《められていた僕は召喚された世界で奈落に落ちて、力を持った俺は地上に返り咲く》第44話 訓練と変化
軍議から行軍開始までの期間、神夜とステラは軍隊から素質のある兵士を100人集め訓練を行うことにした。
「さて、お前達は俺の指揮の下獨立遊軍部隊兼対勇者獨立部隊としていてもらうことになる。」
その言葉にザワザワと聲が上がるが、それを気にせず話を続ける。
「しかしお前らは弱い!今のままでは勇者には負けてしまう。だから殘りの期間で俺のティアが全力でお前達を鍛える。」
そういうと手を挙げた男がいた。
「その訓練をければ俺達は勇者に勝てるようになるのか?」
「なる。というか勇者を超えてもらう。この部隊は戦爭後このオルフェリアス帝國軍の幹になる。お前達は戦後、皇帝直屬の部隊になる者や將軍としてあの軍隊を率いて戦爭や反の鎮圧に向かうことになる。戦爭に勝ったとしても隣國の脅威や反の可能は必ずあるからだ。そんな時皇帝を支え、國を護る存在になるんだ」
神夜の言葉を聞き、その目に力が宿る。
「さて、訓練の容だが。お前達には相當きついものになるだろう。簡単に説明するとまず一年間・・・修行する。」
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全員が「はい?」という顔になった。
「ああ、言い忘れた。俺はお前達にとって理不盡だ。同じ人間だと思うな。やるからには徹底的にしごく。お前たち100人をこの大陸最強で最恐の部隊にする」
またもや「はい?」という顔になる兵士たち。
「1年間は俺の作った空間世界で過ごしてもらう。まずはそっちに行くぞ」
神夜が"門"を開き、神夜の創造した異空間へ兵士は移する。
「この世界はあちらの世界の時間と違う。的に言うと向こうの一日がこの世界での一年間だ。そして向こうでの7日間この世界での7年間だな。ずっと修行詰めだ、」
そうして神夜とステラによる地獄すら生溫い修行が始まった。
そして7日後元の世界に戻ってきた兵士達はアレクから『聖魔隊』の名を貰う事となった。それは後に皇帝直屬近衛軍と帝國軍総司令及び直屬軍となり、帝國を支える最強の剣となるのはまだまだ先の話。
「神夜、彼らにどんな訓練をしたんだい?」
出陣前夜神夜はアレクに呼ばれ晩酌に付き合っていた。
「ちょっと·····いや、めちゃめちゃ厳しく仕上げた。一日が1年になる異空間で7年間だ。さすがに7年間じゃ聖人級にはなれないからな。魔法の薬ってやつを使った。」
魔法の薬ーーそれは進化の種と呼ばれ、人間の格を一段階強制的に上げ、進化させるものだ。元々存在はしていたが誰にも発見されずにいて、さらに副作用が強く取り込めば90パーセントが死の、5パーセントが暴走する。まさに超危険なものを、神夜が【創造】と【変質】にて副作用を無く安全に使えるようにして兵士達に取り込ませたのだ。
それにより集められた鋭は"仙人"となり埋もれていた才能が表に出てきた。
「あとは1年間を仙人級の力の慣れに使って、2年間を下済みの基礎能力強化期間、3年間を個別の能力に合わせた訓練をし、最後の一年でファフニールとオリエルティアを相手に戦闘させて仕上げた。」
「鬼畜だね」
「お前のためでもあるんだぞ?」
「わかってるけど、なんだか不思議なじだよ。君はコロコロ変わるね」
「は?」
突然そんなことを言い出すアレクに神夜はなんだこいつ?と思う。
「最初に會った時は異世界から召喚されて自分に力が無く知識を貯めようと前を向いていた。遠征に出て再び君と會った時は復讐に心が侵され、復讐の事をずっと考えていた。そして今はまた違う。正直あの勇者2人を生かしておいてくれるなんて思いもしなかったし、今は復讐のその先、もしくは違う道も見えてるんじゃないのか?」
「··········確かにそうかもな。なんでなんだか。けど俺の中にある真ん中にあるものは復讐だ。それは今も変わらない。」
「そうだね。とりあえず明日からは頼むよ。」
「もちろんだ。」
そしてついにオルフェリアス帝國軍による侵略戦爭が始まったのだった。
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