嫌がっただけだ。
俺は聖剣を拾い上げる。
それを見て霧乃はニヤリと笑う。
「はっ!馬鹿が!聖剣は所有者以外が使おうとすればが痺れてけなくなる!お前はその間に攻撃されて死ぬんだよ!!」
「ふーん」
そんな設定があったのか。
俺は聖剣に呼びかける。
ーー貴様は俺に逆らうのかーーーと、
試しに近くにいた勇者を軽く切ってみた。
「はっ!馬鹿が!」
しかし・・・俺にはなんのダメージもない。
「おいおい、俺は死んでねぇぞ?何を言ってんだ?」
「な、なんで何も無いんだよ。」
俺はとりあえず聖剣を霧乃の近くに投げた。
「ほい、返してやるよ。さっさと殺りにくれば?」
「く、くそっ!」
霧乃は聖剣を摑んで俺に切りかかろうとしたが・・・・・・
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
突然霧乃のが痺れて倒れる。
「な、なんで俺が・・・」
「ふふふ、あぁはははははっっ!!」
簡単な話だ。俺の固有オリジナルスキル《世界権限ワールドシップ》で霧乃の職業を勇者じゃなくした。
そうすればもちろんあいつは聖剣も持てないし、勇者としての力を失う。
ん?なんで俺が聖剣をもてたのかって?
天使共が作った玩ガラクタが俺に通じるかよ。そんなもん命令すればどうとでもなるし、痺れもしない。
「さぁ?なんでだろうなぁ?試しにステータスでも見てみれば?」
「な、何を・・・《ステータス》」
霧乃は自のステータスを見ると驚きに顔を染めた。
「な、なんで、なんでなんでなんで!!!!」
「あっれぇ?もしかして勇者じゃなくなっちゃったのぉ?それは大変だぁ?一何故だろぉ?あ、もしかして神に見捨てられたんじゃない?悪いこといっぱいしたもんねぇ??」
霧乃はそのまま絶の顔をしたまま気絶した。
俺は振り返りアレクたちの元へ向かう。
アレク達の元にも勇者は行ったが、そんなもの神であるステラに葉うわけがない。
全員魔法で倒されている。
「これは大変だぁ?人類最強の勇者が手も足も出ずに倒されてしまっている〜」
もちろん俺とステラにかなうわけが無いのでかなり殘酷なことを言っている。
「ま!まて!」
國王がなにか言おうとした所に俺は言葉を被せる
「しかしこれではあの愚かで傲慢な國王は諦めないだろう!!仕方がない!アレク、どうする?」
「神夜・・・はぁ、そうだな。あの父上がこれで諦めるわけがない!そこで我らは宣言しよう。ここから南にあるアルステッド辺境領を中心に我らは建國する!國名はオルフェリアス帝國!そしてここに宣言しよう!我らオルフェリアス帝國は愚國ソルニア王國に宣戦布告する!!」
それと同時にその場にいた全員に揺が走る。
いや、俺も建國なんて聞いてないんだけど・・・・・・
テュールに知ってた?と顔をむけるが首を橫に振っている。リーンはと思い顔を見ると「へ?」みたいな顔で見ていた。
あいつ・・・
俺はジト目でアレクを見るが華麗にスルーされた。
「それではソルニア國王よ。さらばだ・・・神夜」
「ああ、はいはい。それじゃあ、あばよ。アルバにもよろしく伝えけおけよ『転移』」
俺達はアルステッド辺境伯屋敷に転移した。
- 連載中231 章
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